バジーノイズのレビュー・感想・評価
全206件中、81~100件目を表示
「映画の良い所は一線を超えた表現」
余韻に浸ってまた観たくなる
音楽さへあればいい…人とは関わりたくない…そんな清澄の閉ざされた心の扉を打ち開いたのは、あのような突拍子もない潮の行動だった。
その行動は非常識過ぎるしリアリティに欠けるかもしれないけど、それはクリエイターの想像力が生み出した世界だから、常識云々よりも演者の演技の方に目がいった。特に潮の大きな目に溜まった大粒の涙にグッと引き寄せられた。
清澄、無口だけれど、場面場面での繊細な心情が顔の表情や目の動きなどで上手く表現されていてとても良かった。
そして陸のベースと岬の演奏にも舌を巻いた。
陸はこのストーリーの中で心のよりどころとなるような存在だったな…
ストーリーと共に流れる音楽は初めて聴くジャンルだったけれど耳にとても心地良く、自然と体を揺らしたくなるし、いつまでも聴いていたいと思える優しさや切なさがある。
余韻の残る映画だった。
音響のいい映画館で観たい映画
主人公は音楽で成功したいなんて思ってないし、みんなに聞いてほしいわけじゃない【再鑑賞】桜田ひよりさんを見に行く。
清澄は人と関わらないように生きていた。必要なのは自分の世界だけでいい。心地よい音楽を作り奏でるのは自分のためだけだ。
そこに潮というノイズが、ガラスを叩き割って踏み込んでくる。ノイズどころか大音響で清澄の殻を打ち破ってくる。
「アレ?ああ、やっぱし管理人さんだったんだ 」。 ( ̄ο ̄;)/
他の部屋のガラスを叩き割るなんて全然リアリティがない。だけど、こんぐらいやんないと清澄の世界に他人は入っていけないというメッセージを込めたイメージ映像だろう。イメージじゃなくてがちリアルにガラスを割ってるけど、桜田ひより様々なのでOK (^o^)。 清澄も同じ考えだと思う、でなければ警察へ即通報である。可愛い子ってズル~イ。 それと、ちゃんと弁償しろよ。きっとけっこう高いと思うが。だけど桜田ひよりちゃんは、当然これも免除。 (ズルイ) x2
潮に清澄の作る曲が好きだと言われ、清澄の意識が変わる。今まで自分のためだけに作っていた曲に、潮という心地よいノイズが加わる。独りよがりの曲が2人よがりの曲になる。潮のイメージが楽曲に取り込まれる。早い話が君のため(潮のため)の曲だ。
で、なんと清澄は、こ~んな大事なことを潮にちゃんと伝えないんだぜ。それは潮が清澄の前から消えてしまう一因になる。 あー、ホントにもう。何でちゃんと伝えないんだヨ。マッタク。
潮は清澄の曲や演奏してる動画をSNSにアップする。こんな素敵な曲はみんなにも聞いてほしいし、きっとみんな気に入るはずだ。潮はただそう思って上げただけだ。だけど清澄はそんなことは望んでいない。この曲はキミのために作った君と僕の曲だ。キミだけが聞いてくれればいい。そして君が君が気に入って笑ってくれれば、それだけで僕は嬉しいんだ。他のヤツはどうでもいい。
最近は気軽にアップしちゃって、バズったらラッキーぐらいの感じだ。だけど清澄にとっては迷惑でしかない。コメントには聞きたくもないアンチの声も混ざるし、それはノイズでしかない。称賛の声もノイズとは言わないが、清澄にとってはどうでもいい話だ。
