劇場公開日 2023年8月11日

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「やや何を言いたいかわからない点はあるものの、基本的にはサメ映画。」シャーク・ド・フランス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5やや何を言いたいかわからない点はあるものの、基本的にはサメ映画。

2023年8月18日
PCから投稿

今年278本目(合計928本目/今月(2023年8月度)17本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。

 サメ映画といえばB級…とだいたい決まっているのですが、この映画は「上品なおフランスでまさかのサメ映画?」と公式がいろいろ宣伝していたように、「フランス映画である」という点が一つ絡んできます。一方、映画としては「一応」サメ映画のお決まりと言ったものはだいたい登場しますが、フランスの映画の規制事情なのか、突如関係なく「二酸化炭素による地球温暖化」といったヘンテコな方向に進むのがやや厳しいかな…といったところです。

 展開的には、ある村で起きたサメトラブルに対処すべく…というように場所の移動がほとんどない(地理的移動はほとんど存在しない)という事情もあって、フランスの地理事情について詳しくなくてもわかるように配慮があります(また、サメというのも「どこにいるのか」というのはある程度わかっているので、その点で「このサメはこの付近にはいないけど」…といった誘導展開もつくので、地理に関してもあまり深いところまでは求められません)。

 なお、ツイッター(現X)の公式アカウントでは「日本語吹き替え版が存在する」とのことですが、東京都の一つの映画館でのみの模様で、当方が見に行ったときはフランス映画という扱いの字幕つきの普通上映(というか、サメ映画に日本語吹き替えというのも珍しい?)でした。

 採点に関しては以下を気にしたものですが、あまり大きな傷ではありません。

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 (減点0.3/突然関係のない話がいきなり出てくる)

 「二酸化炭素による地球温暖化」の話にせよ、グルテンフリーだったか「健康食」の話など、あまり関係のないことを突如言い出すシーンがありますが、基本的にこれらはノイズワードです(映画の本筋とは一切関係しない)。なぜかしら妙なまでにヘンテコに登場するので気になったところです(温暖化問題については実際議論のあるところで、「そういうことにふれた映画は補助金が出る」というような扱いなのかな?)。
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yukispica