ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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それなりに楽しめた。
SF映画と言うよりもむしろ戦争映画。テーマで見ると複数の友人から指摘のあった📖鉄腕アトム「青騎士の巻」をベースにしているとも言えると言えば言えるが、かなり無理があるかも。ただ手塚漫画や大友克洋、それも📖童夢や📖AKIRAと言ったメジャーなやつではなく、📖FireBall、出来れば読むべきはBIGGOLD掲載時の未完成版等のかなりマイナーな作品、それとエヴァ・・その辺はそうとマニアックに舐めてる感じがしましたね、この監督。
ただじっくり漫画版📖青騎士の巻を読み返すと、あの時代にAIの持つ問題点を人種、国家、宗教問題と見た立てて子供漫画に潜ませる手塚治虫と言う作家の偉大さは益々増すばかりです。この映画に足りない点は宗教性の昇華。諸星大二郎の📖生命の木を読んでいてほしかった・・大きくその壮大さが増加したことでしょう。惜しい・・・。
伝わらなかったです
チケットの有効期限の関係で鑑賞しました。
Xで面白そうな感想を拝見していたので楽しみにしていましたが私にはあいませんでした。
最後のシーンも感動的なのかも知れませんが、私的には「何も解決していないよね?また何年かかけてアレを作って同じ事の繰り返しになるのでは?」と。
AIは戦いは望んでなかった
AIと人間との戦い、AIと人間との心の交流、とややおきまりなストーリー感はありましたが、AIが現実のものになった今だからこそのリアル、西側とアジアに住む人間の差といった設定で面白く観られました。
人間はやっぱりAIには勝てないのかなと思わされました。
また、争いの無意味さも考えさせられました。
お祈りするAI
ギャレエド監督が影響を受けた?いろんな映画のオマージュというかマネっこというかがごちゃ混ぜになってる印象。ノマドが地上をスキャンする様子をはじめさまざまなメカの造形など見応えある映像は、IMAXで観たほうがよかったかと後悔。
傲慢で横暴な米国vs.異質な他者を受け入れ融和するアジアという構図はわかりやすい世界観だけど、展開やディテールには納得感があまりない。同じAIなのにアルフィーが子どもでハルンが渡辺謙の姿形をしているのはなんで? AIがこんだけ活躍してて今さら端末で暗証打ち込むような操作が要る? 終盤マヤのクローン?が綾波風にたくさん置いてあったのはなに?
オレの理解力・共感力不足もあるけど、それっぽいものを詰め込むだけで、AIと人との交流にも感動がない気がした。まあ、監督はとにかくドッカーンちゅどーんが描きたい人なのだと思う。
上映国で替えてるんだろうけど、各章タイトルとエンドロールの勘亭流のフォントは欧米人が好みそうな日本イメージ。来日したハリウッド俳優がうれしそうにハッピ着せられ樽酒の鏡割りをしている感じがあって笑えた。
デジャヴ的名作
感動的なSF大作なのは間違いないのですが、観たことのあるようなシーンや設定が満載で、どう解釈して良いのか分からない面があります。
夏への扉、スターウォーズ、ブレードランナー、アバター、ジオストーム、マトリクス、etc.・・・。
監督がローグワンの人なので、スターウォーズは良いとしても、少しやりすぎの印象も。SFの小ネタが尽きたので、開き直ってオマージュ的に使いまくったのでしょうか?
それはさておき、白人国家は有色人種を滅ぼそうとする悪の権化、というステレオタイプな設定は、インディアン迫害に始まって、黒人を奴隷にし、ベトナム戦争で苦杯を舐めた帝国主義アメリカの自虐史観なのかもしれません。
近年のハリウッド映画は、そういう「リベラル」な政治思想の宣伝媒体と化しているようにも思えて、私は食傷気味です。
本作の、人権思想をロボットまで拡張したメッセージは理解出来ますし、共感しない訳でもないのですが、そういう「西側先進国」的価値観で地球を支配しようとするのも、かえって世界を分断に追い込んでいるように見えて仕方がないのです。
他民族分断国家アメリカの宿痾を、偽善的人権思想を広めて贖罪しようとするのは、プロパガンダぽくて、押し付けがましく感じるのです。
本作は、SFアクション映画としては、133分の長尺を一気に観せてくれる面白さに満ちていて、単なるドンパチではない大作とは言えます。
ただ、真面目な作りだけに、かえって現代のハリウッドの偏向を浮き彫りにしてしまっているように感じられてなりません。
何も考えずに手に汗握って観られたら、かえって高く評価出来たような気がします。
男の子の子供がいる身としては
もうね、素晴らしい作品でした。
低評価の意味が分からん。
映像もロボットのデザインも良かったですよ。
内容もアバターをモチーフにしたような内容で、こういうのは良いですね。
ハッキリ言って、「AIが反乱」みたいなのは基本的に無いんすよ。プログラムの最初に「人間に危害を与える行為をしない」みたいなの書いといたら終わりなんで。
あり得ないテーマなんですけど、
そんな冷めた視点でみたら損なだけ。
ラスト良かったです。
主人公が感情的になればなるほど物語が面白くなっていくようにできてて、見事にストーリーを昇華していったように思います。
非常に良い映画でした。
観に行って良かった!