清澄は動画を見た音楽プロデューサーやミュージシャンと知り合いバンドを組む。清澄の曲でやがて世界に飛び出すと盛り上がるメンバー。清澄は別に音楽でのし上がっていって成功したいなんて思ってないから戸惑う。どんどん話が進んでいってしまう。みんな清澄の考えも聞けよと思った。清澄は別に承認欲求で音楽やってる訳じゃなさそうだが、売れるのがイヤだとも特に言わない。
初ライブで清澄は潮を見つめ潮のために演奏する。最初は喜ぶが潮だが、熱狂に包まれるライブ会場で潮は不安げな表情に変わる。イヤな予感がする。【修正】潮が不安げな表情に変わったのは、ドラムの岬とのセッションの場面でした。
清澄はバンドAZUR のCD制作のため、しばらく家を空ける。CDが完成し、潮に聞かせようと家に帰ると もぬけの殻でガランとしてる。突然のことに何が起きたか分からず呆然と立ち尽くす清澄。見てるこっちも突然のことで、何で潮が消えたか理由がサッパリ分からんヨ。取りあえず、潮が消えたことだけは間違いない。
潮が消えた理由を今まで見てきた他の映画から推測するに、相手が成功の階段をどんどん昇っていってしまい、自分が取り残されてしまったような気がする寂しさから、相手にとって自分は必要ないんじゃないか、邪魔なんじゃないかと勝手に思い込み、黙って相手の前からいなくなるというパターンその1だと思われる (その2はない)。 この「勝手に思い込み」というところがミソである。今回はガラスを叩き割るような潮の行動力が裏目に出た。
君たちまず自分の想いをちゃんと言葉に出して伝えあえよと思った。
そして潮が消えてしまい、心にポッカリ穴が空いた清澄は、海を見ながら悲しみに沈む。いま海を見ながらと書いてしまったが、海を見つめるシーンは無かったかもしれない。だけどこういった展開で海が近い設定では、海を見に行くのがパターンである。脳内妄想補完。
こも後のカラオケの場面にちょっと笑う。潮が渡辺真知子の「カモメが翔んだ日」のサビの部分を歌い上げる。 「あなたは、 一人で、 生きられるのネ~~」。 次の人のリクエスト曲が尾崎紀世彦の「また逢う日まで」。
清澄が缶詰にされてる部屋のドアを潮が木の椅子で叩く場面はもっと激しく派手にやってほしかった。ガラスと違って頑丈なドアは壊せないけど、パイプ椅子かなんかでガンガンやって、ドアはへこむは、椅子は壊れるは、足や拳でドンドン叩くはで、清澄の部屋のガラスを叩き割ったパワーを見せ付けてほしかった。
最後はハッピーエンドだったと思うが細かくは覚えてない。
清澄は、生まれつき音を聴くと色が見えたり、色を感じられるようだ。困ったことに、他人も自分と同じように音を聞いて色が見えると思っているらしいことだ。清澄くん、みんな見えないんだよ。ドラムの岬に、「もっと濃い青で」なんて言っても分からないのだよ。
【追記】
うちの近所(トホ1分)がロケに使われたと思われる。時間は1分もない場面だったが間違いない。さっき見に行って確認した。ただし合成の可能性もあると思う。
方言
作品の原作が神戸舞台だからと言って、神戸弁で話さなくてもっていうのは思った。
横浜を舞台に移したんだから、別に、神戸っていうスポットはいらない気が。
音楽関連で切っ掛けができてメジャーに行くっていうステップを踏んでいく話。
目指せ武道館で、デビュー直後にいきなりファン100万人とかいうのがないのは好感もてたけど。
バンド名のアジュールって、地元の人は舞子やんて思う人いるよなぁ。
ラスト、恋愛うまくいかなかったのかな?って思ってみてたけど、そもそも、恋愛映画なのか?
