サウンド・オブ・フリーダムのレビュー・感想・評価
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ちゃんとした社会派映画
児童性搾取を取り上げる作品がしばしばやらかす「児童をセクシーに描写する」という過ちを犯していない作品。
売買され、搾取される児童たちの悲しみがしっかりと描写されていて好感が持てた。
ヒーロー映画としても完成度が高い。みんなに観てもらいたい作品。
劇場で見逃してはならない
あまりに卑劣な児童売買の被害を受ける子供たち。
彼らを救うため立ち上がるのは子を持つ親としての正義感。実在の人物をベースとしているのが熱い!
人身売買をするのは人の皮を被った化物。激しい憤りに襲われ、どうにか救い出してくれと手に汗握る、そして臨場感が凄まじい。
この臨場感がより内容を鮮明に刻み込んでくれるので、映画館で観るべき!
信じがたいが事実なのだ
児童誘拐、児童の人身売買、児童の性的虐待、とても信じがたいですが事実をベースとして
この映画はつくられており、衝撃を受けました。
人権とは?人としての尊厳とは?
こんなことを生業にしている連中がいることが許し難いですし、
児童を自分の都合のよいように扱う大人たちにも虫唾が走ります。
映画は観ていて実にエンターテインするのですが、
主人公の活躍が非現実的すぎて、リアリティは欠いてしまったように思います。
特に後半がそんな感じに受け取れました。
エンドロール中のジム・カビーゼルによるメッセージはすごくよかったですね。
斬新でしたし、魅入ってしまいました。
宮崎では今日から公開で、私はレイトショーで観ましたが
そこそこ観客が入っていてうれしかったです。
多くの方々に観てほしい、そして事実を知って欲しい作品です。
陰謀論として耳にしていた児童人身売買、まさかそんな事!! 私は人間...
陰謀論として耳にしていた児童人身売買、まさかそんな事!!
私は人間の性善説を信じていました。
けれどこの映画を観て、平和ボケしていたのだと悟りました。
一人でも多くも方に観て欲しい、そして、何か出来たらと感じました。
監督、制作に関わった全ての人々、そしてキャストの皆様に感謝申し上げます。
この映画を通じて、今も闇で行われている行為に歯止めをかけらるならば・・・・
人身売買のテーマは意義がある
何の障害もなく姉弟を助け出す。他にも誘拐された人はいるだろう。無視して救い出す苦悩を少しぐらい見せてくれ。酒飲みながらワハハのシーンを少しだけ削って、そのような場面ぐらい入れて欲しかった。
元ミスコン女王にモデルがいるのかは知らないが、テディベアと名付けたマダム隣のおっちゃんにはモデルがいる
2024.10.23 字幕 TOHOシネマズ二条
2023年のアメリカ映画(131分、G)
実在の捜査官のエピソードを基に描かれる児童人身売買の闇を描いたクライム映画
監督はアレハンドロ・モンテベルデ
脚本はロッド・パール&アレハンドロ・モンテベルデ
原題の『Sound of Freedom』は「自由の音」で劇中に登場するセリフのひとつ
物語の舞台は、ホンジュラスのテグシガルバ
元ミスコン女王のジゼル(Yessica Borroto Perryman)はある家を訪ねた
そこには少女ロシオ(クリスタル・アパリチ)と弟のミゲル(ルーカス・アヴィラ)がいて、ジゼルは彼女たちの父ロベルト(ホセ・ズニーガ)に「子どもをモデルにしませんか?」と勧誘を行った
ロベルトは了承し、二人を連れてオーディションが行われるホテルの一室へと向かった
オーディション用の写真を撮ることになり、約束の時間まで待つことになったロベルトだったが、戻ってみたら部屋には誰もおらず、そこにいた数十名の子どもたちも忽然と姿を消していた
一方その頃、カリフォルニアのカレキシコでは、国土安全保障省のエージェント・ティム(ジム・カヴィーゼル)が相棒のクリス(スコット・ヘイズ)とともにある男の家宅捜索を行なっていた
そこには小児性愛の容疑者オシンスキー(クリス・アヴェデイシアン)が住んでいて、彼を逮捕するに至った
だが、オシンスキーから有力な情報を得られなかったティムは、上司のジョン(カート・フラー)にある作戦を進言する
ティムは小児性愛(ペド)のふりをして彼の信用を得て、そして情報を掴み取ることに成功する
そして、彼から仲介人の情報を入手し、ドン・フエゴ(マニー・ペレズ)と一緒にいた少年ミゲルを確保するに至った
映画は、ミゲルから情報を聞き出すティムが描かれ、彼には行方不明のままの姉がいることを知らされる
そこで、コロンビアに乗り込んで、現地の警部ホルへ(ハビエル・コディーノ)に協力要請をする
ティムは、ホルへからバンビロ(ビル・キャンプ)という男を紹介される