クソ映画というレビューを見ても惑わされるなかれ
物語はAIの創造主たる『クリエイター』を捕らえるために潜入捜査していた主人公と妻の突然の別れから始まる
そこからの主人公の動機は「妻に会いたい」
ただひたすらにそれだけ
よくある理由だが、現実の歴史の隠喩に満ちた壮大な世界観を旅するうえで分かりやすく力強い良い設定だ
思考や感情を揺さぶられる素晴らしい場面がいくつもある反面、後半に進むにつれ「なんで?」と思う理屈に合わない展開が見受けられ、そこが個人的には絶賛しきれない一本だった
ただ、理屈よりも感情の昂りに重きを置いた作品創りなのだろう
SF表現も違和感なく滑らかで、AIを扱う以上避けられない『生命とは何か』という命題にも回答しているのも◎
「辻褄が合わないからクソ映画」なんて激しいレビューを見かけても惑わされるなかれ
AIと人間は共存できる❔
将来問題化するであろう、AIと人間の壁の話
アメリカはAIと共存できない立場で、アジアは共存し生活する立場で争いが起こる
アメリカは空母船をベースに空から、アジアは地下にシェルター?を造り戦争が進む
途中で出てきたアメリカの特攻ロボットには笑えた反面、ロボットはあくまでも使い捨てが感じとれた
逆にアジアは犬🐶が爆弾💣をくわえ、警察🚓を倒した映像が印象的
もし中国がアジア側だったらと思うと…
めっちゃ楽しめた!
さて将来どちらになるのやら…
子役がかわいいのと、なんとなく先が読める作品
都合と願い
想像していたよりも地味目な仕上がりのSF映画でしたね。話が見えてきて動き出す迄に結構時間が掛かるので多少のダレ感はあれども、ギャレス節満載の希望の光射し込む優しい映画でした。主人公が後半までずっと"極々個人的動機"な所に感情を入れられなくて少しだけ乗りけれなかった。あと、AIサイドに"闇"要素があれば良かったかな。聖人過ぎてちょっと…。完全に好みの問題なので、アレで良かったとも思ってはおりますが苦笑
2085年の世界は、AI擁護派vs.反AI派に分かれていた。 20...
2085年の世界は、AI擁護派vs.反AI派に分かれていた。
20世紀後半からロボットが登場し、人型AIが登場したことで人類は幸福を掴んだかにみえたが、2075年、米国ロサンゼルスでAIが核爆発を引き起こしたこと、ふたつの陣営に分かれることになったので。
米国を中心とする反AI派はAI抹殺を唱え、主に東アジアを中心としたAI擁護派はAIとの共存を望んでいた。
そんな中、退役軍人であるジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、AIがニルマーナと崇める創造主と最終兵器抹殺の任務を受けて、AI擁護派の中枢に潜入捜査をしていたが、任務途中で最愛の妻マヤ(ジェンマ・チャン)をお腹の子どもとともに喪ってしまう・・・
といったところからはじまる物語で、その後、ニルマーナの居場所が判明、そこにいた最新最終兵器の子ども型AIとともに逃亡することになる・・・と展開する。
映画の根底には、自分たちの存在を脅かす他民族への恐怖からくる反マイノリティ意識のようなものがあり、西側の連合軍隊はAIのみならず、AI擁護派はおとなといわず老人も子どももバンバン殺しまくっていくあたりは、やりすぎ感がないでもない。
映画は、ジョシュアとアルフィーと名付けられた子ども型AIとの逃避行が中心となって描かれるが、20年ほど前に流行したディーン・R・クーンツのノンストップ小説のよう。
これは誉め言葉。
ただし、映画終盤、ジョシュアとアルフィーによる敵方の大型基地への潜入エピソードはお定まりといえ、やはりちょっと無理があるなぁ、と苦笑するものの、最後に親子の愛に決着するあたりも微笑ましいといえば微笑ましく、好ましい映画でした。
『TENET テネット』と本作で、SFアクションの主役といえば、ジョン・デヴィッド・ワシントンとなりそうな雰囲気ですなぁ。
<追記>
アジアが舞台なのは、製作費を安く上げるためだろうが、結果、ベトナム戦争の悪夢も脳裏をかすめたりもした。
米国中心の西側勢が敗北するので、本作、米国では受け入れられているのだろうかしらん、と余計な心配も。
