「小2の娘と」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) きゃさんの映画レビュー(感想・評価)
小2の娘と
子供はAmazonプライムなどで、大山のぶ代さん時代の映画も含め、おそらく全部観ています。私も近年3年ぐらいと、大山のぶ代さん時代の作品はまぁまぁ大体観てるかな?というぐらい。
私今まで観たドラえもん映画の中で一番好きでした(ミニドラとかドラえもんズなどを除く)
映像全体もワクワクキラキラ可愛くて、力が戻って復興していくところとか、音楽を視覚的に見せてくれるのも良かった。ロボットなどのキャラクター達も一人一人顔がみんな違う。ドラえもんが盛り上げる為に、のび太やしずかちゃんが持ってるぬいぐるみや人形を動かして演奏させるシーンも、「しずかちゃんの大事にしてるお人形だ!」って一瞬で分かったし(旧作のリトルスターウォーズから出てるし、前作のリメイク版にも!)昔の作品をスタッフが丁寧に、大事にちゃんと作っていることに感動しました。映画版って、のび太があまりにも無駄な努力したり、感動させてやるよ!みたいな、いかにもなシーンが多くてシラーっとなることも多かったんですが、これは真っ当な努力でした。そして、本当に素晴らしいな、と感じたのが、音楽が戻った!という最初のシーンが、セミの鳴き声だったことです。外国では虫の鳴き声は騒音というか、耳に入らないと感じるという話がありますよね。でも日本人は虫の音って表現するぐらい、季節を感じたりする上で、虫の鳴き声って大事な物なんだと思います。この映画では虫の鳴き声を音楽として捉えている。なんか本当に良いな、、と思い涙が出てきました。その後はキラキラしたシーンが出てくるたびに泣いてしまいました。更年期障害か?ちなみに私は音楽の成績はマジで3以上とったことがなく、リコーダーは緊張してまともに吹けた試しがないし、ピアノは習っていたけど、あまりにも嫌いすぎて、今でもピアノを見ると体と手がこわばるぐらい音楽嫌いです!
でも本当に素敵な作品でした!
子供に終わった後「お母さん音楽好きになった?」と聞かれて「いや全然」と答えました。
子供もちょうど小3からリコーダーが始まるので、良いタイミングだったな、と思います。
子供にも安心して観せられる作品だと思いました。