違国日記のレビュー・感想・評価
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いい感じ
原作は全巻読了済み。
朝と槙生のキャラクター解像度が非常に高い。ストーリーには大きな起伏はないが、朝と槙生の関係性が丁寧に描かれている。槙生の哲学的な考え方や生き方がとても素敵で、足が長くスタイルがいい所やコミュニケーションが苦手な所も原作そのまま。朝のぼんやりしている所やあっけらかんとした性格、二人が距離感を掴みにくい感じも原作を彷彿とさせ、キャラクターの深みが感じられる。
笠原君はもう少し渋い中年男性をイメージしていたが、これはこれでありだと思った。全体として、ストーリーの派手さはないが、二人のキャラクターに引き寄せられ、居心地の良さを感じさせる作品。観終わった後も心に残る、味わい深い映画だった。
ほんわかした良いお話
新しい朝は希望の朝だ。
原作は知らないし、予告編も見てなかったが、ガッキー好きなので、ストーリーは全く予測せず着席。
最初、アイス食べてる朝ちゃんを車に呼ぶ両親。そこにトラックが。あれっ?て思ったら2人とも死亡。もっとでかい音してよかったんじゃないかな。葬儀の会食の時、親戚連中の会話が気に入らなくて、姉の娘、朝を引き取るとこにした新垣結衣演じる、小説家の高代槙生。え〜っ、他人と同居が苦手な独身の女なのに、どうしてそんな選択を?で、朝を連れてマンションに帰ったら、めっちゃ散らかってた。それに2人で暮らすには狭くね?タンスや机を新規で配置できないんじゃね。気になってた朝の年齢。もしかしたら中学生かなって思ってたら、すぐ卒業して高校生になる。こりゃ、かなり面倒な流れだよね。元彼で今は友達の瀬戸康史演じる笠町信吾がサポートしてくれる。こいつ、公務員なのかな?説明なかったのか聞き逃したのか分からなかった。もう1人のサポーターは染谷将太演じる弁護士の塔野和成。本当にちょこっとの出番だったので、染谷君じゃなくてよかったんじゃないかな。
槙生と朝のお互いに共感できないやり取りがずっと続く。自分の生き方は自分で決めなきゃダメだよね。でもそれを認めてくれるのは仲の良い友達。人生において友達は重要だよな。
ガッキーの表情がとても良くて、とても楽しかったです。
美しい映画
原作に、「15歳の子供は、もっと美しいものを受けとるのに値する。」という台詞があり、私はそれが大好きです。
映画には、この台詞がありませんが、作品全体が、それを表現していました。
観る前は、新垣結衣さんは槙生のイメージとはかけ離れていると思いましたが、観ると完全に槙生で、かなり驚きました。俳優って、本当にすごいものなんだと思いました。
夏帆さんや早瀬さんも素晴らしくて、3人のやりとりがあまりに自然で、演技とは思えませんでした。生身で動く槙生を観て、漫画だけ読んだときより、もっと槙生を好きになりました。
3人で歌うシーンは、涙を抑えきれませんでした。
この映画がすごく好きです。もう一度観たいです。漫画も読み直したくなりました。
わたしは、決してあなたを踏みにじらない
「人と人は絶対にわかりあえない」、それでも他者と関わろうとするし、
関わる中で試行錯誤するし、通じない言語があるので“違国”であり、
ずっと人はもがき続けるわけですが、それがコミュニケーションの本質だと思います。
相手を知ろうとする、わかろうとする、そのアプローチをし続けることが大事だと思います。
そういうことを一貫して描いている作品だなと感じました。
この世界観をつくりあげている瀬田監督をはじめ、キャスト陣の演技が素晴らしいです。
高代槙生を演じた新垣結衣。
『正欲』から、かつての新垣結衣像を自らぶっ壊し、一皮も二皮もむけた演技をしていると思います。
槙生のちょっとだらしない感じ、TPOに応じて服装や髪型を変えているところ等、
役に入り込んで演じているなと感じました。
田汲朝を演じた早瀬憩。
私は本作で初めて認識した女優さんですが、主演を張れる実力は充分にあったと思いました。
朝の天真爛漫さや悩みを繊細に演じたり、振り幅も大きい難しい役だったでしょうが、見事に演じ切っていました。
歌唱シーンが初々しく、涙が出てしまいました。
他、夏帆演じる醍醐が持ってくる優しい空気感、瀬戸康史演じる笠町の包み込むような空気感、
小宮山莉渚演じるえみりの本当の親友のような関係性(深い悩みを抱えつつ)、
伊礼姫奈演じる森本の凜とした佇まい(『毒娘』の演技とは真逆です(笑))、
いずれも素晴らしかったです。