別れるね
この映画だけでなくハリウッドでの渡辺謙の使い方に疑問を持つのは私だけ?。日本人を見下しながらも利用してる感が否めない……。
さて、好き嫌いが別れる作品だと思います。意味のない所で突然日本語をしゃべらせたり、小学生でもしない誤表記があったり。敵もAIを倒すために結局はAIの力を使ってる等の矛盾が。でもそれらを差し引いても好きな作品です。
アルフィーが泣きながらも最後に微笑んだのは、あの2人が生きてると感じとったからでは?と捉えました。
結局1番怖いのは都合の悪い真実を隠す権力を持った人間なんだという結論には大拍手。
美術がAKIRAそっくり。
戦争描写のリアリズムを追求している監督。
作品のプロットとしては
大友克洋先生のAKIRAとブレードランナー、
地獄の黙示録を利用していると感じる。
話は平板。死んだ直後なら記憶を取り出して
AIで再生出来るという話が少し感心を誘う。
映像はILMで文句なし◎
恋愛描写はSWEP8よりはマシに。◎
主人公役のジョンW◎
謙さんもAI役とか結構大変なんだな。
ハリウッドは。って感じでした。
うわー駄作きた〜
ローグワンが大好きなので期待して観はじめましたが冒頭の3分で駄作の予感がしました。
冒頭でロボット黎明期のモノクロ映像が映ってやがて未来の映像に移り変わるのに未来の映像まで古い解像度のまま。
作りが荒い予感は的中し全編を通して気になって気になって仕方がなかったです。
アンドロイドが人間を模して行動するのは仕方がなけれどおにぎりを頬張ったり死ぬ前にバタバタ暴れたり全く人間と変わらない。
それなのに渡辺謙扮するアンドロイドはハンモックで寝ている最中に首筋のスイッチをパチンとされるだけで機能停止。
そもそもアンドロイドが寝る必要性がありますか?しかもハンモックで?
SF映画の世界観ってディテールを大切にしないと全てブチ壊です。
マジンガーzのブロッケン伯爵なら許されてもミレニアム時代の実写では許されません。
どれだけ裏設定を想像してみても我慢できないものは我慢できない。
テーマも陳腐で全くの駄作でした。
AIは人類の敵?
AI技術が進み人型のAIロボット「シミュラント」が労働力となった未来。
人々はAIを駆使して豊かな生活を送っていたがある時ロサンゼルスでAIによる核攻撃が起き、そこからAIと人間との壮絶な戦いが始まる。
いわゆるAIの人類に対する反乱を描いた映画だが、それに留まらない奥深さを感じた。
主人公は軍人であるが、その上官は任務遂行の為に非情な命令を下し、
「敵」と言われているはずのAI側に時に助けられたりも。
本作でキーとなる特別なAIの少女アルフィーとの逃避行の果てにジョシュアが見た物は――
今までのAIものとはまた一味違った思いが胸に刺さります。
プロダクションデザインを楽しむ感じ
このようなオリジナル超大作が成立するところがやっぱり凄いな。リュックベッソンも、ニールブロムカンプにもあって、ギャレスエドワード与えられた、ひと握りの成功者に与えられた自分の若き日に刺激を受けたカルチャー全部乗せ、みたいな企画SFのひとつ。言われているようにAKIRAオマージュでもあり、ブレードランナーやトータルリコール風でもあり、高野秀明のジェノサイドにも似てはいる。なのでそのこと自体は驚きはなく、だって好きなんだもん、というのを眺めさせていただいてる感じ。なので、なるほど、としか出てこない。最後葬るのは爆心地と言ったのでもしや、と思ったがさすがにそこまではない。
AIと共存するニューアジアとAIを追放する西側諸国との戦い、というのが面白いが、日本語や漢字はオマージュなのか、実際の設定として日本や中国や韓国とかはどうなってるのか興味はある。要はごった煮。
たぶんアジアというのはベトナム的要素もあって、更に今は地中海でまさにジェノサイドみたいなのが繰り広げられてる中で見方によってはかなり攻めてはいる。しかし、自分も歳をとったのか、このミッションのアクションのひとつひとつがあまり自分にはハマらなかった。
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