とラストに思った。
方言は方言で聞いていてそう、嫌な感じはしないのですが。下手とか上手いというのも
あまりわからないですが、ただ、標準語に方言が話す人が混ざると違和感感じる。
嫌いじゃ無いから仕方ないやつ
振られたからって3時半に電話かけて顔確認するのにベランダから侵入して窓ガラス割るとか、桜田ひよりぢゃなかったら絶対許さんど〜!てな感じで美男美女にしか許されない少女マンガ的展開の連続的ディテールで語られるストーリーは王道のスポ根。しかしウェルメイドに収まるのであればこれはこれで大好物なので仕方がない。
桜田ひよりは目ん玉でっかくて画面が持つ。川西くんは演奏頑張った。あとマザーズのリーダー奥野くん、嫌な展開にならなくて良かった。
音楽がテーマで曲も良かったが、何より最近良く出るMONDAYSの円井わんはドラムも叩けたんだ、柳くんもベース弾けて、カッコいいなあ、と思いました。
1回では気づけない深みがある
初回鑑賞時は原作漫画を読んでいなかったこともあり、主人公の大胆な行動や時に繋がらないセリフが気になった。しかし、音が重なっていく瞬間の何とも言えない気持ち良さみたいなものが自分にとっては心地良く、鑑賞後も気になり原作漫画を読み切った。
原作を読むと繋がってくる部分もあり、なるほど…と。
改めて鑑賞すると、1回目では気づけなかった音の深みや丁寧に作られた音楽、そして決して多くないセリフに込められた思いや、セリフが多くないからこその各演者の表情の繊細さに改めてグッときた。
観れば観るほど、その丁寧さに魅了されるのかもしれない。
いつの時代の話なんだ
夜中の三時にチャイムを押されてる時点で「この女と関わったらヤバい」なんだけど、主人公は関わっていくね。
窓ガラスまで割られて。これ閉じ込められていた主人公を強引に引きずり出してくれるっていう比喩なんだろうな。
そこからの話に全くのれないんだけど、これ、音楽を実際に聞かさないといけないっていうハードルが高すぎるんだよね。
主人公は楽曲を公表したら「みんな放っておかないでしょ、これ」と言われるぐらい天才性が高いんだけど、そんな楽曲さ、YOASOBIの《アイドル》レベルのを出してこないと納得感ないんだよ。
それでYOASOBIの《アイドル》レベル出せるんなら、映画なんて作ってないで、その曲で商売したほうがいいっていう難しさね。
さらにね、音楽だけじゃ厳しいから、登場人物たちが「この音楽はすげえ!」って演技をしなきゃいけないのね。この演技がたぶん相当むずかしい。なのでみんな目を閉じてうなづいて「これだ」感出すことにしてるんだけど、なんか音楽分からない人が、とにかく反応はしないといけないから、してみましたみたいになってるんだよね。
そして主人公の才能はビジネスに消費されって、いつの話なんだこれ。
なんか昭和から散々やってるよね、この話。
しかし令和のいまはサブスクがあるから、ビジネスに消費される必要はないのだ。分かっているなら最初からやれ。
ということで、話にのりきれなかったけど、実際に音楽を聞かさなくていいマンガなら「なるほど、そこまですごい才能が、色んなことを引き起こすのか」と楽しく読めそうな感じはしたな。
みなさんこんなに評価が高いのに、すみません、 私にはそこまで響かな...
みなさんこんなに評価が高いのに、すみません、
私にはそこまで響かなかった
潮の非常識さに閉口したあたりから始まり、
他にも不自然さや違和感が続いたせいで、
心の傷とかそういうのに共感できないまま終わってしまった
いろいろと大目に見たとしてもやっぱり、、、
アニメなら良かったかも
原作未読。
音楽映画ということとレビューのスコアが高かったので観てみたが、
自分はあまりハマらず。
まず主人公の職業だが、一般的に住み込みの管理人というのは、
既に子供が独立したような中高年の夫婦を想定した求人しかないので、
単身のあんな若い男性が採用されることはまずないです。
あとヒロインの行動がちょっと突飛過ぎやしませんかね。
いくら男にフラれた直後で情緒不安定になっていたにしても、
さすがに階下のベランダに降りてフライパンで窓ガラスぶち割るはヤバ過ぎる。
音楽の騒音どころじゃない通報もんでしょ(そもそもフライパンで窓ガラス割れるんか?)