パンフレットデザインを大島依提亜さんが担当されており、実にセンスを感じるつくりになっているので
こちらも併せてご覧いただければ、さらに本作を堪能できると思います。
「わたしは、決してあなたを踏みにじらない」という槙生のセリフが至言だと思います。
優しい世界
繊細な物語
鑑賞動機:原作10割
といっても3巻までしか読んでませんが。映画は7巻くらいまで。もう盥の書き方をを忘れることは生涯ないだろう。
新垣結衣をスクリーンで観るの初めてだった。脇役陣も含めキャスティングについては、事前には懐疑的なところもあったが、いざ観てみたら問題なかった。原作まんまでは無いけども、きちんと生きた人物になっていたと思った。
葬儀後の会食場面や幻聴の部分など、音響効果をうまく使ったのは、映画の強みを活かしたところ。逆に家の整理の時、ベッド脇の引き出しの部分はもう少しちゃんと見せないと、槙生が挙動不審になる意味がよくわからないのでは。親としての顔だけじゃない/姉としての顔だけでもないところだから、意外と重要だったのではないかな。
ダメな大人の端くれとしては、むしろ5分で人を上げられる状態に持っていけるんだあ、と感心してみたり。
槙生は思考の大部分が書き言葉でされているから、話す言葉も書き言葉寄りになっているように思った。
自分で選択したのなら、たとえ後悔したとしても後悔しがいがある。正解なんてわからない。死んじゃったらどうしようもない。喧嘩も仲直りもできない。
引き戸の隙間から覗くとこ好き。うなぎ。
それっぽいことを散漫に書いてみたけど、そんな印象。
好きです
原作好きで、新垣結衣さん主演ということで、期待していました。
かわいらしい声と笑顔の印象が強いですが、表情の自然な感じや立ち姿で、かわいらしさもかっこよさも気難しさも表現できる元々上手な俳優さんだと思っています。かわいい役や台詞のかわいさの印象が強いというのも俳優としての素晴らしさ。今回も人との距離の取り方が苦手がゆえに知らない相手との関わりが苦手な感じと嘘をつかず人と向き合っていく槙生がとても槙生でした。
個人的にも人生に影響を与えるくらい原作が素晴らしかったので、好きな方が色々思うところがあるのはわかりますが、俳優陣の解釈だったり演技力が素晴らしかったし私はこの空気感を大きなスクリーンで見ることができて幸せでした。あとは、どこの場面や台詞を脚本にいれるかいれないか流れの関係で変えるか変えないか、映画の主軸をどこにおくかのお話だと思っていて。それで合う合わないはどうしても出てくるのかなと。原作の一方向でない描き方が好きなので、それも含めて違国日記のよさ。
インタビューを色々読ませていただき、朝の生活と成長を軸においていることと瀬田監督が少女たちの瑞々しさや儚さ、空気感を撮られるのが上手なことを知っていたので、私はとても好きでした。柔らかな年頃の子どもたちを上から押さえつけず尊重するまわりの大人たちの関わり方や描き方もとてもよかった。
(原作は印象的な台詞を槙生や槙生まわりの大人が言うことが多いけれど、映画は朝メインなのと2時間という制約もあり、今回はそこの部分はそこまで描かれていないかなと。でもここではないですが異国日記と題名さえ間違えて原作ファンなのですが云々と言われている方を結構お見かけして、感想は自由だけれど題名さえ間違えてるのに何かと比較するのはさすがにちょっとなあなど。ここで吐き出してしまった。)
槙生ちゃんが隠さない人だからこそ表情が意外と変わったり、おどけたり横槍いれたり、相手によって口調や表情が違ったり。そういうところを映像化されていてよかったです。そして原作の朝のまっすぐさは(母親の影響や守られ具合のせいか)現代の子にしては幼いので、演技や演出によっては現実感を出すのが難しかったと思いますが、早瀬さんのまっすぐな演技と瀬田監督の手腕でとても良いバランスになっていたと思います。
不特定多数への攻撃性の強い世の中に日々消耗していたので、見終わった後に心が落ち着き、人の優しさやあたたかさを信じてもよいのだろうなと思う映画でした。間を楽しみ、映像美や音響のよさもふくめての映画なので大きなスクリーンで見ることが出来てよかったです。試写会などにも行かせていただいたので4回見ましたが、自分の精神状態や体調もあったりで心に響くシーンが毎回変わってきたので、また見に行きます。
10代の拙さ
新垣結衣さん大好きです。(追記)再鑑賞
ポケットに手ぇ突っ込んで潮風に吹かれるガッキー、かっけー。
(ガッキーがカッケーところがネタバレ部分?)
