「どちらかというとインテル派」ふたりのマエストロ ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらかというとインテル派
ラストの「フィガロ」で、始めは妙にザラついていた音が父に交替したら角が取れた印象になり、お、なかなか芸が細かいなと感心しかけたが、続くあの困った演出のせいで,それ以前のシーンを含めて興醒め。直近指揮者モノとして思い浮かぶ「TARター」で「聖→俗」切り替えの象徴のようにみえたヘッドホンの使い方もなんとも無神経な印象(←言いがかりかもしれんが)。監督の音楽愛がTARほどは濃くないのだろう。原作は指揮者とは関係ない話らしいし。
ついでに揚げ足取るようだが、"le premier violon"はあの場合「第一バイオリン」ではなく「首席バイオリン(奏者)」と訳さないと変じゃないだろうか?
何にしろ、あんな秘書は瞬殺解雇だろう。
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