春画先生のレビュー・感想・評価
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すけべ心で観に来たけれど
"春画"と聞いて下心が湧かないわけがない
と言っても「私は春画が好きです!」と大声で言うには恥ずかしいしわざわざ人に宣言するものじゃないでしょ
そこに"先生"が付くと何だか取っ付きやすくなったもんだから観たいと言えたんです
でもやっぱりすけべな気持ちはありありで見たいと思ったことは事実です
先生の初回の講義で「春画」に対する下心からもっと他の部分を知りたい!
そう思ったのがこの作品の導入部でした
それだけで春画を真剣に見たいと思わせる説得力があったのです
不埒な気持ちで見に来てすいません、真面目にちゃんと見ますと思い直して見続けておりました
先生の説明に、江戸時代まではもっと男女のいとなみのことはオープンであったとか言ってたな
今の時代になってやっとこんな作品がシネコンで上映される自由な時代になったのですね
けしてポルノ映画ではありません
ありませんがそれを何となしに期待して見に来たことも事実です
でもそれ以上に収穫のあった作品に出会えたと今は思ってます。
大人のカップルで見たらきっと楽しいかも
映画館に入る時はコソコソだったけど出る時は何だか晴れ晴れとした気持ちでしたよ。
性に正解や不正解はない
弓子で働いているカフェで偶然に出会った芳賀と弓子。芳賀はカフェで春画を見ており、みんなから春画先生と呼ばれていた。弓子は興味を持ち、芳賀の家訪れ春画の魅力に気づき、自分の性を開放していきます。それと共に芳賀先生へどんどん恋に落ちていきます。芳賀の周囲が弓子と芳賀に協力し、結ばれていきます。
性の正しい答えに性別や年齢の答えがなく、一見アダルトに見える春画でも味方を変えて見れば美しく見える。江戸当時では娯楽コンテンツとしてみんなが楽しんでいた。そして、性の行為もこれが正解がなく、アブノーマルと思うことでも相手の常識としてはノーマルかもしれない。そこも含めて相手を受け入れられるかどうかですね。
前半のテンポが少し悪く、後半はテンポが良いエンディング繋がりました。
春画の魅力で鑑賞
結構、遠回りした面倒くさい恋愛映画。 本年度ベスト級。
春画の研究者、春画先生とカフェで働く春野の恋愛ストーリー。
春画先生がカフェで見ていた春画に興味を持った春野。
いきなり春画先生の弟子になる展開。
死に別れた妻がいる春画先生に惚れるも、春画先生は妻に未練があり平行線のまま進むストーリー。
なぜか編集者の辻村(柄本佑さん)が美味しい所を持って行く感じ(笑)
春野が春画の素晴らしい所を語るけど、自分には全く刺さらず。
だけど春画の技法は素晴らしいものがあると知る。
そんな中、安達祐実さんが登場。
他の人とは別格な演技に圧倒。
まさかの展開にエロさも急上昇(笑)
彼女に全てを持って行かれた感じ。
春野を演じた北香那さんのR15の体を張った演技は予想外。
春野が意外と家事をそつなくこなすこなす感じが印象的でした( ´∀`)
キレイに撮った艶笑譚
北香那さん出まくってる理由がわかる
本当にそれでいいのですか?
リスペクトが…
YOUは何しにボストンへ?
結局猥褻だけどそれでいいよ!
描かずに紙の白さを活かし局部を隠して描く
前半は春画、後半は春画先生の性癖の話
何かに魅入られた専門バカの異常行動は常人には奇異と感じるのは当たり前なのだが、
春画先生は果たして如何なものか?
今日の情報化社会で知るところによると、
この程度では凡人の域を少し越えたところではないだろうか?
話の展開はオーソドックで、
映倫審査ではR15+に指定されたが、
商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった様に、話しもすんなりと終えてしまう。
だが、鑑賞後なんだかとっても後味がわるい。
誰がが騙されて犠牲となった様な後ろめたさが余韻を引く…
どうもキャスティングのバランスが嫌味なのだろう⁈
また、安物の日本家屋がチープで品格を貶めているのではないか?