ってオレ、2時間超の大作に、も少しまともなレビュー書けんのかね?
「むっむぅ ~ ?・・・ (-ω- ?) 」お
「アッ、そうだ!長げえ?」 (^^)
あと、軽音のセッション良かったヨ。 「おお、今どきは iPhoneでライブ中継かよ」と思った。
僕はかなり気に入ったので、また見に行くと思うけど、長いし、エンタメ的な事件も起きないから退屈っちゃ退屈なので、睡眠不足や疲れていたら熟睡してしまう自信がある。
時計の針も12時回ったし、あしたアサ早いからもう寝る。
【追記】2024/6/15(土) 再鑑賞
前回も思ったのだが、中学生、高校生ってメンドクセーと思った。
とはいえ高校生パートの、親友エミリの恋、留学の選にもれた同級生の話、軽音の上手な新入部員の話は良かった。映画は時間が短いからアッサリしてしまうのが残念。
ポリティカリー・コレクト
瑞々しい
ガールズトークが満載の心地よい会話劇がメインの作品。 本年度ベスト級。
両親を事故で亡くした女の子。朝を演じた早瀬憩さんの演技が良い!
今まで存じなかった役者さんだけど今後、スクリーンに多く登場する予感!
インスタは観賞後に即フォロー(笑)
両親を事故で亡くした朝を、母親の妹の新垣結衣さん演じる槙生(マキオ)が引き取り共に生活して行くストーリー。
全編に渡り女子トークが満載。
何か大きな出来事がある訳でも無いけど会話に引き込まれる。
特に新垣結衣&夏帆さんの会話が最高に良かった!
その会話に早瀬憩さんも遜色無く加わって行く感じ!
餃子を3人で作るシーンが最高!
早瀬憩さんの今後が楽しみ!
女子トークが多い中、男性陣がチョイ役ながら光ってた感じ!
瀬戸康史&染谷将太さんが作品のスパイスになっていた印象。
ぶっちゃけ上映時間139分は長いと感じお尻が痛くなったけど自分好みの作品で満足度はソコソコ。
早瀬憩さんの今後の活躍に期待しかありません( ´∀`)
好きなストーリーです。
はい、いってらっゃーい
映画館告知であんまり流れてなかったのですが見に行きました〜 原作未読
ぎこちないガッキー良さそうだと予告で感じたので気になってました
全体的に物語に起伏が少なかった…
雰囲気は凄く良さげですが…
ガッキーやさぐれ感というか絶妙なダメさ加減凄く良かった!
冷たい感じかな~と思うけど可愛らしいとこあって飽きずに見れました!
朝役の子いいですね 最近ブレイクした河合優実さんチックなアンニュイっぽさ素敵です 今後も気になりますな
瀬戸くん福山雅治にしか見えなかった(笑)すいません(笑)
夏帆さん元気な感じ合いますね
漫画的演出というかホラーチックなのも気になったな〜 ポツン描写や鏡のシーン怖かったわ(笑)
セリフ回しも漫画っぽいし…
姉との確執や病気のところもさらっとしすぎて引っ張ったわりに雑だなと思ってしまいました〜
最後も特に変化はないのはそりゃそうかと
もっと二人でギスギスしても良かったのにな〜(笑)
なんか全体的に踏み込むようで踏み込まなかったりモヤモヤ感じてしまった
個人的にはギスギスでもエンタメでも感動要素でも振り切ってないように感じてしまったかも
同性愛の同級生やハーフの友達描写いる???
タイトルの日記要素もっとあってくれ〜
逆に原作どうなってるのか気になりました!
最高の青春家族映画。
全273件中、201~220件目を表示