彼は児童売買の組織から子どもを買っては解放するということをしていて、麻薬カルテルの元資金洗浄係をしていた
バンビロは、ジゼルと面識があり、彼女はナイトクラブの経営者カラカス(グスタボ・サンチェス・パーラ)などを通じて児童売買を斡旋していることがわかった
だが、ジゼルは知人や紹介なしでは合わない女と言われていて、そこでティムはある作戦を思いつく
それは、地元の富裕層のパブロ(エドゥアルド・ベラステーギ)の協力を取り付けて、会員制のサロンを展開しようというものだった
そして、そのサロンに必要な子どもをカラカスに集めさせ、そしてジゼルを誘き出すことに成功するのである
映画は、実話ベースということだが、どこまでが実話かはわからない感じになっていた
当初はオリジナル脚本として制作していたところにティムを嵌め込んだ形になっていて、児童売買組織の手口とか、その経路などはリアルなのだと思う
だが、姉弟の救出エピソードは盛った感が強くて、最後の反政府組織のアジトからの脱出は実話とは思えない
反政府組織のボスが小児性愛者で、そこに単独で乗り込んで、ボスを始末して脱出すると現実では何が起こるのか
おそらくは、手下どもがボスの仇を探さんとばかりに動き出し、伝導団も皆殺しにされる可能性はあるし、コロンビアの比較的平和な場所でも暴力行為が横行するだろう
そう言った影響とかを完全に無視してシナリオを作っているので、さすがに実話でしたを信じる人はほとんどいないように思えた
映画のエンドロールでは主演からのメッセージがあり、「QRコードをかざしてね」みたいなやり取りがあるのだが、制作サイドがそのメッセージを発信したら負けだと思う
語り手が語りたくなる映画を作るのが本懐であり、それを促すような発言をすると反発を喰らう
そこにモデルの人が登場しないところが色々とアレなのだが、そのあたりは英語版Wikiでもググってね、という感じになっている
5年公開が遅れたというものの、本当の理由はなんだったのかなあと思ってしまった
いずれにせよ、実話ベース云々を抜きにしても、風呂敷の畳み方が思った以上に雑のように思えた
現地の警察でも力が及ばないところに売られたという設定は映画的すぎて、本当の出来事だとしたら世界的なニュースになっていると思う
麻薬の密売の人員確保のために人身売買の被害者がいる、というところまではあり得ても、反政府組織のボスが小児性愛者で、さらにそれを助けにきた「アメリカの一般人」に殺されたとなれば組織も黙ってはいないだろう
下手をすればコロンビア政府と全面戦争に入ってしまう可能性もあったりするので、もう少し現実路線にシフトしたほうが良かったと思う
数年後に本当のところが判明する可能性も低いので、人身売買を身近に感じてもらおうとするならば、もっとリアル路線に寄せたほうが良かったのではないだろうか
神の子どもたちは売り物じゃない。
主人公が言うように、見たくない聞きたくない題材なんだろうが、目を背けてはいけない、耳を塞いではいけない。
映画の力。劇場で観ることは特別なこと。スペシャル・メッセージで訴えているようにひとりでも多くの人に劇場で観てほしい。この思いに応えて上映している劇場の少ないのが残念。
50人以上集めさせたことで新たに攫われる子どもがいるんじゃないかと心配。あと、反政府のリーダーがわざわざお金出して見たこともない子どもを買うのが不自然だし、あんなに上手く見つけて逃げ出せるのかな、と思ったけど実話なんだ。
そろそろ現実を……
見損ねたと思っていたら、一週間延長して公開されていたので、急いで観に行った。
実話とのこと。薄々は知っていたけど、現実をみせつけられた。
是非映画館でみるべき映画だと思う。
日本は一周おくれていると思った。そろそろ現実を認めるべき。
BBCで報道されて、やっと重い腰をあげた、日本のテレビ、マスコミの罪は重い。
マスゴミと揶揄されてもしかたがない。
そろそろ、目覚めるとき。
この映画を見ようかどうか迷っている方は、是非、鑑賞してください。現実を知ってほしいものです。
陰謀論界隈の話に少しでも興味をもっている人にとっては、「当たり前のことで、今さら・・・」って感じる内容ですが、見ようかどうか迷っている人にとっては、恐らく、人身売買のようなこの手の陰謀論的と呼ばれる話が現実にあるということは衝撃的かも知れません。
しかし、そろそろ、我々、日本人も目覚める時だと思います。疑問に思うべき時だと思います。知りたくないという人もいるかもしれませんが、知っていて知らないフリをするよりも、本当に知らないということの方が、このような犯罪組織には、「真に」都合が良いからです。
なぜ、この映画の公開には時間がかかったのか?
