劇場公開日 2024年3月15日

「もっと「間取りミステリー」だったら面白かったのに。もう「犬神家」「八つ墓」パクリ作品は法律で禁止してほしい。佐藤二朗がイイ。」変な家 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0もっと「間取りミステリー」だったら面白かったのに。もう「犬神家」「八つ墓」パクリ作品は法律で禁止してほしい。佐藤二朗がイイ。

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

佐藤二朗の真面目な演技を楽しめたので、嫌いにはなれない映画ですが、ハッキリ言ってしまうと、「非常にユニークな「間取りミステリー」が、導入部(と本家の間取り)だけはユニークだけど、いきなり後半はありきたりな展開のホラーになってしまう話」を、ベテラン俳優陣の起用と演出で、何とか映画として成立させた作品。

恐らく(読んでませんが)原作はもっと「間取りミステリー」中心なのかもしれないが、そのままだと映画として弱いから、ホラー的要素の本家周りの話を映画的にスケールアップさせたときに、ありがちになったのだと推測します。
「本家に行く」「謎の儀式」というくだりから急に「ありきたりな」ホラーになる。
んな、バカな。
あきれた。
映画版鬼太郎もだが、もう、小説や映画での、「犬神家」や「八つ墓村」の安易なリスペクト(という名のパクリ)は禁止にしてほしい。
ドラマ「トリック」の頃、深夜ドラマでいい加減やりつくしたでしょうに。

豪華俳優陣、石坂浩二、高嶋政伸は観ていた最中は、まったくわからなかった。
根岸季衣は、かろうじてわかりましたが。
金田一耕助を演じた俳優が犬神家側を演じることになった石坂浩二、
終盤いきなりチェーンソーふりまわす根岸季衣、
こういう役が大好きと公言していて今回の役作りの姿勢も尊敬できる高嶋政伸、
最近不思議な毒親のイメージ定着の斉藤由貴、
とベテラン勢(東宝映画に親和性の高い)の活躍が映画の質を支えていて、こういうジャンル映画でも見下すことなく出演していることが嬉しい。
(が、実のところ、もっと他に出る映画があってもいいのではないかと思ってしまって、ごめんなさい。)

ITOYA
YOUさんのコメント
2024年3月27日

同感です!惜しいんですよね。
原作は真ん中くらいのところで本家編に突入なので、前後編ぐらいにしないと収まらないのです。

YOU
大吉さんのコメント
2024年3月22日

法律で禁止に賛成です。

大吉
おじゃるさんのコメント
2024年3月20日

コメントありがとうございます。
おっしゃる通り「間取りミステリー」を期待して観に行ったのに、因習村ネタに頼る安易な決着に心底ガッカリしました。予告と序盤がよかっただけに、本当にもったいなく感じます。

おじゃる
seiyoさんのコメント
2024年3月19日

コメントありがとうございます。

石坂浩二さん、高嶋政伸さん、根岸季衣さんもわかりませんでした💦

後半の部分は作者が映画のため、追加したみたいですね。

seiyo
グレシャムの法則さんのコメント
2024年3月19日

おはようございます。
ITOYAさんの推測通りだと思います。
原作の小説としての強みは、そのまま映像化するのが難しいので、映画化にあたって苦労したのだと思いますが、あらぬ方向に暴走してしまったような感じです。

グレシャムの法則