「いろいろとスッキリしなかった〜徹頭徹尾、悲しいトーン」ザ・クリエイター 創造者 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろとスッキリしなかった〜徹頭徹尾、悲しいトーン
2023年公開、アメリカ映画。
【監督】:ギャレス・エドワーズ
【脚本】:ギャレス・エドワーズ、クリス・ワイツ
【原案】:ギャレス・エドワーズ
主な配役
【ジョシュア・テイラー】:ジョン・デヴィッド・ワシントン
【超AI アルフィー】:マデリン・ユナ・ヴォイルズ
【ジョシュアの妻 マヤ】:ジェンマ・チャン
【特殊部隊 ハウエル大佐】:アリソン・ジャネイ
【AI兵士 ハルン】:渡辺謙
【ジョシュアの友人 ドリュー】:スタージル・シンプソン
1.妻を探す旅〜悲しいトーンの作品
2055年、ロスで核爆発が起こり、100万人が犠牲になる事態が発生する。
後で判明するが、これは人間のミスをAIに押し付けたものだった。。。
という経緯で(どういう経緯?)、
人間による「AI狩り」が行われるようになる。
特に「ニルマータ」と呼ばれるリーダーを抹殺するのが目的だ。
「ニルマータ」に迫るため、潜入捜査していたジョシュアは、マヤを愛してしまい彼女は妊娠する。
しかし、味方の奇襲攻撃によりマヤと別れ別れになり、自らも腕を失ってしまう。
ジョシュアはマヤを忘れられない。
マヤを探すために舞い戻る。
2.超兵器アルフィー
ジョシュアはマヤに行き着くために、
謎の少女AIをさらい、アルフィーと呼ぶ。
アルフィーはとてつもない能力を秘めている。
だが、『帰ってきたウルトラマン』なみに、
ギリギリの状況にならないと、能力を発揮しない。
それが、観る側にはもどかしくて仕方ない。
3.まとめ
作品のクオリティは高いと感じた。
ストーリーはハッピーエンド、とは言えないだろう。
徹頭徹尾、悲しいトーンだ。
希望や夢、みたいな言葉は浮かばない。
◆「身勝手な人間」 vs. 「気の毒な弱者(AI)」
このような構図は、
SFにしなくても、いくらでもネタに困らない。
◆ジョシュアの豹変ぶり
そもそも妻に近づいた理由は任務遂行のため。
それがどうしたことか、
離れた後に「会いたい」シンドロームに陥る。
私には ″ 豹変 ″ に映った。
いろいろとスッキリしなかった。
☆2.5