名探偵ポアロ ベネチアの亡霊のレビュー・感想・評価
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めっちゃ面白かった!けど、、!(長文です)
私はクリスティー原作ファンだからまず言わせてほしい!オリエントとナイルは最高でした!それで今作の原作のハロウィンパーティをドラマなどで知った上で観たけど(予告の時点から)「ありゃりゃ〜ベネチアからもう違う」となりこれはアレンジしてるんだなと思って覚悟したけど見れば見るほど「あれ?何か違う映画見てる?、9割完全オリジナル?原作とは?」と大変失礼ながらそう感じてしまいました。その、今回そういうものだから勿論「これがクリスティーの作品だよー」と言われてもおかしくないぐらいこれはこれですっごく面白かったし、スーシェさんみたいに完璧なポアロを演じるのはそもそも難しいから今回も頑張ってくださったな凄いともなったし、所々オマージュがあってあ、これ原作のとかクリスティあるあるじゃん!となって興奮もしたシーンもあったけど!けど!色々とね、違う違うそうじゃな〜い♪とモヤモヤしてしまいました…自分がどうしても「原作いうなら忠実に再現してくれ」という超絶強欲の人だから、原作の場所がロンドン郊外じゃあ地味だからベネチアとか映画化するのはまずいシーンあったら変えるはまだ許せるけどそれならそこを変えるだけで他全部原作に沿ってくれてもよかったやんというTheわがまま(多分物語沿わないのはアレンジしたかったからでしょうけど)あとね、お話自体めっちゃ面白いからもうちょっとだけ、オカルトもあっていいけどそれよりもクリスティーみたいにドラマチックな人間性?を深掘りしてみたりしてもよかったかなと(なんか驚かせと聞き取りだけで時間取って最後動機で見せる感あったから)でも、原作100パーから飛び出して物語も見せ方も斬新にチャレンジしてくださりありがとうございました、とても楽しませてもらいました(捻くれ者)
舞台劇のようなポアロ
ケネス・ブラナー版ポアロをちゃんと観るのはこれが初。基本的に1話完結型だろうから前作との関連性は薄いだろうと踏まえての事。元々原作未読でテレビドラマ版も観ていないので、ポアロの人物描写や人間関係などの知識ゼロ状態で視聴。
どうやら原作とは舞台や人物設定が変わり、映画版前二作と比較してオカルト要素が高くなっているらしいが、推理物の定番といえる密室型ミステリーとなっている。まるで舞台劇のように登場人物達が代わる代わる喋りまくるのは、やっぱり舞台畑のブラナーの演出だからだろう。
正直言って謎解きへの興味はあんまり沸かず、とにかく会話や世界観を堪能した感じ。それってミステリーの楽しみ方としてどうなんだと言われたら返す言葉がないが、ブラナー演じるポアロのキャラ立ちは嫌いじゃない。
脇を固めるキャストで知っているのはミシェル・ヨーぐらいしかいないな…と思ったらティナ・フェイが出ていた。日本ではあんまり馴染みがないだろうけど、クリスティン・ウィグ(この人も馴染みがないか…)とかと並ぶコメディエンヌで、なかなかオイシイ役どころだった。
にしても9月に劇場公開されたのに、10/31にもうディズニープラスで配信って早すぎないか。タイトルに前二作にはなかった「名探偵ポアロ」が付いている点で、興収面に不安があるシリーズというのは察しが付くが、こんなに公開から配信間隔が短いペースが増えると劇場に足を伸ばす人が減ってしまいそう。まあ、かく言う自分も配信が初見だったので説得力ないけど…
すみません。私にはついていけなかった。
ポワロではない、ポアロをケネス・ブラナーが演じるシリーズ3作目。
前2作と大きくテイストを変えてきた印象だ。
本編の前に過去のポアロの逸話を見せるのが定番かと思ったが、本作は引退を決意したポアロがベネチアで暮らしていて、依頼人を受けつけない様子から始まる。
降霊のイカサマを暴こうと、ポアロはある屋敷のパーティーに出向き、霊媒師と対峙する。
極端なアングルでカメラが人物に接近し、広角レンズで端が歪曲した画面が屋敷内の閉塞感を強調する。
謎解きの回想場面は、前作までよりもカットが短いように感じた。フラッシュバックのようにカットが切り替わっていたような気がする。
原作はロンドンが舞台だが、ベネチアに移したのはロケーションから得られる独特の雰囲気、昼間の水の都よりも夜のジメジメした不気味さを求めてのことだろうか。
水路に囲まれた古い屋敷、雨が更に水位を上げているようだった。
ケネス・ブラナーが挑戦した新しい画作りは、良かったと思う。
3作目にして前作をなぞらない新機軸は、シリーズであることの期待を良い意味で裏切っている。
物語はというと、小難しいセリフが多いのは予め分かっていたことだが、私には過去作以上についていけなかった。
犯人が犯行に至る理由が、前2作に比べて解りづらかったのは私だけか。
そもそも、原作に霊媒師など出てきたか?