なぜ、トランプ元大統領は、メキシコとの国境に壁を作ろうとしたのか?
なぜ、トランプ元大統領は、3度も暗殺されかけたのか?
なぜ、イーロンマスクは、ツイッターを買収したのか?
なぜ、なぜ、なぜ、・・・・・・・・・・・。
忙しい日常生活の毎日を送る中で、このような疑問に思いを馳せる時間は、なかなかないかもしれません。しかし、我々一人一人が、少しでもそれらに疑問を持って考えて、その一つ一つの点が線に変わった時、あなたの意識は大きく変わっていることでしょう。
そして、この映画は、きっとそのきっかけを与えてくれる素晴らしい映画だと思います。
並々ならぬ熱意の源は…
全米1位の割に本邦の公開規模は小さいし、5年も公開できなかった理由はわからんが、QRコード流して無料鑑賞や寄付を受け付けてまで本作を広めたいと、児童誘拐・人身売買を憎む制作サイドや主演ジム・カヴィーゼルの熱意はすごい。話は直線的に進むヒーローものの作りだが、芦田愛菜級にうまい子役たちの演技を見せられると、わが子がこんな目に遭ったら恐怖!ペド許すまじ!という気に…気に…なったわけだが、なにか引っかかる感じもあったり…。
で、その予感通りというか、本作はQアノン陰謀論者による作品らしく、高評価もその支持者によるものとのこと…。う、うーむ。そうなると、本当に人身売買が行われていたにしても、300万人とか言ってたその規模や本作の基となっているtrue eventもどこまで信じていいのやら。モデルの捜査官ティム・バラードにも怪しい噂がつきまとっているようだし…。
演じるカヴィーゼルはメルギブのパッションやパウロなど宗教的な作品に主演していて、私生活では熱心なカトリック信者らしい。作中、彼の行動原理としては純粋な正義感だけしかないようだし、子だくさんな家庭に描かれているのは避妊も中絶もしないという証だろうか。
フェイクニュースが溢れる今の世の中では、結局「何を言うかより誰が言うかが大事」というのは正しい気がして、個人的にはこの★評価。裏金議員が「日本を強く豊かに」と言ったところでろくに信じられないのと同じだろうか。
Escape From Darkness 人間社会の闇からの脱出
本作についてはモデルとなったティム・バラードや主演のガヴィーゼルの言動、そしてQアノンとの関係がなにかと物議をかもしてる。あと、個人的にはメル・ギブソンが製作サイドに名を連ねてるのが気にはなるが。
監督は本作は事実に基づくと言いながらもドキュメンタリーではなく、映画的創作も加えてるし演出もしている、ティム本人からのリサーチを経てはいるが適度な距離感を持って脚本を書いたという。
映画が製作者の意図せぬところでしばしばプロパガンダに利用されることがあるのは「バックトゥザフューチャー」や「フォレストガンプ」の例を見ればわかることだし、(ちなみにゼメキスはゴリゴリの共和党支持者)今更騒ぐことでもない。また、モデルとなった人物を美化してしまうのも「シンドラーのリスト」の例を見ればわかる。(あの作品を見たシンドラー婦人が夫はあんな善人ではなかったと語っている)
本作を取り巻くそんなネット上の情報に惑わされて作品評価を下げる意見も散見されるが、本作の本質を理解していれば描かれている内容の何が大切なのかは理解できるはずだし、それら飛び交う情報がいかに作品の本質と無関係なのかがわかる。
反政府組織が支配するコロンビア奥地でジョン・ランボーよろしく少女の奇跡的な救出劇などというものが本作の訴えたいところでないことは普通に鑑賞していればわかるし、本作はそもそもティム・バラードの英雄的行動を称賛するような作品ではないのだ。
むしろティム本人がどんな人間だろうが関係ない、シンドラーが人格者であろうがなかろうがあの作品の評価が変わらないのと同じように。作品の本質はそこではないからだ。
重要なのは今のこの世界で現代の奴隷制度とも言える人身取引が年間数十兆円の市場規模を持つ巨大産業として成り立っていて、このグローバル社会においては誰もがそれと否応なく関わりを持っているという事実だ。
