「芯に響いてくる」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) marさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0芯に響いてくる

2024年3月16日
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正直に言って、ストーリーは予想の範囲を超えてこない。
でも僕の知る限りで、ドラえもんシリーズで最も音楽にフォーカスした作品だと思うし、実際の音に感動できる唯一の作品だったと思う。

連綿と続く人類の歴史のそばには常に音楽があり、人の営みこそがシンフォニーなのだっていうとこになんかもう、僕は年甲斐もなく感涙してしまった。というか、レビューを書きながら涙ぐんでしまうほど芯に効いてしまった。
となりで見ていた息子にはいまいち「ピピっと響い」ていないようだったので、もしかしたら子ども向けになりきれてなかったとは言えるのかもしれない。

なんだけど、皆んな違って皆んな良いというか、多様性みたいなものを嫌味なく、爽やかに描ききったというとこに前作とは違う良さがあったと思うし、作り手のみなさんには心からの賛辞を贈りたい。
僕にとってはシリーズ中で最高の作品。

mar