「少し泣かせるね」ザ・クリエイター 創造者 kincyan1953さんの映画レビュー(感想・評価)
少し泣かせるね
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潜入捜査に入った兵士が、現地の女性と愛し合い子供まで作るが、西側の特殊部隊投入で妻は殺されてしまうというのが導入部だ。このあと色々あるが、兵士は再度アジア側のAI最終兵器を見つけるために上官に駆り出される。そこで最終兵器たる小さな少女と巡り合い、妻との秘密を知る。最後は、少女AIロボットと心を通わせ、西側の空中要塞を破壊するというようなストーリーだ。AIと聞いて、私としては色々言いたいところではあるが、おとぎ話としてみると、なかなか泣けてくる物語だ。アメリカ人にこんな映画が作れるのかと思って監督(&脚本)の素性を調べると、イギリス生まれでアジアへの旅も子供の頃にしているという。エンドロールを見ていると、ネパール、タイ、インドネシア、日本などで撮影をしている。そこでの映像を素材に、後でSFXで建物などをつけ足しているので、意外に安く作られている(この手のSF大作の半分の予算:8000万ドル)。
エドワーズ監督は(鉄腕アトム級の)AIを肯定的に描いており、そういう意味ではアメリカ映画のAIとは少し違う。なんといっても、少女のAIロボット(マディリン・ユナ・ヴォイル)が可愛いらしいところが、ミゾだと思う。
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