サウンド・オブ・フリーダムのレビュー・感想・評価
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う〜ん…物足りない
今世の中で人身売買という犯罪が、社会問題化してきている事は何となく知っている。
そしてどんな規模で、どのような組織が動いているのかが分かった事は収穫だったが、ほぼ想定内。
今回映画化されたケースは労働又は性的搾取だったが、もっとヤバい問題を何故取り上げ無いのか?
アドレノクロムという死に至る暴力を伴う事件の方が、より恐ろしい。
またこれに関わる層も富裕層や著名人とも聞く。
折角エプスタイン事件が表沙汰になったのに勿体無い。
ここに踏み込んでいたら良かった。
小事になるが、ラストシーンで1番大きな音が立つ選択をした時、心の中で思い切りツッコミました。
あと、この映画は劇場が限定されるので、ホームでない所に行きましたが、隣席に酒臭くて狭い場所にも関わらず足組むオッサンで、落ち着きもなく終始不快でした。
こんな事が
かつてないホラー体験
序盤〜中盤はそれなりに楽しめました。島でのミッションまでならば、ギリギリのところでリアリティも感じられましたが、それ以降の展開はどうなんですかね? 本当に事実通りなら申し訳ないですが、盛り過ぎて荒唐無稽な展開になりすぎてる気もします。
もちろん児童誘拐や人身売買は許されません。その意味で本作のメッセージを否定する気はないですし、本作の元になった活動は褒め称えられるべきことでしょう。
ただし、エンドロール内で主演のジム・カヴィーゼルが語っている内容とは程遠く、実際は古典的なコテコテの「ヒーロー映画」としての仕上がりです。
事実ベースの話ならもう少し抑えたトーンの方が個人的には、心を揺さぶられます。寄付とセットになった無料チケット配布は少し胡散臭さも感じます。
一本の映画として楽しめるところは少なかったですし、上記のとおり途中で覚めてしまったため、評価は星2つ。
ただ見た人たちの評価は高いようで、QRコードを撮影する人たちや上映終了後の拍手は、ちょっと背筋が凍りました。かつてないホラー体験です。
そんなことを感じる私は人非人なんでしょうね。
作品外のノイズがうるせぇ
個人的には特定の思想の元に作られた映画だろうが面白ければそれでいいと思ってる
そういう意味ではこの映画は間違いなく面白かった
主人公達が大してピンチになる事もなくトントン拍子に話が進むし
私が認識してる以上の事実は特に描かれなかったし
出所や根拠が不明の数字も多かったけれど
そんな事も映画なんだから些細な事
問題はこの事実に基づいた作品という
「事実」の部分だけを拡大解釈して
無駄にバカでかい声で「これが世界の真実だ」みたいなテンションで喚く人達と
これまた無駄にバカでかい声で「こんな映画はQアノンのプロパガンダでしかない」みたいな人達
映画を全部鵜呑みにする連中も
事実を全て無視して陰謀論だと決め付ける連中も
うるせぇよ!!
ちなみに最後に主演の人がメッセージで
人に勧めて欲しいみたいな事を言ってたけど
人に勧める程の作品ではないと思った
映画体験という空間で
あらすじ
国土安全保障省の捜査官ティムが同僚から小児性愛者の捜査から降りると言われ、逮捕されていた犯罪組織の仲介役を演技で騙し、一人の少年を救い出す。少年から今日までの日々を聞かされながら、国土安全保障省を辞職し、少年のお姉さんを救い出すために動き始める。
良かったところ
・ドキュメンタリー感があるアクションサスペンス映画
・ジム・カビゼールの自分も小児性愛者になってしまうではないかと闘う演技力。
・無駄がない少年少女が誘拐されてから救出され自宅まで戻るシーンでエンディング
・エンドロールのメッセージ
考察
・権力に縛られず、先進国を始めある程度の自由と選択で生きれる人が増えている中、犯罪が見えにくくなっている。
・制作から誰が小児性愛者であり小児性犯罪に関わっているかはわからない世の中、社会的圧力の制限から立ち上がってからの上映であるかもしれません。
・社会の現状を伝え、認識させる映画であり、より1人でも多くの方に見てほしい制作側の思いがあります。
児童性愛者のための人身売買組織に挑む捜査官
あまりに単純、共感できない
日本国民みんなが観るべき作品
とにかく飽きさせない展開の速さ。
最初からドキドキハラハラ。
これが現実とは思えないくらい胸が痛い。
観終わった後の喪失感?使命感?何とも言えない気持ち。
