「音楽とコロナウイルスとの戦い」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) あしたさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽とコロナウイルスとの戦い
どういう展開になるかとハラハラして見てしまうドラ映画ですが、今回は脚本が特に良かったです。
意志のない厄災ノイズ=ウイルスとの戦いをベースに、団結=音楽の力で乗り越える、という近年のわれわれが経験してきたことをベースに見事にドラ映画に反映させていました。
演出面で目を引いたのは、冒頭のオープニングの音楽と白鳥の荒々しいアニメーションと、終盤ののび太が宇宙に放り出されたシーン。
特にのび太の宇宙シーンはドラ映画の中で1番のび太が死を実感して絶望したシーンとなっていて白眉でした。
近年オリジナルドラ映画の中でも傑作と思いました。
あえてもっとを望むなら、西洋楽器だけではない世界中の楽器で融合するようなストーリーであればもっと良かったのではないかと思いました。
稼ぎ頭のドラ映画だからこそ、もっと凄いストーリーであってほしいし、そのポテンシャルがあった作品だったと思います。
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