名探偵ポアロ ベネチアの亡霊のレビュー・感想・評価
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「第3弾」
とても良いミステリー
ケネスブラナー監督・主演による、アガサクリスティの映像化第三弾。
何というか、もう板についたものです。
それとカメラワークや音。この少し過度な演出が、クラシックな原作に丁度良い感じですよね。
ケネスブラナーの存在感は圧倒的。それと「ベルファスト」のジュードヒルや、キャラが強すぎなミシェルヨーも面白いです。
観ていてやっぱりアガサクリスティすっごいなって。
それと、この原作読んでなくて良かったって心から思いますね。それくらい巧みな道筋。
亡霊を無しとしながらも、口とは別に認めているような部分も良かったです。
最後の共に沈んでいく描写も良いですね。
個人的に一番好きなのはミスマープルなのですが、いつかケネスブラナーの手で映像化した物を観てみたいものです。
とても良いミステリーでした。
早々にオカルトとしての面白さを放棄してしまったことが惜しまれる
この映画のキモは、「もしかしたら、幽霊が殺人を犯したのかもしれない」というオカルト的な趣向にあるに違いない。
ところが、霊媒師のインチキが早々に明らかになり、ポアロが(背後から)人間に襲われた時点で、観客に「幽霊なんて存在しないんだ」と思わせてしまうのは、作劇上の明らかな失敗だろう。
それでも、ポアロが、亡霊のような人影を目撃することで、オカルト映画のような雰囲気は残るのだが、これも、結局、薬物による幻覚だったということで決着がついてしまう。
ポアロによる真相解明にしても、「仮に、この人物が犯人だとすると、すべての出来事の辻褄が合うので、やはり、この人物が真犯人に違いない」という論法は致し方ないとして、殺人の動機や方法には無理があるとしか思えない。
特に、第一の殺人は、どう見ても行き当たりばったりだし、第二の密室殺人に至っては、あまりにもあり得ない話で、納得するどころか啞然とさせられる。すべてが、ポアロの推測の域を出ず、「だったら証拠を見せてくれ」と言いたくもなるが、それで犯人が観念して、一件落着となるところも、なんだかお粗末に思えてしまった。
最後に、医者の息子に関して、どんでん返し的な展開が用意されているのだが、残念ながら、大した驚きは感じられなかった。
ここには、むしろ、途中に出てきた「ポアロが目撃したのは、死亡した少女だった。」というエピソードを持ってきた方が良かったのではないだろうか?
ポアロが、そこで、初めて少女の写真を見ることによって、目撃したのは幻覚ではなく、幽霊だったとしか説明できないというエンディングにすれば、オカルト風味のミステリーとして、少しはゾッとすることができたのではないかと思えるのである。
巨匠ヒッチコックに少し近づきましたなぁ
ストリートは、
思わず、
このまま進むと、
そして誰もいなくなりそう⁈
殺人が複数となり進んで行く…
最初から犯人は分かり易かったが、
ドクターの子息の役割が分かりにくかったが…
やっぱり原作は、クリスティなんだ。
ヒッチコックとは違う。
この作品は、
ブラナー3作の中で一番良かったと思う。
特にカメラワークと音響は、俊逸でした。
そして、
ストリート構成もクリスティ3作目ということで、
見事な編集で余韻が心地よかった。
次作も楽しみです。
( ^ω^ )
アガサ・クリスティの生んだ名探偵エルキュール・ポアロが、イタリアの水上都市ベネチアを舞台に不可解な殺人事件の解決に挑む姿を描いた本格ミステリー。
ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務めた「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続くシリーズ第3弾で、
今作でもブラナーがメガホンをとり、自らポアロに扮した。
ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。
流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、
死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。
しかし、そこで招待客のひとりが人間には不可能な方法で殺害される事件が発生。
犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロだったが……。
原作はクリスティの小説「ハロウィーン・パーティ」。
物語の鍵となる霊媒師レイノルズを「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアジア人で初のアカデミー主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーが演じる。
そのほかの共演に「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のジェレミー・ドーナン、「サタデー・ナイト・ライブ」のヘッドライナーとしても知られる俳優でコメディアンのティナ・フェイら。
景観の魅せ方は巧い
本日夕方に鑑賞。客層は40〜後期高齢者と言った、割りかし年配者が多く、中には車椅子で来られている御老人も見られた。皆、年代的にアガサクリスティー小説を読んで育った世代だからか?
