ロスト・キング 500年越しの運命のレビュー・感想・評価
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汚名返上!?リチャードⅢ世
推し力や探究心が奇跡を起こした。どんなに好きでも頑張っても、叶わないことはある。この物語はそれに運命的な直感が絡んで、リチャードⅢ世の遺骨発掘に成功している。自分が思うように評価されなくても、自分が納得行くように頑張ろう、頑張ってもいいんだと少しだけ励まされたような気がした。
手柄の横取り
脊柱側彎症のリチャード3世白骨発見のニュース写真、うっすらと記憶があった。
これは映画化したくなる気持ち、わかる。
アマチュア歴史家の感情的直感的な発掘作業に懐疑的だった大学当局のわかりやすい変節、が白眉だったのだろうか。見終わってみて、、、。
一発屋に対する学者の嫉妬心みたいなものも、人としては頷ける。彼らの人生は継続的に学問に捧げられているものだから。
しかしながら、言うこと聞かない二人の息子の子育て、元夫との切れないしがらみ、持病などを抱えながらも人一倍仕事頑張る女性の方が運の神様に好かれたのだと思う。こだわるべきところには徹底してこだわり抜き主張できるか、諦めて楽な道を選ぶか、この分かれ道は誰の人生にも普遍的なものだと思う。大抵の人、少なくとも私は後者を選んできた。
ところで、主人公のファッションに注目して見た。公式の場にはほとんど招待されなかったので、終始きれい目色のニット、比較的ワイドパンツ、こなれたロング丈のトレンチコート、ちょっと関西チックな柄のリュック。大人の自由研究にふさわしい、英国カジュアルだ。
書を持って秋のお散歩に出たくなった。
ロマンスではないです
リチャード3世の汚名を返上し
イギリスの王墓に彼を埋葬させるパワーある女性の奮闘記
(・・・というと軽いか?)
実話です
シェイクスピアの劇を観た彼女に、リチャード3世の「幻」が出てくる所が面白い(劇の人の見た目の幻になります)
あまり喋らないですが中々の男前です
(ゲーム・オブ・スローンズの人だからしっくり来る)
まずはリチャードの遺体を探す所から始まり
発掘は実績も何もない彼女が王墓を発掘させる時が一番大変だった
大学の旧体質に辟易し、市議会に弁を振るうパワフルさ
離婚した夫や明るい子ども達が見守るのは救い
再婚すれば良いのにとは思った
手柄を横取りされたり色々ある彼女ですが
一番刺さったのは
「仕事は感情的にならない」これは刺さる
ロマンスではないので苦手な人にも観てもらいたいです
会えたわ…
職場で正しく評価されていないと感じている女性が、思う所あって悪評の多いリチャード3世の遺骨を探し、500年越しの真実を探る物語。
2012年に世界を驚かせたニュースを題材にした作品ですね。
私生活で燻るフィリッパがリチャード3世に思いを馳せるは良いが、その遺骨を探し出すと言い出すとは…辛いですがそりゃあ周りの反応はごもっとも。
そんな雲をつかむような目標に真っ直ぐ挑むフィリッパの姿にはアツくなるし、段々と協力してくれる人が増えるのもグッときますね。
匿名の2000ポンド…なんて粋なことを。
「R」の演出も心憎いですねぇ〜!
また、発掘された頭蓋骨、心なしかフィリッパにお礼を伝えているようにも見えました。
そして、大学のヒールっぷりも見事ですね。何とも憎々しい。
1人の女性が奮闘するヒューマンドラマでありながら、ファンタジックな要素に加えコメディでもあり、家族の物語も。思いの外目頭が熱くなるシーンも多かった。
長過ぎる時を経て新たな評価が生まれ…500年という時に思いを馳せながら、腐らずに自分も頑張って行こうと思わされた。本当に良い作品だった。
R(楽天じゃないよ)
どこまでが真実なのかはわからないものの、すっかり歴史の定説とされた事をひっくり返した事件が一人の市井の人物の能動によりなされたことに素直に感動。美しくも地味になりかねない映像も適度なフィクションやファンタジーを交え飽きさせない。ラストの学校での講演もいい感じ。悪役になった大学や教授もモデルがあるんだろうけどクレーム来そう(笑)
信念を貫く主人公の姿に心揺さぶられる
実話を基に作られたヒューマンドラマだけどファンタジー要素もたっぷり。それでいて知的で奥深い作品。サリーが劇中にポリポリと後頭部を掻く姿は他の作品でもよく見る。これこれ、サリー・ホーキンスの癖だよねってちょっと嬉しくなったり。
シェイクスピア、世界史、ヒューマンドラマなどが組み合わさってなかなかの良作。
『ママは行方不明』同様、主婦や母が世に出て活躍し、それを夫と子どもが支えて応援するという描写が最近は多いように感じる。
歴史的大発見!
