違国日記のレビュー・感想・評価
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許せない
原作厨なので予め言っておくと、全く満足していません。
原作の中にある優しい言葉のほとんどがカットされていて、カットされていないとしても何故か違う意味になっていたりして、それだけで途中から観る気が失せた。
なので、原作未読の方が観ても面白い作品なのかどうか客観的には言えない。
ここのレビューを見る限りは高評価らしい。
えみりと喧嘩をした朝が仲直りを躊躇って、それでも自分から電話をかけたのは、槙生がダイゴとの学生時代のエピソードを話し、自分のことを十なん歳から知っている人がいることは時々とても必要だったと、そんな言葉をかけたから。
えみりの話を朝がほとんど難なく受け入れられたのは、槙生との言い合いを経て「人が何に傷つくかはその人が決めることだ」と学んだから。ジュノさんと出会ったから。
こんなにもいいシーンやいい言葉をカットして無理やり二時間に収めるなら、収めなくていいから連続ドラマでやってほしかった。
キャストさんは皆さんとても素敵でした。新垣さんのクールな役柄は個人的には新鮮だった。
ダイゴと包団を結成するシーン(原作通り)、三人で外を歩くシーン(映画オリジナル)はとても良かった。MVPは夏帆さんだと思う。
「話さないとフェアじゃないと思ったから(姉が嫌いなことを)話しただけで、悪口聞くもんじゃない」と原作の槙生は言ってるのに、映画の槙生はあっさり悪口を言っていて、そこが一番悲しかった。
まきおさんがふんわりとやわらかく、自分を守る国境の壁のようなものが...
まきおさんがふんわりとやわらかく、自分を守る国境の壁のようなものが原作よりだいぶ低めで、やすやすとこの共同生活を受け入れているようにみえ、違国感がうすれてしまったのはもったいなかったなあとおもう。
原作でとても重要に感じたいくつかのセリフがなく、なんとなく全体的に散漫な印象になってしまったのももったいない。
俳優のみなさんはそれぞれ自然体でとてもよかったです。
(『毒娘』のちーちゃんがちょう優等生だった)
あとすごくどうでもいいけど、このご時世、高校や中学に入るのに保護者証や来校者証をぶらさげていない違和感がすごいなあとか、死後1ミリも娘におもいだしてもらえないお父さんの存在のうすさがちょっと不憫だなあとかおもったりしました。
タイトルなし(ネタバレ)
女子高生のほうは思っていたよりめちゃめちゃコミュニケーション取れる子でホッとした。
ガッキーも頑張ってたし。
そして生前から行き来のあったおばあちゃんは静観って感じなんですかね。まあ助けちゃうと話がボヤけちゃいますもんね。
二人の前進を温かい気持ちで観れるよい作品でした。
それにしても亡くなったお父さんに関しては、一言も触れられてなく少し不憫に思った。
2人の関係性がいいし程よい距離感
予告で気になってて鑑賞!
両親を交通事故で亡くした15歳の朝
葬式の席で、親戚たちの心ない言葉が朝を突き刺す
そんな時、槙生がまっすぐ言い放った
「あなたを愛せるかどうかはわからない
でもわたしは決してあなたを踏みにじらない」
槙生は、誰も引き取ろうとしない朝を勢いで引き取ることに
こうしてほぼ初対面のふたりの、少しぎこちない同居生活がはじまった
人見知りで片付けが苦手な槙生の職業は少女小説家
人懐っこく素直な性格の朝にとって、槙生は間違いなく初めて見るタイプの大人だった
対照的なふたりの生活は、当然のことながら戸惑いの連続
それでも、少しずつ確かにふたりの距離は近付いていた
だがある日、朝は槙生が隠しごとをしていることを知り、それまでの想いがあふれ出て衝突してしまう――
というのがあらすじ!
2時間とちょっとの時間でしたがあっという間に終わった!
葬儀場での親戚の言葉はこっちも聞いててうんざりした
その時の槙生のきっぱりと言う言葉がよかった…
あと卒業式は普通に過ごしたかったのに友達の母親と担任が余計なことをしたよね
見ててそれ普通じゃないからって思ったもん笑
そして3人での手づくり餃子パーティーのシーンはよかったです!
楽しそうだったしここで意外な一面を知れる結果になったて距離が近くなった感じがしましたね☺️
全く違うタイプの2人だけど2人の距離感とか関係がとてもよかったです😊
この映画を観てお互いを理解しようとするのは大切だなと改めて思いましたね…
みなさん演技は素敵でしたがやはりガッキーと早瀬憩さんがさらに素敵でしたね!
早瀬憩さんはたまにドラマで見るのでこれからのご活躍が楽しみです😊
素敵な映画をありがとうございました!
もう一度みたい映画です!
