「日本人としても恐ろしい」私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰? La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人としても恐ろしい
フランスの巨大原子力企業アレバの闇を組合代表として暴いて行く女性の物語と思っていたら、口封じの性加害とセカンド・レイプを巡る捜査と裁判の物語であると分かって来ます。真相究明を巡る描写も生々しく、男の僕でも少し辛くなる場面もありました。それにしても、これが事実に基づく話である事が空恐ろしい。イザベル・ユペールはこんな時にも毅然と立ち上がるなぁ。
アレバを実名で取り上げているのも凄いのですが、このアレバこそ、結局使い物にならなかった汚染水処理装置をフクイチに巨額で売った企業である事を思うと、日本人としては別の意味で恐ろしくなりました。
2023/12/7 鑑賞
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