ミシェル・ヨーがまさかのイギリス人を演じていて、役名のジョイス・レイノルズは、原作では最初に殺される少女の名だ。
と、かなりの改変を行ってまで、この原作を選んだ理由もよく解らなかった。
灰色の脳細胞の凄さ
見るからに胡散臭い霊媒師が犯人なんだろ。
霊能力を理由に、どれだけ引っ掻き回してくれるのか…
くらいに考えてたら、序盤でお亡くなりになってしまって、凡人の考えの浅さに恥ずかしくなりました。
物語の冒頭に、善良な一般市民な顔をして主人公に近づく人は、大抵、物語に深く関わるけど、「まさか、お前まで?」と思うくらい人物の相関図が複雑。
凡人には映画を観ながら頭の中だけで整理する事ができませんでした。
マンガや2時間ドラマの推理物は説明し過ぎなのか、自分の理解力が経年劣化してるのか、ポアロが決論に至った経緯が、最後まで見てもイマイチ分からない。
「二度の大戦を生き延びた」みたいなセリフが有ったはずだから、第二次世界大戦後?な為なのか、買い手が付かないくらい古い屋敷だからなのか、全体的に暗くて見落とした部分も有るかも?
1回目と2回目で感想が変わるかな。
繰り返し観るほど味が出るのかな?
くるくる回るヨー
シリーズ3作はすべて鑑賞しました。
レビュアー多士が語られている通り、前2作に比較すると少々異なる味付けの今作。私からすると「まあ良かったかな」という感想。
元々はミステリ小説好きですから~、私にとっては入口から合格なわけです。
でもって、良質なミステリ映画を期待したのですが、、うーん、少々至らなかったかなぁ。どちらかというと、火サスというか、ニッポンの二時間サスペンス的なそれに思えた。ある意味定番化したってことで、ケネスポアロシリーズとしてはGOODでしょう。
列車も客船も屋敷も密室であり、お得意のパターンは同じなのだが、いかんせん時間のほとんどが夜であり、画として、まあ暗い。あまりにも暗い画が続くので目が疲れるほど。これは、、眠くなるかもしれない。そんな中、効果音の「ドン!」「バン!」「ギャー!(インコ?)」が多用されていてホラー要素としてはやや稚拙にも感じてしまった。
前作『ナイル』は良かったんだなと改めて実感。
ポアロの内面もそれほど描くことなく、ある種 淡々と読み進めるような佳作的なミステリだった。思い切ってもっと犯人側のストーリーを掘り下げてみてもよかったのではないかな。そうすれば母の狂愛や、事故死(?)の娘や少女の幽霊などの見栄えが変わったように思えるが、いかに。
意外やチョイ役止まりなミシェル・ヨー霊媒師の、インチキがバレた後の絶叫グルグルはコメディ的な面白さ。エブエブのハチャメチャ印象を引っ張ってきたな~コレ。何故かわからないが串刺し死亡した姿のスタイルの良さには目が行った。
ケネスポアロ作品はどれも音楽、そして舞台風景の美しさが素晴らしく、それは本作でもしっかり踏襲。後日談にあたるであろう、ヴェニスの鳥瞰風景はいかにも素晴らしく、劇場で見る価値はあったと言える。
本編に関係無いがエンドクレジットの短さは好感。
他作品もこうやってくれないかなぁ。
たゆとうのは都の水か人の心か
趣き豊かな都の香りを漂わせ
旧市街広場あたりの賑わいや
路地裏の生活感を
外灯の上から見渡すかもめ
湿気に濡れた石畳には
安心してエサを求める鳩が群がり
ゴンドラのなめらかな動きに
櫂を漕ぐ長い影がリズミカルに混ざる
この場所が魅惑的に胸にのこす
イメージはただの異国ではない
あの蒼い水がくまなく囲む街全体が
どこか不思議な物語を隠しているような
そんな佇まいで惹き寄せるからだ
この日本の風景とはまるで違う
冒頭からの街並みの描写に
瞬殺されるようにひきこまれる
美しく気高く近寄り難い
その代名詞のような仮面が映ると
不穏な空気がピンと張り出す
絶妙な技は惜しげもなく
古い木戸が重く擦れて開く音
羽ばたくオウムがみつめる目
充血した目にこみあげる涙
忘れたころに突如なる仕掛け時計
揺れうごく蝋燭の灯り
誰かのささやき
怨念をかかえ浮き上がる文字
豪華絢爛なベネチアンガラスの