原作よんでるものとして
新垣結衣さん自体はワタシ的問題ないです
違和感はありますね
人との距離感をうまく取れない人の話し方や、距離感
空気感
リズム
原作好きの勝手な想像していた脳内イメージと、一致せず
もう少し長く時間で
ふたりが距離感を縮めていくとこまで
できたならまたイメージがかわるかもしれません
平和な日常
WET過ぎない
居心地の悪い状況から、だんだんと小さな幸せが増えていく。こころに染みる良い映画
冒頭、とても厳しい状況で、居心地の悪さの中にいる主人公二人が、いくつかのエピソードを重ねるうちにだんだんと前に向いて、素直な心になっていき、小さな幸せを感じる場面が増えていく。いい映画だなと思いました。
餃子を手作りする場面、朝がひとりで歌いながら学校の廊下をひらひらする場面、ラストのバンド演奏の場面など、主人公たちは泣いたり叫んだりしていない、普通のことをしているのに、心に染みてじわりを来る感動がありました。
ガッキーも良かったですが、朝役の早瀬憩がとても良かった。まだまだこころが不安定で気持ちがどう転んでいくか自分でもわからない15歳という年頃であり、一度に両親とも亡くしたショックも抱え、友達との関係もいろいろある。難しい役どころでしたが、観ていて自然に応援したくなる気持ちになりました。浮かれる場面もうまかったし、急な展開に驚きつつ言葉をつなぐ場面も良かったし、海岸で涙を流す場面は完璧でした。
冒頭の父と母の二人とも亡くなるシーンは「こんな駐車場ではそんな事故は起きないでしょ」と感じます。槙生(ガッキー)の「です・ます」を使わないぶっきらぼうなしゃべり方に「葬式なのに、そんな言い方する?」と思ってしまいます。というぐあいに、映画の冒頭15分くらいは、違和感がありますが、そこは我慢して鑑賞を続けましょう。
冒頭の違和感とは別ですが、「あそこから落ちて、あんなに粉々に割れないでしょ」とマグカップの場面で感じてしまいました。両親の交通事故の描き方(ナレーションだけの方が良かったのでは?)と合わせて、少し不自然さも感じたので1点マイナスの4点の評価です。
寝ちまった
新垣結衣の魅力満載 !
子どもに向き合うことで、子どもを変えていき、自らも変わっていく、清々しい展開
数年前に「くちびるに歌を」という、新垣さんが離島の産休代替の音楽教員として赴任し、合唱部の顧問として中学生たちに向き合っていく作品があった 必ずしも子どもが好きでない彼女が生徒たちと衝突をしながら、自らも変わっていく話であった 怖く不愛想な彼女の役どころが、本作と重なった 新垣さんはいろいろな役を演じてきて、こういった役も違和感なくみられるのは、とても嬉しい 中学生から高校生になっていく朝さんの心情は、私たちもかつて「通りぬけてきた時代」であるだけに、共感と応援をスクリーンに向かって念じていた なんと素晴らしい新人と、観る者に希望を持たせる脚本であったことだろう 清々しい希望の持てる展開が心地よかったです (6月13日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)
多分充分アイシテル
生々しい
押し付けられる「普通」への抗い。「普通」からの解放を見る作品
科学的根拠も現代社会が築き上げてきた道徳的正しさもない、単に社会構造に影響を受けただけの「普通」を無意識に押し付ける人々。
人と人との関係を「親子」、「親友」、「恋人」、「友達」などという言葉で定義し、当てはまっているのが「普通」。
でも、人間関係は無数のバターンと無段階のグラデーションでできているという現実を認識できる人からすると、関係性の単純な定義と、定義への当てはめはクソみたいな同調圧力以外の何物でもないことを作品を通じて感じさせられます。
憎しみの対象である姉の事故死により残された姪御と主人公の血のつながらない家族(親子)関係の形成過程が物語の中心です。
単に主要な出演者が同じということに加えて、「普通」との戦いというテーマの観点で、約半年前に公開された新垣結衣出演作「正欲」とつながっているなという感覚が芽生えました。
さらに、黒人系俳優や白班の俳優を高校生役として配置しているけれども、肌の色にまつわるエピソードが出てこないところには好感が持てました。それも含めて普通だろ、という作品制作側の意志を感じました。
思ったよりもあっさり
「大嫌いな姉が死んだ」って言うから、姉妹の確執が中盤くらいまで影響するかと思いきや、思っていたよりもあっさり打ち解けた感があったし、槙生もコミュ症のやさぐれキャラかと思っていたら、さほど面倒くさい人でもなかった。
病院通いの話や2人の回想、幻聴からお姉さんは、なんでもナチュラルに思ったことを言って傷つけてしまう病なのかなぁ?
槙生ちゃんと呼んではいるから、悪気があるわけでは無さそうと思ったものの結局は分からずじまい。
映画では端折られてるだけなのか?
朝の高校生活は爽やかに充実してそうだし、友達関係も悪くなさそう。むしろ廊下で会った時のえみりのワナビー感の方が心配になったくらい。
139分だけど、特に長いとも感じなかった。
少しばかり消化不良な部分がありつつも、全体的に柔らかく優しい映画だと思う。
とにかく素晴らしい
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