「音と人物との関係が、自分には理解出来ませんでした‥」バジーノイズ komagire23さんの映画レビュー(感想・評価)
音と人物との関係が、自分には理解出来ませんでした‥
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(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
個人的には、主人公・海野清澄(川西拓実さん)のデスクトップで奏でる音は、抑制の効いた音に感じられました。
そして、なぜ主人公・海野清澄はこんな抑制の効いた音を奏でているのか、映画を通じて表現されているとは思えませんでした。
一方で、この抑制の効いた主人公・海野清澄の奏でる音に対して、岸本潮(桜田ひよりさん)は抑制とはまるで真逆の、窓ガラスを打ち破るという激しい(心情含めた)踏み込みで、海野清澄の部屋に入って来ます。
この激しい踏み込みを行う岸本潮が、なぜ真逆の抑制の効いた海野清澄の音に惹かれたのか、映画を最後まで観ても私には分かりませんでした。
映画の中での、海野清澄の音(曲)に対する周囲の説明も、余りに浅く凡庸だったと私には感じられました。
海野清澄の音への深い理解ある説明がされず、なぜその(抑制が効いた)音を海野清澄は奏で、岸本潮たちは惹かれたのか、それぞれの根本の人物描写が表現出来てないのではと、僭越ながら個人的には思われました。
個人的には映画としては残念ながらこのような点数となりました、申し訳ありません‥
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