「ストーリーにこだわらず音楽を楽しむ作品」バジーノイズ 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーにこだわらず音楽を楽しむ作品
JO1の川西拓実演じる海野清澄(きよすみ)は、マンションの住み込み管理人。だが、自分で曲を作る時にスピーカーから大音声を出していたので、周囲からクレームを受け、再発させると首だと叱られる。それで音出しを遠慮してたのに、ある日、上の部屋に住む、桜田ひより演じる岸本潮(うしお)が曲を聴かせてくれとやってくる。そりゃ断るよなって思ってたら、音が聴こえてきた潮。なんでサッシのガラス割っちゃったのよ。それ訴えられるよ。これで首になった清澄を同居させる潮。こりゃ一目惚れのラブストーリーだと思ってたら、違ってた。
清澄が何曲も作り続けていて、その曲がシアターに流れていた。ボーカルは無いし、ほんと映画のBGMだった。とても綺麗なメロディで心地良く、ソコソコ楽しめました。
ただ、ストーリー的にはずっとモヤモヤしてしまった。他人の映像を勝手にSNSに投稿。それまずくね?自分の好きな曲を作っているのに人に聴かせたくないってか。こんな天才的な作曲家なのに自信ないのかよ!何で誰も清澄の事を海野って呼ばないの?1人が良いって言ってたのに、元バンドのメンバー大浜陸と再スタート。それ、仲直りできる?何より不思議だったのが初めて聴く曲に合わせてベースを弾く陸。出来過ぎでしょ。練習シーン無しでステージへ。謎?えっ、清澄がボーカルを!かなり上手い、謎?ちゃんとバンド続けろよ!