「Sweet&Bitter×SF感涙ファンタジー×古川琴音」言えない秘密 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
Sweet&Bitter×SF感涙ファンタジー×古川琴音
冒頭から古川琴音演じる雪乃がミステリアスな存在として描かれ
伏線が張られていきます。
ピアノを軸とした恋愛ストーリーでありながら、雪乃の謎が気になるミステリーでもあります。
一方、京本大我演じる湊人は、横田真悠演じるひかりへの態度は酷いですし、
京本大我の演技も私としてはうまいとは言えないレベルなので、ちょっとここが興醒めポイントなのです。
湊人の父役の尾美としのり、雪乃の母役西田尚美など、脇がしっかりしている分、余計にそう感じました。
前半はひたすらSweet。実に青春している湊人と雪乃。
ここでの雪乃の湊人への態度、一挙手一投足が伏線だということが、後々わかるのですが、
その感動への伏線の張り方が古川琴音の凄さでもありますね。
後半40分はBitterでもう涙腺崩壊タイムとなっていて、
雪乃が21年前の過去からタイムスリップして現代に来ていることがわかり、
そこから数々の謎が明かされていくわけですが、もうそこが涙無くしては観られないわけです。
「言えない秘密」って何だろう?🤔とずっと考えていたのですが、なるほどと思いました。
しかもピアノの存在がタイムスリップのキーになっているのも、実に軸がしっかりしていると感じましたね。
とにかく古川琴音の演技が素晴らしく、彼女でなければ、ここまでの感動作にはなっていないように思います。
京本大我とW主演ということで、おそらく集客にも寄与することと予想はしますが、
古川琴音の存在が圧巻です。
現状、代表作といっても過言ではなさそうです。
鑑賞後感も最高で、今夜は寝つきが良さそうです。
「古川琴音の存在が圧巻です。現状、代表作といっても過言ではなさそうです。」⇒おっしゃる通りです。
「鑑賞後感も最高で、今夜は寝つきが良さそうです。」⇒良い褒め言葉ですね。