「言うて小説も面白くないから納得」変な家 Nux/ニュークス 👑さんの映画レビュー(感想・評価)
言うて小説も面白くないから納得
小説を読んで行ったのですが、小説では静かな雰囲気が怖く、少し不気味な感じ。
原作との違いについて酷評してる人が多いのですが、それはこの映画を小説そのまま映像化したいのか、それとも原作と違った面白さを作りたいのかで違うと思うので、そこについては分かりません。
だけどそれに関して、製作陣はどうでもいいと思ったそうな気がします。「原作人気だから映画化しても人気出るやろ!」っていう考えでしょうか。
もしそうならばずいぶん甘い考えですね。
で、映画は演出や音響でビビらせてくるのが多め。不気味さ、不安さはある。
いちいちビビらせてきてちょっとムカつくんだよね〜
後半にかけてなんとかスケールを大きくしようとしてる感が出て、ごちゃごちゃ感もあって戦闘シーンも入り、なんの映画だっけ?ってなった。
〜〜〜↓小説のレビューも含まれます↓〜〜〜
様々なところで話題になった本作ですが、話題になったことの一つで、雨穴がSNS上に「ゴミ」と投稿していました。
もしこれが映画に対して言っているのであれば、「いやお前、製作に関わってなかったの?」って感じです。「流石に原作者だから参加させてほしいと言えばいくらでも参加できるはずなのに参加しなかったのはあなたでしょ」って感じです。そんな映画化する意欲もなかったのにゴミという言葉だけで片付けるのは流石に雨穴にも落ち度があると思います。
まあ何か製作に参加できない理由があったかもしれませんが。
で、この変な家という作品全体についてですが、youtubeの動画の動画までが1番いいと思いました。
なぜかというと、「この動画は本当に実在した間取りを元に動画を撮っているのかどうか」のように様々な妄想ができ、現実かもしれないという怖さが1番あったからです。
で、小説と映画についてですが、もう動画の良さは無くなっていますよね。でもそれは作品化する上でしょうがないのでそもそも作品化に向いてないんですよね。
で、小説と映画の方のストーリーは序盤は結構良かったんですけど中盤から終盤にかけてグロくて不潔なストーリーになっていって、ただただ不快なだけなんすよ。
そう言う不潔なシーンがあるならそれなりのセンスがないとただ不快でいらないシーンの場合もあるんですよね。
それに後半から最初の間取りの真相なんて忘れさせてくれるので、観客や読者が興味ない時間が多いんですよね。
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映画の方が酷評のようですが、個人的には小説が面白くないから映画でホラーっぽさを強めた意図も分かる。