前評判一切無しで完全『ジャケ買い』ならぬ『ポス鑑(=ポスター鑑賞)』📽
あのポスターの少年は‥‥と思ったらまさかのサリー・ホーキンス‼️男の子だと思い込んでてごめんなさい🙏🙇♀️
シェイクスピアの題材としても有名で、稀代の悪党とされる『リチャード3世』。自分の中では吉田鋼太郎さんが演じてるイメージ(実際に観たことはないからわからないけど💦この間観た『カラマーゾフの兄弟』のイかれた親父でも良いw)そんな悪党が実はそんなに悪い奴ではないんぢゃないか〜という疑問から始まり、半ばリチャードに恋しちゃってるんぢゃないの??ってくらい執着しちゃった主婦がアマチュアながらにめちゃくちゃ調べて真実に突き進んでいく〜という夢とロマン溢れる実話😊
家族愛、歴史愛、愛国心とかさまざまな愛が垣間見え、ほっこりもする。でもそれより世の中に『正当に評価されない』ことは時代を超えて共通なんだなー、と考えさせられる作品。
リチャード3世が最後に放った「(フィリパが)わかってくれたならそれでいい」のやうな台詞。これこそが『王の威厳と貫禄』と感じちゃいました❤ ❤ ❤
歴史好き主婦の驚きの実話
リチャード三世が好きすぎて
名誉を回復するために始めた
活動が奇跡の大発見に!
家族の応援や信念を貫く主人公。
大学とかのいやらしいところは
いつの時代もあるんだなぁと。
最後の講演のシーンも良かったな。
フィリッパはとてもチャーミング
リチャード3世は知っているけれど、恥ずかしながら発掘のことは知らなかった。
言い訳がましいけれど、予備知識がないので新鮮な気持ちで観れた。
少々ファンタジーな作りではあるけど、いろいろな文献や意見の交換、そしてフィリッパの直感で掘り当てたのは、とてもロマンのある話だなぁ。観ていてとてもワクワクしたし、骨が見つかった時は鳥肌が立った。
それにしてもレスター大学のアイツは鼻持ちならないヤツだ。
しかし実話なので、アイツが失脚するわけでも、何かバチが当たる訳でもないのかもどかしい。
発掘後の穴にでも落ちれば良かったのに。
地元の映画館が閉館したので、圧倒的に本数は少ないけど、今年観た映画の中では1位。
時空を超えた推し活に泣いた
学者でも著述家でもない一般庶民の女性が、イギリスでも屈指の暴君とみなされているリチャード三世の名誉回復と遺骨探しに奔走するお話。
旧Twitter、現Xで見たのか、別のSNSだったか…。「推し」との出合いは運命なんかじゃない。人生の分岐や、停滞期に心に刺さったものが「推し」になるのだ…という意見を読んだことがあります。主人公のフィリッパも、ものすごく不幸ではないけど、うまくいかない毎日です。そんなモヤモヤのさなかに、自分に似た境遇のリチャード三世を「発見」し、彼にかかわっていくこととなります。
映画は悪役がいないと盛り上がりません。だからおおげさに脚色したのか事実なのか。「だって、シェイクスピアが悪役として書いたんだもん。だから悪い奴のはずだもん」みたいなノリの歴史学者が出てきました。学者なのにそんな曖昧な根拠でセミナーやっていいの?それ以外にもフィリッパを一般庶民と侮る自治体職員や大学関係者がたくさんいて、この環境でよく心折れずに頑張れたなぁと感銘を受けました。
作中ではリチャード三世の幽霊なのか幻覚なのか判然としない存在が現れます。彼は劇中劇でリチャード三世を演じた役者の顔をしているので、どちらにもとれます。でも私は本当のリチャード三世の幽霊だと思いたいな。