本作では人身取引の中でも特に子供の性奴隷に関して焦点が当てられている。これは人身取引全体の中でもかなりの比重を占めていて深刻である。小児性愛者の性的搾取という点ではその被害は日本も例外ではなく、その検挙数を見ても氷山の一角であることがわかる。
映画「SNS」で描かれた事実は日本でも頻繫に起きていて、今や誘拐などの物理的方法によらずにネット上だけで精神的な性的搾取が容易に行えてしまうのでその実態を把握するのは困難だ。
こういったネットを介しての性奴隷の売買が本作で描かれてるようにSNSがその温床にもなっている。
まるでネットの世界の闇は人間の心の闇と繋がっているかのようで、その闇の深さは想像を絶する。ティムが潜入したジャングルの奥深さなど比べようもないくらいに。
奴隷は子供に限らず成人女性に対する性的搾取など、後発後進国の貧困問題が性奴隷を生む土壌となっているし、これは性的搾取に限らず奴隷労働、はては紛争地域などでは子供の兵士利用など態様は多岐に及ぶ。
奴隷制度なんて言うと日本では関係ないなんて思う人もいるだろうけど、ホストの売掛金のために女性客が風俗で強制的に働かされたりと普通に起きてるし、それこそ外国人研修制度を悪用して奴隷のように外国人を安い賃金で酷使したり日本も現代の奴隷制度と全く無関係とはいえない。
また先進国において人々は知らず知らずに奴隷制度に加担しているケースもある。安価なファストファッションの製品やバナナ、カカオなどをはじめとするありとあらゆる農産物が手軽に手に入るのはすべて産地の奴隷労働に支えられているからである。ある意味我々の生活はそんな奴隷制度によって支えられてると言っても過言ではないのかもしれない。
この作品を鑑賞してその描かれた事実を知ってしまうとこの資本主義社会において先進国と呼ばれる日本に暮らす我々はその事実を見て見ぬふりはできなくなるはずである。
差し当たって我々にできることといえば奴隷制度による搾取から生み出されたものを消費しないことだが、子供の性被害についてはペドフィリアは依存症の一種であり、その自覚がない人間が多く検挙されない限り本人たちはやめることができない。麻薬常習者と同じで完全な撲滅は難しいのかもしれない。
それ以外の奴隷労働に関してはフェアトレード商品以外の安価な製品の購入を控えることで多少は効果があるかもしれない。需要がなくなれば奴隷労働による供給も減少するだろうから。
ただ、今の世界の状況を見ているとやはり完全解決は難しい。資本主義社会であり続ける限りは奴隷制度は根絶できないのかもしれない。奴隷制度は労働者からの搾取を基本とする資本主義から必然的に生まれたものといえるからだ。
主人公のティムは捜査にあたり人間社会の闇の深淵をのぞき込み、心を蝕まれた。この闇にとらわれた自身の心を解放するには闇にとらわれた子供たちを救い続けるしか方法がない。
彼の心が闇から解放され日の光を浴びれるのはいつになることか。
本作を鑑賞して私自身も世界を包み込む闇の一端に触れてしまった。知ってしまったからには主人公と同じくもはや後戻りできない。
意義のある作品
エンドロールでの最後のメッセージ含めて社会的に制作意義のある素晴らしい作品でした。冒頭の監視カメラ映像による多くの誘拐シーンや、いくつかの出来事、魅力的な登場人物によってあっという間の鑑賞でした。過去の歴史含めて現在が人身売買が最も多いとかアメリカが小児性愛の大きな消費大国だとか知らな買ったことも多く何か自分に出来ることは何かを考えさせられる作品です。昔、日本でも神隠しというある日突然子供(大人も?)が消えていなくなる事があったようですが、今でも年間の10代の子供の行方不明者が年間15000人、うち9歳以下でも1000人以上いる中には同様の犯罪に巻き込まれてないから心配です。
驚きの実話ベース!
