私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?のレビュー・感想・評価
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馬は飼ってないからね
フランスの原子力企業のアレバ社で、5期に渡り組合代表を務めてきた女性が襲撃されて、捜査と裁判に翻弄される話。
極秘に手にした中国との合弁計画を調べる中で襲撃されて巻き起こって行くサスペンスだけれど、ことが起きてからは彼女が襲われたことへの話しばかりで、会社の計画に関する話しはほぼストップ。
これはこれで面白かったけれど、それをも乗り越えてという様な感じかと思っていたから、個人的にはちょっとズレてしまった感覚も。
妨害工作であったのか警察は関与していたのかというところにも疑念を抱かせる作りではあるし、事実そうなのかも知れないけれど、それを決めつけたら一審の際の警察や検察のそれと一緒というジレンマに陥るというね…。
しかしイザベル・ユペール何歳の設定よ?真っ白に飛ばしてメガネで隠してたけれど、目元や手の皺は流石に…。
映画界の至宝イザベル・ユペール主演。上映館が少ない。
社会派サスペンス。人権を軽んじる権力者が、利権を守るために、歯向かう者を脅し、暴力で黙らせようとする。そして事件を調べる検察(?)が、思い込みと先入観から自分が考えたストーリーに沿って被害者モーリーン・カーニーを加害者に仕立ててしまう。圧力をかけられたモーリーン・カーニーは、精神的に追い詰められ、参ってしまい、やってもいない罪を自白して加害者にされてしまう。何てこったい。
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驚いたことは、これがたった10年前の2012年のフランスの事件だってことだ。50年前のフランスならともかく、10年前のフランスはもっと女性の人権が尊重されてる国だと勝手に想像してた。これじゃあ日本とさして変わらないと思った(もちろん日本よりはましだろうけど)
上映館が余りにも少なすぎる。2023/10/28(土)現在、全国でたったの6館。
東京は吉祥寺で近日中、全国でも順次公開だがヤッパシ少ない。
また同じ事が起きるのかな
本人がどうやって自分の腕を後ろ手に縛り上げたか実証せず自作自演と決め付けるとは…無能すぎ。シーンがなかっただけで実証していたのかと思ってたわ。
こういう映画を作ることができる土壌が羨ましくもある
結局、主人公は本来の目的を達成することができなかったし、真犯人はつかまっていないし、フランス政府は結局中国と提携することになる。しかしこういう現在の政権に真っ向からは向かうような映画を作って公開できるような土壌と気概があるというのは、羨ましくもある。
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