蔓延る闇業者、人身売買業者、人間の所業ではない。
日本の子供の行方不明者も数多くいるらしいから、この作品は決して他人事ではない。
いや、日本が1番闇が深そうだな。
テレビは事実を報道しないし、陰謀論者だQアノンだーと騒ぎ立てて、この作品のような真実を隠している。
今もなお、誘拐されている子供達がいる…
日本国民全員が観るべき作品。
現実から目を逸らしては行けない。
X(旧Twitter)で、真実を拡散してくれているQAJFという人達がいる。
テレビを観ずに、QAJFの情報を追うべき。
僕は、XのQAJFから情報を得ている。
この作品は真実だが、真実の闇はもっと深い。
情報の大切さ
見終えた直後と、その後いろいろな情報を調べてみてからの複雑な思いのギャップに、大変考えさせられた作品です。
寄付については、背景や使い道などを自分が納得いくまでしっかり確認してから行ってくださいね。
追記
森鴎外の「山椒大夫」の時代設定がいつかはわからないが、昔は日本でも、こどもの売り買いというのは実際にあったのだろう。
貧しい国や地域では、もしかすると今でも珍しいことでもないのかもしれない。
映画そのものの価値を確認するためにもう一度見たいと思っている。
追記の追記
もう一度見てきました。やはり感動しました。いい作品だと思います。
しかし、あるレビューにもあったように「何を言うかより誰が言うか」は大事かなあ、という気持ちもあって、評価に迷っているところです。
闇はもっともっと深い
本作品と「シビル・ウォー」を同日鑑賞。わかる人にはわかるチョイス笑
邦画でも同じ題材で阪本順治監督「闇の子供たち」という作品がある。
偽善だらけのハリウッドで制作できたのは凄い。
観客のほとんどは「ペド最悪だね」以上の感想はなく終わるのかなぁ。
恐ろしいのは昔から西洋では子供がもっとおぞましい目的で拉致され続けている事。
最近だと米民主党、エプスタイン島、パフ・ダディ…。
さすがにそこまで踏み込めないから、制作側としてはこれを観る事で問題意識を持つきっかけになる事を観客に期待しているのかと。
最初の、おとり捜査にひっかかるペド野郎の風貌と「〜スキー」という姓で東欧系ユ◯ヤ人だとわかる匂わせはある。
主演のジム・カヴィーゼルもプロデューサーのメル・ギブソンもよく消されないで頑張っていると思う。
ここ日本はどうなんだ?
衝撃的な実話
誰も否定できないところにつけ込むのがマルチっぽい
先週(10/2)観た映画は「サウンド・オブ・フリーダム」。中南米を舞台に幼い子どもたちを誘拐しアメリカの小児性愛者(ペド)向けに商売をしている組織を追う捜査官の実話がベースになっていて、近年増えているといわれる性奴隷として売買される児童を少しでも減らそうとこの映画は制作され、趣旨に賛同した人々(おそらくは多くが敬虔なクリスチャン)の寄付を基金とした「ペイ・イット・フォワードキャンペーン」を行っている。犯罪潜入捜査ものとして普通に良くできていてそれなりにハラハラもするのだけれど過激さが抑え気味で、重要な子どもたちへの悲惨な性的行為が全く描かれていないのはどうなんだろうか?またエンドロールで主役のジム・カビーゼルが出てきて観客へ直接「ペイ・イット・フォワード」を呼びかけるのもマルチまがいで問題。興行収入(映画がヒットしたかどうか)は純粋に観客数で測られるものだろう。
繋ぐべきバトン
家族を愛する捜査官の男が、組織に誘拐された子どもたちを救う為に闘う物語。
まさに世界に蔓延る闇の問題ですね。
人身売買を行う悪人は300人近くも捕らえた実績があるものの、救えた子どもの数は…。
そんなこともありながら、ティムの潜入捜査が始まっていく。
末端の悪人から芋づる式に…という展開はシンプルながら見応えがありますね。観ているこちらも「まさかティムは…」なんて思わされてしまう潜入はお見事‼
小物を辿りながら少しづつ核心に近づいていき…合間にうつされるこどもたちの悲痛な表情、叫び声がやるせない。。
単身中南米に乗り込まざるを得なくなってからも、ひとりまたひとり仲間が…この展開はアツい‼島でボクサー(⁉)と相対したときの緊張感ときたらもう‼
そんなこんなで、ここでおしまいかなぁ~残念。…と思った所から更なる展開が‼
死体が見つけられるな!…の言葉の裏に潜む漢の覚悟に涙。
とにかく終始、心を抉られる物語だし、こんなことが現実に起こっているのだから世界って場所は。。