シャンデリアが落ちて砕ける様
不安を次々と増やす
しかもすべてが
美しすぎるような映像で
これでもかと
繋がるからくりが紐解かれながら
不敵な泣き笑いの仮面が
ようやく外れるあの現場へ…ぜひ
レイトショーで行かれることをおすすめしたい
ミステリーはもちろん、映像を堪能できると思います。
そして、あのベネチアに行きたくなりますね。
水の都ヴェネツィアの映像美をもっと見たかったー。😂
2023年劇場鑑賞15本目は、「名探偵ポアロ 〜ベネチアの亡霊〜」
アガサ・クリスティ原作の名探偵エルキュール・ポアロシリーズのリメイク版第3弾。
原作「ハロウィーン・パーティ」の脚本を改編し、物語の舞台をロンドン郊外からイタリアの水上都市ベネチアに移した猟奇的でミステリアスな殺人事件。
なんと殺人現場には林檎が落ちているんです。🍎 はたまた犯人は樹木希林かエブエブのミシェル・ヨーか⁉︎ 笑笑。
ベネチアの水上に浮かぶこの屋敷で起こるおぞましい事件の真相は果たして亡霊の怨念か、それとも隠されたトリックがあるのか? 名探偵エルキュール・ポアロの推理がうごめく。
登場人物の相関関係を理解するのがちょっと難しかったけど、ポアロの尋問〜考察〜推理の展開が面白い。
死者の亡霊がテーマなので、おどろおどろしいシーンが連続でちょっとホラーです。😱
個人的には水の都ベネチアの映像美をもっともっと堪能したかった感じかなぁ。🛶🍕🍝🍷🇮🇹
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ホラー要素強め
ケネスブラナー3作目のポアロ。今回の舞台はベネチアということで、今作もロケーションが最高!水路や細い小道が張り巡らされる美しいベネチアと、ちょっと不気味な空気感はピッタリで素敵。
ただ、今回は基本的にずっと館の中で物語が展開するため、ベネチアの街並みは少ししか出てきません…残念。また、「オカルトを信じないポアロが奇怪な事象を目撃する」というテーマのため、ミステリーというよりホラー要素が強い。そしてずっと画面が暗い…。
せっかくワクワクする設定やロケーションでしたが、3作通して1番満足度は低かったです。物凄くしっかりしていてちょっぴり変わった男の子・レオポルドくんが、可愛かった!幸せになってくれ…!
厨二病ならぬ小2病院少年の物語り
ホラーテイストを楽しむ一本
幽霊屋敷の雰囲気は良かった
話はよくできてると思うのだが、イマイチ楽しみきれなかった。全体的に画面が暗いということもあって、一人一人の人物とその背景をぼんやりとしか認識できてなかったからかも。
名探偵ものといえば、探偵が魅力的で愛せるかがすごく重要だと思うのだが、このポアロは多少偏屈なところがあるにしても、すごく個性的って感じはしない。原作のように几帳面だったり潔癖症だったりってのもあんまり感じなかった。自信過剰なところはあるけど、ほほえましい、というところまでのものでもない。
アガサクリスティを思わせるポアロの親友である推理小説作家が、実はポアロにペテンをかけて次回作を書こうとしてるクズみたいなやつだった、ってのは面白い展開だった。
犯人は毒親だった、ってオチはまるで現代の話みたいで面白かった。でも心霊現象のトリックが幻覚剤ってのはミステリーとしてはややズルい。お父さんが自殺することで密室殺人になるトリックも、実際ああうまくはいかんやろ、って思った。
ベネチアの霧がかかった幽玄な景色に幽霊屋敷ってのはよい雰囲気で良かった。
暗くて眠りにいざなわれる
3つの企み
良かった
ホラー描写あるけどしっかりミステリー
降霊会で霊媒師のインチキを暴く為にポアロたちが屋敷に向かうのですが、ストーリーの流れ上どうしてもホラーの雰囲気になってしまってました。
ホラー好きとしては始終とても良い雰囲気でした(^.^)
苦手な方には怖そうです。
ポアロが真相を暴き解き明かしていく語りに聴き入っていました。
私は面白かったです!
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