劇場公開日 2024年12月13日

「アクション意外はいろんな意味で地味」クレイヴン・ザ・ハンター kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アクション意外はいろんな意味で地味

2024年12月19日
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鑑賞方法:映画館

マーヴェルの新作映画は観ておかないとと思う。これはもう染み付いてしまった習性。エンドゲーム後のマーヴェルがいろんな試行錯誤をしていたが、本作もその一つと言える。本作の予告編を見てもマーヴェルっぽさを感じなかったくらいだから。
本編を観てもその感覚は変わらない。とにかく主人公のクレイヴンにヒーローっぽさがない。見た目も特殊能力も地味だ。使用する武器も吹き矢!しかも毒が塗ってある矢だし(もちろん他の武器も使っていたけど)。もちろん話も地味。弟の救出という目的はあるが、基本的にはロシアン・マフィアの勢力争いでしかない。前半は結構退屈してしまった。
それでもアクションはどれもレベルが高い。クレイヴンが車を追いかけるシーンは彼の能力を紹介するものでなかなかよい。能力自体はとても地味だけど。後半のライノとの戦いもそれなりに派手で迫力があって楽しかった。
最後まで観て、これが誕生物語だと今さらながらに気づいた。あれが本来のコスチュームということか。観終わってから調べたが、クレイヴンは元々スパイダーマンのヴィラン。だから地味で暗い映画になっていたのも納得した。そうなると次はスパイダーマンや他の映画に登場することになるのか。楽しみに待っていたい。

kenshuchu