「ロりロっきゅんロぼ♡」劇場版 僕とロボコ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ロりロっきゅんロぼ♡
この作品の映画化って正気か…?しかも公開日をコナンにぶつけるとか益々正気か…?となっていましたが、どうやら正気だったようで映画館でしっかり公開されていました。
結構人も入っていてジャンプ購読者として一安心でした。
特典はミニ漫画が貰えました。
しっかり映画になっていて感動しました。
ロボコでしかできないレベルのパロディとメタネタが絶妙に噛み合っており、ずっと爆笑しっぱなしでした。
初っ端から映画になるまでの過程をグダグダ喋ってみたり、音や色を消してみたり、炎上対策に奔走したりとロボコらしいギャグをいきなり連発、というかジャンプ作品網羅しまくりのパロディをいきなりぶち込んでくるので最高でした。
日常回もしっかりといつものロボコをやりつつ、マルチバース展開を組み込んでくるので短時間でめっちゃワクワクさせられます。
近年の作品では恒例となってきたマルチバースを単体作品でやってのけるというところですでに面白いんですが、王道漫画に世紀末にラブコメにギャグ漫画にと詰め込みまくりで、それぞれ既視感のあるキャラクターのはずなのにしっかりとロボコの世界線に入り込んでいるのがこれまた面白いです。
王道漫画はもろルフィですし、世紀末はケンシロウですし、ギャグは昭和テイスト全部詰めですし、ラブコメはとりあえず羨ましいのでこの世界線に飛ばしてください。
ブタゴリラの扱いが雑すぎて超好きでした。
ラスボスの元へ向かう途中に他の敵キャラも出てくるんですが、その前に氷帝コールをぶちかましてくるのでそれはズルいだろ〜と大爆笑しました。
一癖も二癖もあるキャラクターなのにロボコたちが強すぎるせいか全部蹴散らしていくので、良い意味で緊張感がなく、そのせいでロボコも不貞腐れたりとしつつ、チョコプラのコントをそのままやったりTT兄弟をやったりともうやりたい放題でした。
ラスボスが打ち切りになった世界線のロボコ(それもはちゃめちゃやって3話で打ち切り)でそいつがまぁまぁ強くて苦戦する展開かと思いきや、作画コストの問題が出てきたりでギャグ展開ぶっぱし続けてからのまさかの協力体制で膝マッパで迎え撃つという何が何だか分からないけど思わず応援せざるを得ない展開になってしまっていて胸が熱くなりました。
応援上映もセルフでやってみせる心意気もお見事でした。子供たちがめっちゃ応援してて微笑ましかったです。
友情・努力・勝利(主に建前)を全部詰めの64分は激アツで、ちょっとしたエピソードでドラえもん風味を漂わせてくるのもナイスです。
最後の実写パートだけ劇場に困惑の雰囲気がありましたが、ロボコらしい締め方っちゃ締め方なので全然アリだなと思いました笑
映画としてはサクッと観れる時間帯でしたし、お笑いがドッカンドッカン起こっていたのでもっと広がれば良いな〜と思いました。
漫画もまた読み直そうと思います。
ジャンプでの位置を完全に確立させたの凄い…!
鑑賞日 4/20
鑑賞時間 17:10〜18:30
座席 K-11
映画チケットがいつでも1,500円!
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