いろいろあって、全てが彼女の希望通りになったわけではないのですが、最期のシーンのフィリッパはとても美しい笑顔でした。「たとえわずかでも理解者がいるなら、それでかまわない」という誇り高いメッセージのように感じました。日夜理不尽と戦っている、市井の人々をたたえる映画のような気がします。
不当な評価で実力を認めてもらえない人間たちへの賛歌
朝ドラ『らんまん』の、主人公・万太郎と田邊教授との確執時代を思い出して重ねて観てしまいました。
本作は、難病に苦しんでいることや、中年女性であること、権威ある大学を出ていないなどというレッテルで、他人から不当な評価をされ、侮辱され続ける主婦が主人公。
彼女が、シェイクスピアの戯曲で「王位を簒奪したヴィラン」というイメージが普及しているリチャード三世に共感し、彼の正当性を取り戻すためにその遺骨を見つけたいと奮闘する姿は、多くの「評価されない人間たち」にも感動と希望を与えるように思いました。
かくいう私も、(自分が評価される云々ではなく)他人を病歴や学歴などによって差別的な先入観で見ていないだろうか?と、ハッとさせられました。
それと、彼女自身にフォーカスされがちですが、彼女のことを支えた元夫の愛情の深さや、女性レスター市議会議員が「女が感情や直感を口にするとなめられる」とアドバイスをするシーンが、涙を誘うポイント。
また、レスター大学やレスター市の役人たちが、計画から発掘まで彼女のことをさんざん馬鹿にしていたくせに、遺骨が見つかったとたん偉業を横取りし、素人である彼女の存在を消そうとした行動が腹立たしい。
権威主義者や、お役人という人間がいかに姑息で醜悪なのかは、古今東西変わらないんだなぁ、とも。
実話ベースと言いながら、実際には14年くらいかかった発掘までの道のりを、2~3年で済ませたように見えるのはなんだったけど(2時間で収めるための演出だから仕方ないが)。
病気で苦しみながらも諦めないエネルギッシュな主人公を、サリー・ホーキンスが熱演していて、物語への没入感を一層高めていました。
かなりの良作なのでおすすめします。
究極の主婦の推し活
信じることってスゴいバワーを生むのですね。究極の主婦の推し活でした。
しかし映画の題材って、いろんなところに転がってるんだなぁ~。実話ならではの説得力。この説得力はもちろんサリー・ホーキンスの名演があってこそでしょう。
史実って、けっこう脚色されてことってあるんだろうな。興味深い映画でした♪
丁度ピッタリ「普通の良さ」
シャカリキになって王の遺体を探すお母さんの「その辺にいる普通ぶり」の演技とケレンのない「普通の演出」が素晴らしい。特に、にっちもさっちもいかなくなった時の困惑ぶりが普通でよろしい。
王の亡霊の出てくるタイミングが絶妙。単調な話のアクセント。
脚本、話の構成がよく練られていますが、話の展開が早いのであっという間の110分でした。
しかし、スペンサーの時も思いましたが、松金よね子さんにか見えない。
パチパチパチ
ほろ苦いエンディングが良い
主人公の女性の願いが叶うには叶うのだが、現実には理不尽なことも起きることが併せて描かれ、そのほろ苦さと言うか、100%ハッピーエンドでイェ~イ、じゃないのが良かった。ほろ苦いながらも後味は悪くない。
主人公の旦那さんがいい人過ぎて、こんな旦那さん最高じゃないか!と見ながら何度も思った。
史実と知れば、すごい物語
シェイクスピアの影響が大きく英国史上悪名高く評されるリチャード3世。一方で実は名君だったとの評価もありファンもいるというこの英国王。日本で言うと天下は取れませんでしたが、光秀のような感じでしょうか?
