「ヨハンの足元にも及ばない!!」怪物の木こり きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨハンの足元にも及ばない!!
まず最初に思ったことは絵本『怪物の木こり』が漫画MONSTER(浦沢直樹・全18巻)のなまえのないかいぶつに印象が似てるなぁってことでした
MONSTERとは旧東社会の闇を描いた漫画でそこにヨハンという怪物が出てきます(面白いですよ)
その作品と絵本のせいかイメージがかぶるんです
関係ない話は置いといて本作の話
主人公彰くんはサイコパスな殺人者ってことなんだろうけどやってることが非常に雑
初っ端から素人に勘づかれていたし…
そんなんで今までよく警察に捕まらなかったね
それに話も雑
彰くんは既に何人も殺してるみたいだけどその辺り全く触れられていない。共犯的なお医者さんもイマイチ何やってるのか謎。木こりマスクの動機もそこまでする?って感じだったしなんだか物語としてのパンチが弱い気がしました
プロファイラーのお姉ちゃんも腕っぷしがないのにやたら単独行動するし…
つまらないわけじゃないけどなんだかモヤモヤするなって感じました
それとサイコパス=悪い人みたいな描き方はよろしくないんじゃないかなと思う
先日某ひろゆきさんがけちょんけちょんにされてる動画でも相手をサイコパス呼ばわりしていたけどレッテル貼りみたいなのはよくないと思うのよ
そういう意味でもあまりよろしくない印象を持ちました
よかったところは◯◯◯くんと彰の過去くらいかな?
エラい悪そうな風貌だけど元はいい子なんだもんね
やはり人工的な彰くんでは本物ヨハンの足元にも及ばないって感じかな…あぁまたMONSTERが読みたくなってきた
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