ザ・フォーギブン 襲撃地帯のレビュー・感想・評価
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誰が悪いとかそういうレベルの話では無い。
「帳消しにする!」と、無茶苦茶暴れてた
あのクソ野郎だってあそこで死んでたら
政府に表彰やら何やら担ぎ上げられて
恩給なんか頂いたりしてたハズ。
犬に噛まれてコケて頭撃っちゃったヤツ然り。
(↑アイツは悪くないぽい雰囲気だが↑)
そりゃニュージーランド政府にも、そしてそれ以外の
全ての役人にもそんなアホはいないと思いたいところだが、
それが本当に判らない。
同じくらいに、「悪いヤツ認定を受けた」ヤツも
本当に悪いかは判らない。
ここまで来ると“ 組織や集団にとって悪とは何ぞや ”で
キリがない。
Googleで「暴動 映画」と検索しても訳の分からない
変な映画しか出て来ない。
「デトロイト」は直接暴動について言及してない。
アフリカ系アメリカ人に対しての、暴動の時に起きた
事件についての映画(私的見解です。)だし
「レ・ミゼラブル」は、アレは理屈抜きで感覚的な
“ 少年たちVS警官数人 ”( だが、間違い無く暴動である )か。
「Vフォーベンデッタ」なんかはもうマーベル違うの?
(アレって脚本ウォシャウスキー姉妹なのね。製作陣もハデハデ。)
やっば映画では難しい題材なのかも知れません。
ヒーロー映画なら、それこそ部族弾圧や政府権力の横暴なんて
昔からずっとずっと描かれ、今後も描かれ続けるだろうけど。
安易に。西部劇や戦争映画みたいに。
何が正しいか、とか、
諍いの原因はいつどこにあったのか、とか、
映画で何時間か観ただけの人間には
計り知れないものがある事だけは間違いないのだ。
映画はマスコミとして一面的に感情に訴求する機能があり、
まさに、暴動の原因としてはかなり有効な・・・。
と、ここまでまたイキオイだけで書いてしまいました。
ごめんなさい。
面白かった。この映画。
一触即発、を越えて爆発しちゃって
あと個人が出来る事と言ったら、
少年を赦し(いや、だからあ、この少年が
ひとつでも悪い事したのかい?)その命を救う事。
あとそうだ。偉そうな顔をして、捕まりに来たぜ、みたいな
自分の体面を通す事が正義だと勘違いしてるおじいちゃん、
あんたソコ間違ってる、と私はそう思った。
誰かの為に、とか子供達の目にはどう見えてるのかとか
各々人物の中ではもう沸点越えてて
政府側のニンジャ達は事態の回収に取り掛かるし、
“ 緊迫感 ”とか“ 正義と責任と体面 ”とか
“ 現場と中央の真ん中に必ず馬鹿が居る ”とかは
映画的落としどころなんだろうけど
更にもっと広くエンタメでもいいから
映画を生産して訴え続けて欲しい。
で、受けとめる側はちゃんと刻み込んで欲しい。
子供達にもいっぱい観せなきゃいけない。
それぞれの視点で次世代に語り継ぐしか無いと思う。
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