名探偵ポアロ ベネチアの亡霊のレビュー・感想・評価
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ホラー要素強め
ケネスブラナー3作目のポアロ。今回の舞台はベネチアということで、今作もロケーションが最高!水路や細い小道が張り巡らされる美しいベネチアと、ちょっと不気味な空気感はピッタリで素敵。
ただ、今回は基本的にずっと館の中で物語が展開するため、ベネチアの街並みは少ししか出てきません…残念。また、「オカルトを信じないポアロが奇怪な事象を目撃する」というテーマのため、ミステリーというよりホラー要素が強い。そしてずっと画面が暗い…。
せっかくワクワクする設定やロケーションでしたが、3作通して1番満足度は低かったです。物凄くしっかりしていてちょっぴり変わった男の子・レオポルドくんが、可愛かった!幸せになってくれ…!
厨二病ならぬ小2病院少年の物語り
愛無象に塗れた人の欲望全開な展開がポアロの良さなのに少年の夢オチ的なストーリーでがく、、
どうでもいいんだけど後ろの席のおばさんが霊能者にめっちゃ似てて、途中で憑依して刺されないか後ろが気になりすぎたのは気のせいかな?
ホラーテイストを楽しむ一本
相変わらずWikiかGoogleの検索結果を読み上げてるかのような、サラサラしたブラナーポアロの謎解きは正直カタルシスなし。
ただ、ホラーめいた演出にかなり気合いが入っていて、そこがホラー好きとしてはなかなか楽しかったです。
幽霊屋敷の雰囲気は良かった
話はよくできてると思うのだが、イマイチ楽しみきれなかった。全体的に画面が暗いということもあって、一人一人の人物とその背景をぼんやりとしか認識できてなかったからかも。
名探偵ものといえば、探偵が魅力的で愛せるかがすごく重要だと思うのだが、このポアロは多少偏屈なところがあるにしても、すごく個性的って感じはしない。原作のように几帳面だったり潔癖症だったりってのもあんまり感じなかった。自信過剰なところはあるけど、ほほえましい、というところまでのものでもない。
アガサクリスティを思わせるポアロの親友である推理小説作家が、実はポアロにペテンをかけて次回作を書こうとしてるクズみたいなやつだった、ってのは面白い展開だった。
犯人は毒親だった、ってオチはまるで現代の話みたいで面白かった。でも心霊現象のトリックが幻覚剤ってのはミステリーとしてはややズルい。お父さんが自殺することで密室殺人になるトリックも、実際ああうまくはいかんやろ、って思った。
ベネチアの霧がかかった幽玄な景色に幽霊屋敷ってのはよい雰囲気で良かった。
暗くて眠りにいざなわれる
ほぼ、建物内の夜間の出来事なので、ずーっと暗いです。時折激しい効果音でビクっとするものの、淡々と話がほとんど対話で進むので、本気で眠りそうになります。
ケネス・ブラナーによるケネス・ブラナーのための映画であることは過去の作品でもありありですが、今回は特に彼のシーンばかりです。
つまらなーいというわけでは無いのです。カットやカメラワーク、風景など良いところもいっぱいあるので、少しもったいない感じがしました。
3つの企み
原作未読で前知識なく観に行きました。
1つは作家の企み
2つ目は犯人の企み
3つ目は犯人に迫る企み
過去2作に違わず、全員容疑者というミステリーであることは変わらず、ホラー的な演出と相まって、推理劇を楽しめました。
今回はストーリーが進むにあたって、犯人の予想はし易くなっていましたが、3つ目の企みには気がつけませんでした。
タイトルからベネチアの美しい街並みを期待していましたが、冒頭とラストのみの登場で、ほぼ屋敷の中で展開する推理劇で、少し残念でした。
良かった
アガサ・クリスティの作品は観たことなかったけど
初見で全然いけました。面白かったです。
サスペンスが好きならありです!
サスペンスなので最後解決していくわけですが、
それまでの伏線とかが多くて、解決するまでは
おもしろくないので眠くなりました。
序盤はハロウィンをモチーフにしたホラー映画要素があった気がします。
とりあえず、最後の伏線回収と終わり方がとても良かったです。他の作品も観てみようと思います。
ホラー描写あるけどしっかりミステリー
降霊会で霊媒師のインチキを暴く為にポアロたちが屋敷に向かうのですが、ストーリーの流れ上どうしてもホラーの雰囲気になってしまってました。
ホラー好きとしては始終とても良い雰囲気でした(^.^)
苦手な方には怖そうです。
ポアロが真相を暴き解き明かしていく語りに聴き入っていました。
私は面白かったです!
