映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のレビュー・感想・評価
全89件中、1~20件目を表示
近年では珍しくあまり刺さらず「オリジナル版」の難しさを感じる。深く考えずに見るのが正解か?
例えばハリウッド映画では宇宙人も含めて英語で話すことも珍しくありません。
その点「ドラえもん」では「翻訳こんにゃく」などを用いることでキチンと不自然さが解消されたりと、意外とリアリティーのある設定になっています。
だからこそ、気になる点を減らすことが重要になってくるのですが、本作では不自然さが目立ったためか、それほど入り込めずに終わりました。
例えば、無記名の封筒が郵便受けに入っていて、それを偶然のび太やドラえもんが郵便受けから出して、それを開封して読む、というのは工夫がなさすぎるように感じます。
しかも、それがジャイアン、スネ夫、しずかの3名も含めて、となると…。
さらに、その怪しすぎる手紙により夜に自発的に全員が動くというのは、いろんな意味で厳しい設定です。
この事例が象徴的ですが、全体的に厳しさを感じてしまう展開が多く、近年ではあまり練られていない部類に入っているように感じました。
とは言え、音楽がテーマ。定番の「のび太の成長物語」は健在です。「映画」だからと肩ひじを張らずに、深くは考えずに物語に入り込むことができれば、定番の「映画ドラえもん」として成立しているのかもしれません。
音楽が好きな人は見やすい映画
最後半まで暇だが、最後半の盛り上がりが凄かった
正直、ストーリーはイマイチでした。
何かどこかで既視感があったんですよね。
そもそもストーリーがなんか最近のソシャゲみたいで、クエストをクリアするごとにランクが上がっていく。
音楽で昔失った何かを色々と復活させる・・・なんかやっぱり既視感。なんだこの違和感と思ったら、DEEMOですよ!!!
演奏して失ったものを復活させるってDEEMO2やノスタルジアにとっても似ていました。
更に登場したお人形にくるみ割り人形に犬(DEEMOでは猫ですが)。完全にDEEMOの映画じゃないですか。
ただ、タイトルに書いた通り、最後の大演奏や伏線回収は非常に良かったと思います。
最後半まで暇だが、最後半の盛り上がりが凄かった
とある懐かしい曲をドラえもん達が演奏してくれるのですが、旧ドラファンとしてはドラえもんのうたが良かったかな・・・でもそんな曲最近の子供達は知らないだろうし、結果的にはあの曲で正解だったと思います。
あとはまぁ、製作者の旧ドラえもんスタッフに対する敬意は非常に感じられました。
特に藤子先生に対する敬意とメッセージは感じました。
皆さんも是非探してみて下さい。答え合わせはYouTubeの「ゆっくりドラちゃんねる」さんが同じ意見を感じていらっしゃったので、そちらでお願します。
「【映画パロディ⑤】ドラえもんの映画パロディ!ワサドラ編Part4!」で検索すれば出てきます。
それと、ミッカがとっても可愛い
今季映画のダークホースだった
「まぁ普通のドラえもん映画やろな」とフラッと観に行ったらとんでもないものを叩きつけられた。
今作では明確な「敵」がおらず、ほぼ自然災害に抗うような物語ではあるものの、それ以外の側面持っている。怪獣映画的でヒロイックな物語…具体的な名を出すなら「ゴジラ」に近いだろうか。
視聴者の年齢によって受け止め方が変わる事態の深刻さ、序盤から名前等が出てるのに絶妙に隠されていたある人物の姿、もう一押し欲しい!と言うところでしっかり巻き返してくる敵、美し過ぎるタイトル回収。こうした演出のレベルがかなり高くるまとまっていると感じた。
それと、今作は音楽がメインということで音の広がりにも着目していただきたい。何気ない動作一つ一つにファーレ(=音楽)が混ざっている。
総じて、満足度の高い映画だった。
事前情報が欲しかった
返却時に賠償請求される
⭐︎3.6 / 5.0
ドラえもん関係ない
主人公が音楽の練習をしているところに来訪者が現れ、来訪者のホームに招かれ、そこで問題を解決しながら大トラブルに対処するという、ドラえもんが主役でなくても成り立つお話。昨今の映画ドラえもんは、単体でも映画成り立つような未来的な舞台を用意するからドラえもんが必要ない。
また、冒険にも出かけない。今回も、巻き込まれ、招待され、舞台を用意されたらようやく主体的に動くという感じ。その主体性も用意された舞台という鳥かごの中でしか発揮されないので、私の心は躍らなかった。子供たちには魅力的な舞台なのかもしれないが…。
また、去年は「僕らの友情が世界を救う」をキャッチコピーにして、くどいながらもその通りであったのだが、本作の「響きあう!ぼくらの音の大冒険」には賛同しかねる。招かれたお屋敷でわいわいするのを冒険とは言わないので。
新ドラえもん映画で一番良かった
素晴らしかったです。新ドラえもん映画で一番良かったと思います。
私はドラえもんで育った世代で、我が子と観に行きましたが、ドラえもんというのは、ストーリーに関しては、もう昔以上のものは作れないと思うんです。今は制約も多いですし、子ども向けという枠で決まってしまっている。王道以外ありえません。
あと頑張れるところといえば、映像や音なわけですが、映像は最高の技術でしたし(タイトル導入は新恐竜並みに鳥肌ものでした)、音楽もクラッシック好きにはたまらない出来となっています。映画館で観て良かったです。
音楽は地球を救う
子供の時以来、ひっさしぶりの劇場版ドラえもんを劇場にて鑑賞。以前WOWOWさんの力を借りて全作一挙観しようと試みたこともあったけど、ドラえもんについては一挙観の必要無しと自分なりに判断。そう思った理由がドラえもん映画って設定こそ毎度さまざま変わるものの、結局のところ大きく3つのパターン(ドラえもんが壊れるパターンと相手のラスボスが異常に強いパターンと環境問題系、だったかな?もう忘れちゃったよ😂)に分かれるんだとわかったらなんか興醒めしてしまい。子供にわかりやすくと言う意味では適切なんだろうけど、だとしたら大人のあたしが時間を費やして観るのはなんとなく違う気がして断念。そこからドラムービーには手を出さずにいたけど、今回の『地球交響楽団』はとっても気になりまして。自分でたてた誓いを破ってでも(←言い過ぎ)観てみようと思ったら、自分の直感は正しかった!あたしは観たことがないドラムービー第4のパターン展開!それが「悪者の登場がなくて何も起こらない平和パターン」www。むしろなぜそれで成り立つのかがわからないけど、ちゃんと成り立ってる。ドキドキとかハラハラとかしなくていいから同日朝一番で中国の大作SF映画「流転の地球ー太陽系脱出計画ー」を観てきた自分には丁度いい箸休め?お口直し?になったかな。そして「流転の地球ー太陽系脱出計画ー」の鑑賞直後だからなのか、このドラえもん作品までなんだかスターウォーズへのオマージュに思えてくる。登場人物のバッチとモーツェルがまるでR2D2とC3POに見えてたww
※求愛行動がんばってたオス猫ちゃんがエンドロールでしっかり結ばれてるのを確認できてハッピー気分💜
オーケストラに期待したがイマイチ
もはや子供向けではない
全89件中、1~20件目を表示