それでも、自らの命をかけ彼らを助ける正義があること、助けられたこどもたちの安らかな笑顔に救いも感じられた傑作だった。
寄付したいと思ったなら色々調べることをお勧めします
是非観て欲しい
感情を揺さぶられる名作
本当に信じがたい作品でした。しかし本作で描かれる児童誘拐と人身売買は、今世界中で発生している事件のほんの一角に過ぎません。
児童誘拐、人身売買、性的虐待といった国際的性犯罪の数々。その市場規模は年間約1,500億ドルと言われている。本作は、それらの犠牲となった少年少女を救い出すために過酷なミッションに挑んだ実在するアメリカの元政府職員ティム・バラードの闘いを基にした衝撃の物語です。
アメリカでの公開時には賛否両論が巻き起こる中、異例の大ヒットを記録し「23年全米映画興収トップ10」に堂々のランクインを果たしました。イエス・キリストを描いたメル・ギブソン監督作品『パッション』で知られる演技派俳優ジム・カヴィーゼルが、マフィアの巣窟へと乗り込む連邦捜査官をリアルに演じています。
監督と共同脚本を務める「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」のアレハンドロ・モンテベルデが児童人身売買の底知れぬ非道さに真正面から斬り込み、心に突き刺さる作品として完成させています。 メル・ギブソン製作総指揮。
●ストーリー
2013年、舞台はホンジュラスのの首都テグシガルパのある民家。ロシオという女の子は歌うのが好きで、家の中でサンダルをバシバシ叩いて音を出しながらいつも歌っていました。そこに美麗な身だしなみのジゼルという女性がやってきます。ロシオとは市場で出会ったようで、子どもモデルになる才能があると見込んで勧誘しにきたようです。「この子の歌は素晴らしい」と、父親のロベルト同席で褒め称え、ロシオはウキウキに。さらに、ちょうど帰ってきた弟のミゲルも一緒に、勧められるままにオーディションを受けてみることになります。子どもたちをオーディション会場に送ったロベルトは入室を禁じられ、「迎えは夜の7時」とジゼルから言われます。そうして集められた子どもたちは、カメラに向かってポーズをするのでした。
けれども19時に迎えにやってきた父親は、オーディションが行われていたはずの部屋がもぬけの殻であることを知り、絶望するのでした。
ところかわって、カリフォルニア州。米国土安全保障省の捜査官のティム・バラード(ジム・カヴィーゼル)は、「ペド(ペドフィリア 小児性愛者)」を逮捕する仕事をしていました。今日もターゲットの家を特定し、児童ポルノのやりとりを確認した後、突入します。
子どもたちは、売られるまでアメリカ国内にはいません。そして彼らは、アメリカにいる小児性愛者たちが、違法サイトにログインして子どもを注文したり、あるいは子どもたちのリストとなる顔写真をアップロードした瞬間を狙って逮捕するのです。つまり、子どもたちがアメリカに連れてこられる前に逮捕してしまうわけで、ティムは子どもを直接的に救うことは出来ないのです。ティムは、そんな仕事をもう12年間も続けていたのでした。
彼の仕事は、報告書を作成するために、ペドたちが撮影していた「変態ビデオ」をすべて観なければならないのです。そしてどんなに同情を寄せても、子どもたちを救い出せているわけではなく、ただただ犯行シーンを傍観するだけのことを強いられます。ティムの若い同僚は、「殺人現場はいくらでも見てきたけど、これは違う」と、殺人現場を見るよりもさらにキツイ仕事だといいます。そして「この仕事から降ります」とティムに伝えるのでした。
ティム自身はこの使命に燃えていました。しかし、どんなに大勢の児童性的虐待者を逮捕し起訴しても、さらにどんどん犯罪者は沸いてでてきます。キリがありませでした。
そんなティムも家に帰れば、妻と子どもに囲まれた温かい家庭が待っていました。酷い現実を知ってしまっている今、落ち着くことはできません。
子供を誘拐された被害者の父親の「娘のベッドがカラなのに、眠れるか?」の言葉に、じっとしていられませんでした。そしてある作戦に独断で動くことにします。逮捕した容疑者のもとへ行き、密談し、わざと和やかな雰囲気を演出することで、ティムも児童に性的に興味があると信じ込ませることに成功します。最初は警戒していた容疑者もすっかり騙されたようで、児童の人身売買のネットワークにアクセスする方法を教えてくれます。 用済みとなった容疑者はすぐに警察に逮捕させるのでした。