特に歴史研究家や専門家でもない女性が、リチャード3世の幻影に取り憑かれ、500年もの間、その行方がわからなかった彼の遺骨を発見すると言う物語。うっすらとリチャード3世の遺骨発見がニュースになっていた記憶があったので、本作はそこから想起されたフィクションかと思っていました。しかしなんと、本作は多くの部分が実話を基にしているようでびっくりです。
流石に現実では幻影は現れていないかと思うのですが、本作の主人公として描かれ実際の遺骨発見の立役者であるフィリッパ・ラングレー氏は実際に起こったスピリチュアルな体験から、遺骨の場所の目星をつけたと言っているようなのです。
その他、映画だけを観ているとまさか現実に起こるとは思えない展開で、とても引き込まれます。
特筆すべきは主演のサリー・ホーキンス。『シェイプ・オブ・ウォーター』でもそうだったのですが、どこにでもいそうな雰囲気のこの人が演じると、どんなファンタジーでも現実感が増すように気がします(本作は実際に起こったストーリーですが、観劇中はフィクションと思っていました)。
また『フル・モンティ』以来でマーク・アディの芝居が見られたのも嬉しい驚きでした。
いずれにせよ「事実は小説より奇なり」を体現する一本。一部がしっかり史実としていることを知れば、現実離れしている話だけに大変興味深い作品であることは間違いありません。
自分の信念を貫くことの難しさ
実話を基にしたとの事だけど彼女の信念と屈しない精神にただただ敬意を示したい。
正当に評価されなかった彼女が最後評価されるのが嬉しかった。
どこか猟奇的なんだけど応援したくなるのは主役の人の力量なんだと思う。
BBCが作る良作
歴史的な発見にスポットを当て、国営放送局が制作した今作品ですが、登場する誰かに肩入れすることなく客観的なドラマへと仕立て上げたように思います。
ですから主人公は発見者であるフィリッパ(サリー・ホーキンス)であっても、偉業は評価されこそすれど、英雄とした扱いではありませんね。
誰しも善き処、悪しき処はあるものだ。そんなスタンスで忖度することなく描き出されたことが観終えた時の爽快感に繋がったような気がします。
一緒に観たパートナーの感想は「フィリッパって、ヤバい人だよね」でした。
確かに思い込みの激しさ、そして自らの病気をも前面に打ち出して戦う姿やのめり込んだら家庭も顧みない一点集中、確かに一般人としてのわきまえからは逸脱しているかもしれません。でも、古の時から、そういった突き抜けた人たちの情熱で偉大な発見に繋がったものって沢山ありますよね(ワタシが思い当たるのはシュリーマンの「トロイの木馬」くらいですが)。
家庭人としては難しくて、周りが振り回されても漲る情熱がいずれは周囲を協力者にさせてしまう、力で圧倒されてしまう人の生きざまに感服させられた良い作品でした。
不思議な実話
シェイクスピアの劇でリチャード3世を見た主人公が非情な話に疑問を感じてせめてお墓参りをしたいと考える。しかし、リチャード3世の遺骨は1485年に亡くなってからどこにあるのか分かっていない。
そのリチャード3世の遺骨を主人公が見つけるために奮闘する話。
リチャード3世の幻影は少し滑稽な感じに見えるけどそれがなかったらもっと単調になっていたかもしれないから良かったと思う。
いろんな機関の嫌な部分も赤裸々に見せていて良い作品でした。
この話を知れて良かった。
あり得ない実話に勇気をもらった
スティーブン・フリアーズ X サリー・ホーキンス
500年にわたり行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨発見の立役者となったフィリッパ・ラングレーをサリー・ホーキンスが演じた。
二人の息子と暮らしてるけど、精神的な疾患があるようで、夫とは別居し、職場では正当に評価されることがない。
そんな彼女がシェイクスピア劇「リチャード三世」を鑑賞して抱いた疑問は、、、
そう、悪名高きリチャード3世も自分と同じように不当に扱われてきたのではないかと、、、
1485年に死亡したリチャード3世の遺骨発見と名誉回復を実現したフィリッパの探究心、諦めない心に観る自分も高揚した。
そう、いい気分で、ポジティブな気分で帰路についた。
知的娯楽映画だ。十分楽しめた。
私は文学好きだか、未だにシェイクスピア作品全編を読んでいない。生きているうちに全作品を読もうと考えている。全集はすでに持っている。亡くなった弟から引き継いだ。
鑑賞した感想はタイトルどおりだ。シェイクスピア作品が好きで、知的好奇心旺盛な人には堪らない映画だろう。また、これが実話だから驚く。勿論、観る人を楽しませるために、脚色が行われている。仕方ないと思うし、やり過ぎでなければ私は認める方だ。成功していると思う。
シェイクスピアの劇作によりリチャード3世は極悪非道の人に貶められた。日本でいえば「忠臣蔵」によって、吉良上野介が悪役になってしまったこと同じだろう。愛知県の吉良町では、善政者として知られている。
また、リチャード3世遺骨発見の名誉をレスター大学が簒奪したことに相応する。英国映画らしくユーモアがあり、シェイクスピア作品のセリフを引用して上手い脚本だと思う。
脚本はこの映画で主人公の夫役を演じた方だそうだ。イタリア出身の名指揮者クラウディオ・アバドにそっくりで驚いた。わが家には彼のCDが10枚以上ある。
評価はとりあえず4点としているが、本音は3.5点以上4点未満だと思う。主人公がリチャード3世に共感するところ(共に病気持ちで正しく評価されていない)がもうちょと上手く描かれていればなぁと感じた。
知的娯楽映画で、人生の皮肉が効いた佳作の作品だ。
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