てな感じで序盤からリアリティに欠けた設定や演出に乗れず、
中盤以降の音楽業界の闇?なんかもちょっとどうかと思ったので総じて渋い評価になるが、
いいところもあって陸と岬の演奏シーンなんかは素直にカッコ良かったですね。
まあ、これがアニメだったらまた印象は違ったかも。
好きを追求する事、自分の心に素直になる事、を大切に。
よくまとまっていたが合わなかった
川西拓実、桜田ひよりの二人ともいい演技だったし、映画としてよくまとまっていたと思います。
ただ、私はターゲット(マーケティング対象の客)じゃなかったんだろうな、と観たことを後悔しました。
正直、劇中の曲に対する相性や理解度の問題が大きかったかと。
主人公が天才的才能にあふれた作曲家(ミュージシャン)って設定なんだけど、私には全然いい曲に聴こえなかったので。
坂本秀一、藤井風などが提供する、打ち込みメインのデスクトップミュージックが、どれを聴いても平板で同じような曲に思えてしまって、そこまで天才に見えないのでした。
新しい曲の潮流に、自然と理解できるようフラットに偏見なく生きているつもりでしたが、おっさんになっちゃったかな、いわゆる「老害化」?
などという自分への不安と不信感に心揺れてしまい、後半は全然映画の内容が頭に入ってこなくなってしまいました。
というわけで、点数は可もなく不可もなくってあたりで。
爽やかなブルー
窓ガラス
原作未読
ヒロインの名前が素敵だと思ったというその1点のみで鑑賞。
主人公の子がJO1という事で若い女性客が多い中にポツンとおじさんが1人という感じでちょい恥。
清澄、潮、航太郎、岬、沖、AZURなど陸以外wは「海」や「青っぽさ」を想起させる名前が多いが、内容も青臭さ満載の音楽を介した愛と友情の青春ストーリー。
主人公はデスクトップミュージックを趣味とする青年でかつてバンドを組んでいたが、人前で自分の楽曲を披露するのが怖くなり逃げ出した過去があることからか、それ以降バンドを組まないだけでなく団地の管理人やビルの清掃など日常生活までも人と関わる事を避けるという極端に孤独な生活を送っているのだが、そこまでするにはあまりにも説得力が欠ける。
またヒロインの子の関西弁が気になって仕方がなく、わざわざ不自然な関西弁を喋らすのならいっそのこと関西出身という設定はオミットすれば良いのにと思った。
少なくとも本作を観る限り2人が関西出身という設定はどこにも必要がなかったので。
大好きな俳優奥野瑛太さんが出ており嬉しかった。
チャンスはあったがブレイクしきれず尻すぼみ状態のバンドのリーダーのやさぐれ、あきらめ、責任感、惰性などの感情をこれしかないと思われる様なアプローチで表現され本作中で一番痺れたポイント。(歌とタバコは必須ツール!)
まさかの円井わんさんのドラマー役だが、何故かそれっぽさがあってハマってた様に思う。
テイ龍進さんは大物プロデューサー感、アーティスト感があってベストな配役。
大人として、ショービジネスに生きる者として理想を押し通そうとする若者たちに対し、現実的で対極に位置する本作中唯一の「大人」(≒悪役)としての役割をちゃんと全うされ、いぶし銀の格好良さだった。
本当はそんなに才能に恵まれても上手くは行かない、分っているからこそ苦悩がある。
Azureって ”青”の事、海の色みたいだから、俺たちここで出会ったからさ。
あ~そーなの。。。
微妙な頷きから映画を観てました。
今日は 音楽のDTMを奏でる主の話、「バジーノイズ」を観ましたよ。
出てる人:
海野清澄:役 川西拓実さん
岸本潮:役 桜田ひよりさん
速水航太郎:役 井之脇海さん
大浜陸:役 栁俊太郎さん
※話ベースは漫画からですね。
まぁなんでしょう、開始イキなり 清澄に対して潮の感情アタックが激しすぎて、そんなに初対面に対して情が深く入れるかな?と感じたかな。
音楽を本気でやってるプロの悩みってヤツが垣間見れる所は凄い感じはします。
自分としてはよう分らんけどもw
圧倒的にDTM生成より生で音弾いて足した方が深いじゃんか、ってのは分かるよね。
孤独な主の誰にも邪魔されなく一人で生きて 音楽やって行きたい気持ち。
でも 本当はそれでは生きて行けなくて。だから潮が傍に居るわけで。
中盤辺りに出てくる、
彼女の ”一人っきりじゃ無い~ぃ、二人きりやから・・・
もう・・・ぅぅぅ、 ハヨ行こうぅぉ。” セリフ。
ここの彼女が初めて彼の心を開かせて ”ok”させる演出場面は
凄く良かったですね。 この何処となく甘えっぷりと
身悶えしながらの仕草とセリフが たまらんかな。
関西弁良いじゃないですか。彼女の真骨頂的な演技なんですね。
そう思います。
後半にも出て来て、
”そっちかあら 開けて出て来て、お願いやから ~”
自分のせいで 殻に引きこもらしてしまって利用させられてる清澄に対して
渾身の自己の反省と彼を救いたい一心がココに現れていたと感じます。
最初は孤独な彼を助けたつもりが、いつの間にか自分は彼の成功にとって邪魔者と思い込み去って行った彼女 潮。でもそれは思い込みであって、彼の音楽の湧き起る泉の原点が彼女の中に有るって事を バンドメンバ-が気が付いたって話。
潮役の桜田ひよりさんがとっても力量発揮した演技だったかなと思いましたね。
どうしても監督は彼女に白い短パンを履かせたいらしい、そう感じます。
中々魅せてますよ。
川西さんに桜田さんの今後の活躍が楽しみ。
※岩井俊二監督もこう言う方向性の作品を手掛けられてたらと感じました。
気になる方は
劇場へどうぞ!
