劇場公開日 2023年10月13日

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「心はあるのか」月 麻婆春雨と担々麺 大盛さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0心はあるのか

2025年5月22日
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鑑賞方法:映画館

映像作品とは直接 関係はありませんが              『人間とは自己の利益を最大化にすることを目的として行動する個人』 或いは 『すなわち、諸君が産まれたての赤ん坊のとき、また中学生の時期、社会人になったばかりの頃そして現在の自分は、見た目や姿形は違っていても ずっと自分(という同じ人間、同一の存在)であり続けていたはずである(少なくとも、諸君はそう信じている)。人間の身体は数年間で細胞がすっかり入れかわってしまうと言われるが、そうであるならば、少なくとも分子や原子のレベルでは子供のころの諸君自身と現在の諸君は別の存在のはずである。それにもかかわらず、自分が自分であり続けてきたはずだと言い得るのは、何を根拠としてそう主張できるのだろうか。ここに自己同一性を説明するために、「真の実在」たとえば霊魂とか、精神とか、理念またイデアとか、、、をもちだしてくる根拠が存在する、、、云々。 』  以前、読んだことがある学術図書の文言をふと思い出しました。勿論、母親の幼子に対する無償の愛を否定するものではありません。       感想を述べるには躊躇してしまうほど難しい映画でした。作品から自分自身(私)を問う。戒め?を受けている。そんな印象を持ちました。衝撃的な終盤に向かって進むわけですが宮沢りえさんと佐野勇斗さんの対峙 問答がひとつのクライマックスだったのだと感じます。彼が恋人を抱きしめながら凶行を告白する場面は人が壊れていくところを見せつけられた様な気がしました。この映画の下地にある背景については自分の日常では経験していないので語る事は出来ません。 アップリンク吉祥寺・早稲田松竹にて鑑賞

麻婆春雨と担々麺 大盛
2025年5月22日

「スクリーンのなかの障害」という書籍を読みました。 これは秀逸ですね😊 映画『500ページの夢の束』『ワンダー 君は太陽』は素晴らしい作品です。人に薦めたいと言いたいところですがその行為が恣意的な感じもして自重しています。                Realityを追求するあまりに心苦しく感じる方がいるのではないでしょうか。🤔              表象の次元における障害の描き方 社会における障害の捉え方 「障害を演じる行為」及び「観客がそれを観る行為」を成り立たせる境界の存在 この本に書いてある文言です。 普段はあまり意識していませんが今回は少し心に留めながら読み進めました。 自分が思いも寄らなかった視点が提起されているので考えさせられます。

麻婆春雨と担々麺 大盛
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