2008年に阪本順治監督が「闇の子供たち」というタイの人身売買をテーマにした作品を撮り話題になり、その頃から中国では臓器売買目的による幼児誘拐が後を絶たず、更には近年、岸田政権による事実上の移民解放政策により日本でも中国人による幼児誘拐が散見している事実!
本作は大半が中米舞台ながら、欧米の大金持ちが誘拐ビジネスにどう関わっているか、今後の対策は?という部分まである程度想像出来る実話ベース映画で非常に興味深いが、その中にも事実に近い形のスリルとサスペンス満点なアクションもあり、目が離せない傑作だ!
事実は映画より奇なり
南北アメリカ大陸でいまだに行われているという児童人身売買を告発する作品でした。事実に基づいたお話ということでしたが、路上で遊ぶ子供を強引に連れ去る実際の映像も流されており、ゾッとしました。本作のストーリー上は、フェイクの子役オーディションで子供を集め、親を一旦帰宅させておいて連れ去るという手口が出て来ました。これも実際にあった手口なんでしょうが、最早子供から1秒たりとも目を離したら危ないという世界であり、実に恐ろしい話でした。
で、誘拐された姉弟をアメリカの移民税関捜査局の捜査官であるティム・バラード(ジム・カビーゼル)が救出するというお話でしたが、これが実にドラマティックで、シリアスな内容ながら物語的にも非常に上手に創られており、ある意味フィクションとして楽しめる作品でもありました。ただ実際は事実に基づいた作品なので、単純に楽しんでいいものか微妙な気がしないでもないところでした。いずれにしても、”事実は映画より奇なり”だと感じたところです。
しかし誘拐された児童が売春窟で売春させられていたり、変態のオッサンに買われていたりと、あまりに酷過ぎる話であり、幸いこの種の犯罪は日本国内ではあまり耳にしないところではありますが、犯罪の国際化は日々広がっているので、気を付けねばならないところとも思いました。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
子供が攫われて売買されている(過去最多)
映画の向こうにある、まず、現実に驚愕した。
奴隷の数、「今」が史上最多であり、未成年の奴隷の数も最多ということも。
いろんなところから「圧」がかかって、上映までに5年かかったということも。米国が最大の需要国、ということも。
映画という媒体を通して、この問題の存在を知った。
神の子は売り物ではない
世界における性奴隷の人数が奴隷制度がある頃より多いという事実。そしてその内訳は子供がほとんどで、その数百万人に及び最大の性的搾取の顧客を抱えているのがアメリカという最後の告発に驚くやら呆れるやら。そもそもアメリカという国のモラルの無さとその文化と習慣の中心にいるアングロサクソンの残酷さは、長い年月をかけてお金と地位を手にした有色人種にも伝播して気狂いじみた出鱈目な欲望(そして陰謀論という名の真実)として表面化してるわけだけど、囮捜査で使われた島のイメージは、まんまエプスタイン島なのに人身売買の裏で暗躍する人達や太顧客にコーケイジャンの富豪やセレブが入ってなかったのは告発と認知のための映画としてはかなり物足りないかもしれない。これでは、真実を知りたくない人たちには、中南米で行われている対岸の火事にしか見えなくなってしまう恐れもあったりすると思うしミスリードにも繋がりかねない。最近のパフ・ダディの逮捕やら元大統領や大物議員の色々な疑惑や告発が続いているので、中南米の話にするよりはマイアミとかカリブ諸島とかの話にしてくれたほうがよりインパクトは出た気がするけど、それだとたくさんの関係者が行方不明になったり嫌がらせが横行して作品自体が日の目を見ることもなかったかもしれないからメル・ギブソンなりの塩梅なのかも…実際公開までに5年くらいかかったみたいだしさ。