次ぎにティムは、上手い具合に人身売買された子どもと面会できる機会を手に入れ、子どもを購入した男を逮捕します。保護した子の名前はミゲル。冒頭に登場した姉と誘拐された少年でした。後部座席でわけもわからないように縮こまって座っていました。ティムは優しく言葉をかけ、事情を聞きます。
ミゲルは姉ロシオと一緒に誘拐され、コンテナの劣悪な環境で海を渡ったそうです。その狭い空間には他にも大勢の子どもたちが押し込まれていたとのこと。途中でミゲルだけが買われ、姉とは離れ離れになりました。ミゲルは「テディベア」という愛称で扱われ、見知らぬ人に売り渡されてしまったのです。
空港で父の元に連れて行き、無事に再会を果たすことができましたが、姉のロシオがまだ行方不明であることを知り、ティムは必ず助けてみせると誓います。
やがてティムは、上司から特別な捜査の許可をもらい、事件の温床となっているコロンビアに単身潜入します。そこで彼は、いわくつきの前科者バンピロ(ビル・キャンプ)や捜査の資金提供を申し出た資産家、地元の警察などと手を組み、大規模なおとり作戦を計画するのです。ティムの少年少女たちの命を救う捜査は、やがてティムは一人の人間として尊い命を救うため、自身の命をもかけた壮絶な闘いに挑んでいくのでした。
●解説
冒頭で「実話を基にしている」と表記されますが、本当に信じがたい作品でした。しかし本作で描かれる児童誘拐と人身売買は、今世界中で発生している事件のほんの一角に過ぎません。
本作は最後に、色んなデータが表示されます。人身売買は今、年間1500億ドル以上のいち大ビジネスになっているそうです。1年間で2200万件のポルノ画像がネットに上がり、過去5年間で人身売買の件数は5000%に膨れ上がっています。さらに印象的だったのが次の表現です。
『奴隷としての生活を余儀なくされている人の数は、奴隷制度が合法だった時代と比べても、過去最大だ』
悪名高き、アメリカの奴隷制度時代よりも、現代の方が「自らの意思に反した生活を強制される人の数」が多いというのです。そして、アメリカ国内では数100万人が子どもが性奴隷として監禁されているのだとテロップで訴えていました。
本当に信じられない話ですい。恐らくそんな事実も関係しているのだろう、本作は5年前に制作されたのですが、色んな障害にぶつかり、公開できなかったそうです。
アメリカとしては、そんな現実を知られたくはなかったのでしょうか。そういう意味での圧力みたいなものがあったのかと想像してみたくなります。
●感想
本作には、そんな児童誘拐と人身売買について世界に知らしめたいという熱い使命感を強く感じさせてくれました。
例えばエンドロール中に主演のジム・カヴィーゼルが登場しこんなことを強く語りかけるのです。「多くの人がこの現実を知ることが大事だし、そのためにこの映画はいい入口になる」と。普通なら「宣伝文句」に感じられてしまうこの言葉が、実に切実なものとして伝わってきました。
また本作は映画が始まる前に、非常に珍しい字幕が表示された。「エンドロール中にQRコードが表示されるので、それは読み取って構わない」というものだ。
英語のサイトに飛ばされるので内容ははっきりわかりませんでしたが、どうやら本作のチケットを購入して、多くの人に進呈してほしいという呼びかけのようだったのです。
ジムはティム・バラード本人の職務に同行して役作りに励んだそうで、細かいところまで迫真の演技でした。
ところで日本に住んでいると、本作で描かれるような人身売買はあまりピンと来ないのかもしれません。日本は「子どもが1人で電車に乗れる国」であり、平均的な国と比べてもとりあえず安全ではあります。ただ日本も、北朝鮮による拉致被害という、状況的にはまったく同じ問題を抱えています。また、闇バイトによる雑な強盗が増えている現状では、いつ日本の子どもも狙われるか分からりません。決して「対岸の火事」ではないと思うのです。
なので、ひとりの少女を救出するため、政府職員の職を辞し、単身でコロンビアの反政府勢力支配地域に乗り込むティムの気持ちに、思わず感情移入してしまうことでしょう。 ハリウッドのアクション作品にはありがちなヒーローだといえばそれまでですが、幼い子供を持つティムを突き動かす、誘拐された子供を救いたいという親としての気持には、何の衒いもなく、演出過剰もなく、ついつい共感してしまうのです。
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