取り敢えず観て思った事は「翻訳がヘッタクソで中身が入ってこないんだけど…」って感じだった。ん〜何と説明したら良いのか悩むのだが、字幕を読んでいてそのセリフが配役にキチンと浸透しにくいのだ。その上、後から後から登場人物がワラワラとやってくるもんだから、序盤はわちゃわちゃ感が否めない。ストーリー自体は単純で展開も早いけど。
後、ポアロの推理。これもいきなり始まる感じで息つく暇もない感じ。え?こんなに早く犯人バラシ始めるんかーい!みたいな。
死者も計・三名(過去に亡くなった方抜いて)だけど、アッサリ殺されるしね。何だかなぁ…って感じだった。
ただ、ポアロが洗面台の蛇口を捻ってもお湯が出なくて、その時に幻覚からか?鏡越しに映ってた亡霊少女はオシッコちびりそうになったわ!!アレだよ!怖いって思えるのは!!前日見た「禁じられた遊び」なんかよりこちらの方がまだ恐怖感あるよ!!
今回良かったのは医師の息子役の子役。最初から最後まで演技が上手くてアレは高く評価出来る。
他は…
まぁでも、ベネチアの景色を一望出来るし、街並みもとても素晴らしい。アレは死ぬ前に一度は訪れてみたいなと思ってしまうよ(笑)
内容に子ども達のハロウィンの仮装シーンなんかもあるからシーズン的にも観るなら今から10月迄に観るのが一番楽しめるのかも知れない。
こんなのあったっけ?
第三弾は「ABC殺人事件」辺りかと思っていたら全然知らないタイトル
実はシリーズ終盤作品「ハロウィーン・パーティ」を原案にした
ほぼオリジナルの作品です
誰もが知る名作のトリビュートではみんなが犯人や結末を知っているので
推理サスペンスとしては楽しめないと考えたのでしょう
小説では表現できない映像作品ならでは物語に仕上がっています
今公開中の「ホーンテッドマンション」のごとく
お化け屋敷を舞台にしたホラーサスペンスに仕上げ
しっかりとアガサ・クリスティー節を受け継いでいます
ただ一番小さいスクリーンでまばらな観客の年齢層も高く
興行的にはかなり厳しいものになりそうです
字幕は”名手”松浦美奈さんですが
さすがに文字数が多く巧みな丸めも効かず苦戦しています
一言でいえば吹き替えにしないと無理な作品です
自分も含め2行になる字幕は追いつけなくなっているので
日本語吹き替えで上映してほしいものです
ケネス・ブラナー3作目
素晴らしいけれど、期待と違う。。
名探偵と言えば?
毎度毎度この探偵は・・・
2023年劇場鑑賞214本目。
実は自分、やらかしてしまいまして、終盤うとうとしていたらもう犯人当て終わってしまっていて、犯人も動機もわからないという最悪な事態になってしまいました。流石にこれは観たうちに入らないので、この後二本観て、チケットを無料鑑賞クーポンで取り、その後途中からまた鑑賞。うわぁ、半分以上登場人物の話飛んでた・・・。
予告を見ていても果たして犯人は幽霊か?みたいな感じで、当然そんなのはトリックで、ホームズのバスカービルの犬みたいな展開なのかなと思っていたらめっちゃ幽霊出てくるし、あれ?というところが良かったですね。
ただ、ケネス・ブラナーが毎回そういうオチの作品を選んでいるのか、映画用に改変しているのか原作未読か、読んでいても小学生の頃なので覚えていないのか分かりませんが、この三部作全部真相を素直に発表していない感じで、まぁ他の事件で帳尻合わせているのかもしれませんが、よくこれで名探偵の名声を手に入れられているよなぁと思いました。
ポアロ完全復活!!!
アガサクリスティというよりも
時間は短いが、セリフは長い密室劇。動機が❓ベネチア堪能。
ケネス・ブラナー アガサ・クリスティ3部作
感想は【やっぱりアガサさんは オリエント急行だよね❗️】
背景は1947らしい、原作と変えて 水の都 ベネチア
夜のベネチア 雰囲気は最高だよね。住みにくそうだけど。
不覚にも、密室でのセリフの応酬が良い子守唄になって 半分ウトウト😪
孤児を集めたハロウィン🎃パーティー と降霊会 までの描写はそれでも
おどろおどろしくて良かった。
だが、ケネス・ブラナー ポアロ氏の畳み掛けるような追及セリフに
耐えきれず、 半落ち🟰眠りながらスクリーン眺めてた。
でもそれでも 短く感じたのは 監督の手腕か❓
アカデミー賞ミシェル・ヨー が 意外にサッパリ【コレ以上はネタバレなので言えない。】
当然お約束の謎解き 密室殺人の謎解きは行われる。
だが、ワシには、それぞれの動機が 無理クリ感、安っぽさ 感じた
【半分寝てた😪私がいうので、当てになりません。】
有料パンフレット購入したが 当然のことながら 本作は推理・ミステリーなので
当たり障りのない 腫れ物に触るようなパンフだった。パンフ蒐集家以外は不要かも【個人的感想です】
人物相関図もホームページには少し人物紹介あったけど・・・
基本、映画ツウ的な観客層でしたので、静かに鑑賞は良い。
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