囮捜査で救えなかったお姉ちゃんをジャングルの奥地にただ独りで助けに行く、みたいな見せ場というかストーリー上のギミックはわりといらないので、もっとストレートにペドとペドへの協力者の金以外のモチベーションが知りたかったな。だってこいつら人じゃないでしょ?なんでこういうことするのかを少しでも良いので説明するシーンはあってもよかったかな。とはいえアドレノクロムの話とかすると一気に胡散臭くなっちゃうし…
とにかくこの映画が映画館で見れていることが世界の希望だし、興味や関心のなかったたくさんの人が観てアメリカという国の異常さを認識しつつ、子供は攫われるかもしれないから周りの人が目を離さない習慣をつけてもらえたら良いな。アメリカなんて子供独りで家で待たせてたら親が虐待で逮捕されるのにも関わらず連れ去りすごいもんなあ。日本でも年間約15000人の10代の行方不明者がいるって事実も最後に伝えて欲しかったな。狂った世界に警鐘を鳴らすのも映画の仕事!あと映画館で見ることの大切さも主演のジム・カヴィーゼルが端的に語ってくれるから必見だし、ペイフォワードの仕組みも初めて見るから興味深いし、映画を使って世界を変えていく新しい試みとしてすごいから自分で調べてみてね。
それではハバナイスムービー!(初めての水曜日の1,100円観賞)
子供の人身売買
この映画を観て直ぐにはレビューを書けなかった。この映画はなかなか上映できなかったそうです。またSNS等でこの映画名をあげると直ぐに"バン"(シャットアウト)されるらしいです。どこまで世界は闇深い(病み深い)のだろう…そして罪深い。
世界では本当に幼児少年少女の誘拐が多発している。その問題をストレートに映像化したのが本作だ。なんとこれは実話だ。あまりに人の皮を被った鬼畜の多い事か⁉︎ 実は性奴隷だけで無く、臓器売買の対象でもあるらしい…余りに恐ろしくおぞましい事だろうか。まさしく悪魔の所業としか言えない。
そして現在はネットの発達により児童ポ○ノも気軽に手に入る時代だ。それは恐ろしい悪魔を簡単に創り出す事が出来る時代なのだ。日本ももっと児童ポ○ノに関しては厳しい法律を作り規制を掛けるべきなのである。現在の法律ではまだまだ甘すぎます。もっともっと強化するべきです。手遅れになる前に‼︎ 悪魔達を育成しない為にも‼︎ 子供達の為にも‼︎
1本目
先週はとんでもない頭痛を催した事もあり、今週は評価の高い3つをハシゴ中です😊
でも、上映館や上映回数が減った都合で、なかなかハシゴに適した鑑賞パターンが見つからなかったので、仕方なく歌舞伎町へ😅
ただ、3本目の終わりは23時半だし、明日も歌舞伎町に用事があるから、いっその事、どこかのホテルに泊まろうか、イヤイヤ面倒でもやっぱり帰って仕切り直した方がいいかもなと悩み中です🙄
ところで、肝心のレビューですが、頭痛を催した映画と同様に重いテーマなのに、観終わって非常に清々しい気持ちになれたのと、いろいろ考えさせられるというエンタメの本質をついた作品は、どこぞの頭痛を催した映画とは雲泥の差でした😁
更に、エンドロールで主演俳優からのメッセージをカウントダウン形式でワクワクさせて、おまけに非常に心に響くメッセージ、そして鑑賞券をシェアするように呼びかける試みはとても素晴らしくて、どこぞの内山拓也に爪の垢でも煎じて口の中に突っ込んでやりたいです(笑)
まだまだ、先週の頭痛を思いっきり引きずっていますね(~_~;)
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