ありきたりな恋愛映画ではなく、音楽が主役。ぜひ映画館に足を運んでほしい
俳優陣の演技は、脇役の方々も含め皆さんとても素晴らしかったです。特に清澄、陸と岬の演奏シーンは何度も鳥肌が立ちました。そして何といっても潮の表情が、表現力の幅が半端なくて、本当に素晴らしかったです!多少強引な役柄でしたが愛さずにはいられないキャラクターでした。
そして何といっても音楽が圧倒的に素晴らしいので、ぜひ音響のいい映画館で観てほしいです。昨夜本作を観ましたが、寝る前も後も、そして今もずっと余韻に浸っています。風の音を聞いても、買い物先のBGMを聴いても、まだ映画の中にいる気分です。あまりに良かったので、近々もう一度観に行こうと思います。
音楽のジャンルが合わないからなのか
青‼︎
主役のはずの“音楽”の影が薄い
桜田ひよりを初めて見た(認識した)のは2015年公開の“さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-”だった。撮影当時は11歳くらいだったはずだが、達者な演技に感心した。 以来、彼女に注目しており、今回も彼女が主演と聞いて観賞をする気になった。
【物語】
清澄(川西拓実)は住み込みのマンションの管理人という面白味の無い仕事をしながら、余暇はただ一人パソコン向かって音楽を作り、奏でていた。 誰に聞かせるでもなく、自分一人で音楽を楽しむそんな生活に清澄は満足していた。
ある日、清澄は上の階の部屋に住む潮(桜田ひより)が、下の部屋から聞こえて来る音楽が大好きだと告げられる。内心嬉しかった清澄は潮が失恋した晩、深夜に清澄の曲を聞かせてくれという無茶な願いを断れずに曲を大音量で流したことで、管理人を首になり、部屋も追い出される。
責任を感じると同時に清澄のファンでもある潮は、配信用演奏動画を撮らせることを条件に清澄を自分の部屋に住まわせ、音楽制作をサポートする。潮がインターネットに投稿した動画が反響を呼び、清澄の音楽環境は変わって行くのだが・・・
【感想】
ひよりちゃん、すっかり大人になりましたね。
それが本作の一番の感想。なかなか魅力的な女性に成長されたのは嬉しい限り。
他の感想は・・・
悪くはないと思うのだけど、それ以上でもないかな。 もう一歩、もの足りないのは、音楽映画のはずだが、その音楽が俺にはあまり響かなかった。
特に、クライマックスとも言える最後の曲。これが、全然ピンと来なかった。心が湧きたたなかった。
音楽映画は、クライマックスで心震える曲があれば、それだけでOK! となるのだが、その逆は・・・
監督はあの曲で観客の心を捉えられると思ったのだろうか?
もし、そうでなかったら納得できる曲が出来るまでもっともっと粘るべきだった。
そこがちょっと残念。
全206件中、81~100件目を表示