「じんとくる場面が多数 ラストも伏線回収ですっきり」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) 若旦那さんの映画レビュー(感想・評価)
じんとくる場面が多数 ラストも伏線回収ですっきり
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最近のドラえもん映画の中では、個人的には群を抜いて感動できる素晴らしい作品でした。周囲の人にも映画館での観賞を勧めたいです。
音楽等の教養、娯楽がなくなった世界がどのように荒廃するのか、エネルギーを独り占めしようとする人がいるとどうなるのか、非常に分かりやすく描写されていました。
言葉や文化の壁を越えて分かり合うことができる音楽が持つ良さ、強さを感じられる作品でした。
主人公たちが自分に合った楽器と出会った際に、のび太が苦手なリコーダーを選択したこと、ピヒョロ音(「の」の音)が無駄なものではなかったこと、個人が主張するのではなく、互いを生かし合おうとする協調(ハーモニー)がファーレの力を強めるというところにいたく感動しました。
冒険して、事件に巻き込まれて、解決!というよくあるドラえもんのストーリーとは少し違っていて、ディズニー映画のようなメッセージ性とミュージカル性を感じる新しいドラえもんという印象でした。
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