209 ポワロは2作が限度か
ピーターユスチノスも
ナイル殺人事件絶賛
地中海殺人事件普通
死海殺人事件凡庸
でした。
ケネス・ブラナーも3作目でやはり息切れ。
最後は早よ悪魔くん呼んできて悪霊を退散させてよ
と謎解きよりくどさに参った。
ポワロを間違えて殺そうとした時も
あと2ひねりぐらいして真相にたどりつくような
アイデアが欲しかったですね。
本作も火曜サスペンス劇場ぐらいなら持つけど
劇場では凡庸でした。
60点
イオンシネマ草津 20231003
パンフ購入
脇役の功績
ポワロの推理が冴え渡る…といえばいいのだろうが、どおにも強引な印象を受ける。
話の筋自体は面白かったのだけど、編集がどおにも気に入らない。
なんか妙なアングルと妙なレンズが多様される。昭和の日活映画を観てるようで、どうにもいただけない。
それらは幻覚を表してるのかもしれないのだけれど、時折挟まれるポワロのUP…パッと視線を送るって事なのだけど、これもまた微妙。
頑なに超常現象を否定するポワロは、その種を悉く看破していく。
降霊術師も8割くらい論破
その降霊術に加担した小説家と助手も論破
数年前の娘の飛び降りも論破
その夜に起こる殺人事件も論破
何を糸口にしているのかさっぱりわからないのが厄介で…更に言うなら、彼は真犯人の計略で幻覚状態にもあるらしい。
時折出てくるオカルトっぽい部分は幻覚みたいだ。いや、幻覚と思い込みたいだけだろうって結果でもあるのだけれど、頑固な英国紳士は1ミリたりとも表層的には譲歩しない。
このオカルトパートは、それなりにセンスが良くてベネチアの雰囲気と相まって趣深い。衝撃音のSEがけたたましくはあるのだが。
ただ…幻覚状態だったと仮定して、なぜ少女だけが幻覚だと断定できるのだろうか?そもそも何故少女限定の作用なのだろうか?特定の幻覚を見せるような成分はないと思われる。
だとするなら、彼の慧眼にはフィルターが掛かってるはずで、そこを無しにして推理を構築するってのは傍若無人ではなかろうかと。
今回は特にそうなのだけど、全く接点のないと思われてた砂粒程の事柄を繋いでいって線にするみたいなとこではあるのだけれど、その繋ぎ方が卓越した想像力の産物のようで困る。爽快さがあまり…ない。
なんかシラ切り通せるんじゃないかと。
告発されてる側からしたら、自分しか知らないような事を悉く言い当てられるのだからたまったもんじゃないのだろうけど。
で、ここで考えるのが、ポワロは何を足がかりにその卓越した想像力を働かせるに至ったかなのだけど…観てる俺からすると「そう言われてみればアレってそう言うフリなのかな」なんて事を思うわけ。
だとするなら、この映画の見所ってのはポワロの推理じゃなくて、ポワロにそのヒントを与える脇役の演技こそが見所なのかなぁと。
明確なポイントを映さない分、脇役がズレた事やってたら不具合しか残らないもんな。
ポワロ作品って団体芸だったんだなあー。
そんなに怖くはなかったけれど、ベネチアの雰囲気はとても良くて、冥界の門でも開いてそうでいい感じだった。
なんだかんだ言っても、頑固で偏屈でキレ…今回はそんなにキレなかったか。年老いて丸くなったのかなw
でっぷりとしたポワロより、こっちのポワロのほうが好き。
静かな映画
探偵映画の名作というものを鑑賞してみたが、
テンポが緩くて、ワクワク感もなく、
1日の疲れが出てきたレイトショーでは、
睡魔に勝てずに、ウトウトしてました。
派手なアクションはなく、全体的に暗い屋敷の中なので、仕方ないところです。
観客は私一人かと思いきや、始まる直前に右前の方に人の気配がありましたが、終演後は、やはり私一人でした。
ベネチアとポアロの取り合わせが◎♬
ベネチアとポワロが好きなら、お勧めの映画。
ミステリとしてはイマイチですが、古城が舞台で意味深な登場人物たちにワクワクはしました。
ヨーロッパって、室内を日本みたいに隅々まで照らさないので、ホントに暗くて見にくい。
でも、それがホラー感を醸し出していました。
「ヴァチカンのエクソシスト」と雰囲気は似ています。
ベネチアの風景とポアロの融合にワクワク。
ベネチアは世界で一番好きな街で、ポワロは一番尊敬する名探偵なので、観ているだけで幸せでした。
ただ、「オリエント急行殺人事件」などの過去作と比べると、見劣りはします(^-^;
ホラー要素有
今までのシリーズを見てたので朝一の1人貸し切り状態で。
ベネチアが舞台。
ストーリーはホラー要素を含む殺人事件。
ホラーは嫌いではないので問題なく鑑賞。
他シリーズをみてきたせいか私には少し物足りない感じになりました( ´ω`;)
消して悪い訳ではありません!
鑑賞動機:『ハロウィン・パーティー』読んでた8割、ミシェル・ヨー2割。
ナイルはスルーしてしまったけど、さてどうか。
原作は小学生の頃に読んだけど、ほぼほぼ忘れてた。
ははあ、そう来ますか。個人的にはあり。いつも澄ましたポアロが翻弄されたりおたおた戸惑う姿がいい。
少年はジュード君だったのか。大人びたというか、大人にならざるを得なかった難しい役だけど、その苦悩と悲しみがちゃんと伝わってきた。そう、子供はバカじゃない。
次を作るならまた観たいとは思えた。次は『ポアロのクリスマス』希望。まあ、『カーテン』でキッチリ終わりにするのもいいかも。
予算少なめ暗闇多め
ほぼ全編が暗すぎる室内で、居眠りしちゃダメよとばかりに大音量の効果音がたびたび放り込まれます。
演者も印象薄めの方が多く、せっかくのベネチアの風景も最初と最後に申し訳ほどという、言ってしまえば安易なこけおどしの作品ではありました。
やはりポアロはデビッド・スーシェのテレビ版に限りますね。
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