「ある意味リアルで こんな人生送れたらいいなと じんわり感動」カレとカノジョの確率 いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味リアルで こんな人生送れたらいいなと じんわり感動
ラブコメ気分で「コロンバス」以来気になっているヘイリー・ルー・リチャードソン目当てで鑑賞。
比較的等身大の男女の恋愛模様で、観終えて斬新だったような古典的だったような。例えば、ストリーテラーが手を変え品を変え登場する創りは、初めてだったような観飽きたような…的な感覚で全てが進んでいく。
そんな流れの中で、曇り空のもとロンドン近郊ペッカムの街並みと色とりどりカラフルさのハーモニーが、ラブコメでありながら家族の苦悩もしっかり描くストーリーを大いに盛り上げてくれていたと思う。
ところどころで色々な数値が出てきたが、そのあたりはうまくイメージが追いつかなかったが、ラストシーンでの数字の羅列には、そんな人生送れたらいいなとじんわり感動。そして「2人が愛し合うことを選択したからだ」なんと美しくなんと力強い言葉だろうか。心の奥底まで浸み入る。まあこの感覚も、今までになかったような以前にもよくあったようなだが…。
本作はNetflixの週間なのか月間なのか期間はよくわからないが、何かしらのランキングで1位だったよう。これがどれだけすごいことかはよくわからないが、観終えて人に優しくなれそうな、そんな余韻の良作だった。
コメントする