「親と子関係を考えさせるホラー」イノセンツ やんやんさんの映画レビュー(感想・評価)
親と子関係を考えさせるホラー
夏休みにノルウェー郊外の団地に引っ越してきたイーダと家族。姉のアナは自閉症であり、母がアナにだけ愛情を注ぐことに嫉妬していた。同じ団地で友だちとなったアイシャとベンの四人で超能力を自慢し、だんだんと能力が強くなります。強くなった能力を試していくが、事件が立て続けに団地内で起こります。イーダとアナはこの件を通してだんだんとコミュニケーションをとっていき、二人の姉妹関係改善されていきます。
かなりホラー映画を見てきていますが、描写の怖さはさすが北欧のホラーでした。
子どもがある程度の年齢になると自分を大人と思って、相談は親とするが、自分で解決しようとします。そして親は気づいてはいるが、どのように接することが一番正しいのか。イーダとアナ、ベン、アイシャのお母さんは違う教育をしていて、違う悩みを持つ母親でした。アイシャとベンは嫌な思いからその能力を手に入れたのではないかと思います。ベンの母がベンと向き合っていたらベンがこのようなことをしなかったのではないか。アイシャの母は最後後悔していたが、アイシャのサインに気づいていればまた違う結果になったと思います。
親は子どもと正しく向き合い、甘えさせることを忘れずに。子どもは大人ぶらず、甘えたいときに甘えればいいのです。
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