劇場公開日 2024年6月7日

「朝は必ず来る、新しく、美しい」違国日記 あさやんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0朝は必ず来る、新しく、美しい

2024年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

目の前で両親を事故で亡くした15歳の少女、朝(あさ)
朝の母の妹、つまり叔母にあたる、小説家である槙生(まきお)。
槙生は姉のことを嫌い、家族とも疎遠になっていた。
そんな二人が一緒に暮らすことになるが、性格は対称的。
理解し合えないながらも、日を重ねていくうちに、親子とはまた違った、
関係性を築いていく。

朝の母は朝から見てどんな人だったのか、
槙生の姉は槙生から見てどんな人だったのか。
両者の視点からの対比。

また、二人を取り囲む、女性の友人たちとの関係。
大人の女性友だち、女子高生の友だち、そして年齢差を超えた、
大人と女子高生の友だち関係。
面白い描写であった。

朝を演じた早瀬憩さん、新人さんなの?
人懐っこい性格や感情表現、セリフの言い回し、多感な年ごろの女子高生を
うまく演じていました。なんともかわいらしい。

槙生を演じたのはガッキー、小説家だけど、家事はダメダメ、
髪はぼさぼさ、服装も無頓着、がさつな女性な役柄。
ホントは主人公なのかもしれないけど、この映画は朝に持っていかれた感も。

周りの友人には瀬戸康史さんや夏帆さん、
私の好きな染谷将大さんはもっと出番がほしかった笑

でも・・・結局、槙生の姉、朝の母は結局槙生をどう思っていたのか、
そして娘が高校卒業のタイミングで何を伝えたかったのか。
最後まで知りたかったような気もする。。

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あさやん