「AIと人類ではあっても悪役はアメリカ」ザ・クリエイター 創造者 ヤマッチさんの映画レビュー(感想・評価)
AIと人類ではあっても悪役はアメリカ
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近未来で進化したAIが暴走してロサンゼルスを破壊して被爆地となってしまった。アメリカはAIを敵となしてAIロボット狩りを始めます。一方ニューアジアではAIロボットとの人間共存を継続。これによりアメリカとニューアジアでの対立となります。何やら現実社会での分断にやや似たような状態です。AIと人類の戦いという設定は過去に様々作品がありました。本作が異なるのはAIを抹殺しようとする悪者アメリカというところです。圧倒的な戦力にてAIやアジア人を制圧していきます。そんな中アメリカの脅威は人類を滅ぼす兵器を作り出すクリエイターの暗殺です。潜入捜査でニューアジアに潜伏する主人公ジョシュア、そこでマヤと結婚をします。互いに愛し合ってはいてもジョシュアは任務を優先してマヤを失ってしまう。マヤを探して再びニューアジアへそこで出会うAIの少女アルフィー。ジョシュアとアルフィーの逃避行が始まります。「ブレードランナー」を彷彿させる近未来の街、「スターウォーズ」のような様々な兵器など圧倒的な想像力と映像は一見の価値があります。冒頭の様々な設定がややわかりにくいのですが、その後はシンプルな展開となりす。結末は想像通りの物となっています。しかしこれで解決とはなっていません。人工知能の進化にAIと人間はどうかかわるのかというテーマを投げかけるもその先はご鑑賞した皆様でお考え下さいというような感じです。スケールの大きな作品でありながらも感動も痛快さも何もありません。そこが残念でした。あとこれは私だけと思いますがアルフィーは坊主頭であったこともあり、少年と思って観ていました。
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