何れにしても、
春画を芸術として無修正でスクリーンに映写させたことはかなりの功績として称賛したい。
お疲れ様でした。
(^ω^)
江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。
肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、
妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。
そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。
やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。
「きのう何食べた?」の内野聖陽が芳賀、
アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」やNHK大河ドラマ「どうする家康」の北香那が弓子を演じ、
柄本佑、白川和子、安達祐実が共演。
「黄泉がえり」「月光の囁き」の塩田明彦が原作・脚本・監督を務めた。
映倫審査ではR15+に指定され、商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった。
理屈っぽいピンク映画
「春画」はその後の官能へのとば口
無修正の「春画」が画面に大写しになることから
「R15+」指定なのだと思っていた。
「永青文庫」で開催された”春画展”は観ていないものの、
例えば「藝大」での展覧会では「春画」もさりげなく並んでいたりする。
ほんの少しの注意を添えて。
もっとも、現代アートに於いて
例えば”会田誠展”では
囲われた一角の入り口に、その旨の注記があったりするのだが。
とは言え、本作、
ちゃんとカラミのシーンもあるので、
合わせ技での指定とのことか。
監督の『塩田明彦』は直近では〔さよならくちびる(2019年)〕が快作。
或いは〔黄泉がえり(2003年)〕がヒット作も、
助監を務めた〔神田川淫乱戦争(1983年)〕や
助手の〔ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年)〕あたりが本質ではないかとにらむ。
今回も多くの先達のコラージュをモノし、
時として{小津調}になるバーのシーンでは独り笑っていた。
『春画先生』と近隣でも変人と噂の
『芳賀(内野聖陽)』が喫茶店で『春野弓子(北香那)』にコナを掛けるところから物語りは始まる。
一瞬で「春画」の世界に引き込まれた『春野』だが、
一方で『芳賀』にも興味を持ち、次第にそれは愛情に変化。
また、その感情も捻じれた方向に。
中途から先生の弟子を自認する編集者『辻本(柄本佑)』も絡み、
ストーリーは更にあらぬ方向へ変転。
永く秘め事であった文化を、
江戸時代の大らかな性愛のカタチに戻す啓蒙をする
志しの高い一本と観ていたら、
中途からなんのことはないコメディに転調。
全くの艶笑噺は、しかし爆笑どころは皆無で
微苦笑がせいぜい。
すぱっと脱いだ『北香那』は立派だし、
眉を吊り上げ鞭を振るう『安達祐実』は境地も
全体としては、意気込みだけの空回りに見えてしまう。
「日本書紀」からの『イザナギ/イザナミ』の国造り神話の引用や
『円山応挙』の〔雪松図〕の解説は見事な取り込み。
それに感心していたら、いきなり梯子を外されたような
置いてきぼり感。
肩透かしを喰らったような流れ。
超M変態先生‼️❓超S純愛乙女‼️❓
最後の最後まで、なんて最悪なものを見せられているのだろう、そんな感じでした、編集者の弟子としてるのを聴いて喜んでるなんて。
でも、最後の場面で腑に落ちました。
ああ、出逢いからこれが全てなんだ。
マゾヒストでないと愛せない、それも究極の、絵なんて目眩しなんですね、先生。
で、それで、最高の彼女に出逢いました。
彼女も運命的な出逢い、先生に出逢わなければ死んでたかも。
マゾもサドも致命傷にならない程度なのはご愛嬌。
これほどの酷さで魅力満載な先生は、仁とゆう名作ドラマで龍馬を見事に演じてました、まさにハマり役。
女の子は初めて観たけど、この振り切れた演技と魅力はアカデミー賞級でしょう。
なんとゆうアバンギャルドなラブストーリーなんでしょう。
芸術はあんまり関係ないので肩肘張らずに、是非。
キャスティングはどの役も良かったけど、 北香那の魅力炸裂 この人を...
キャスティングはどの役も良かったけど、
北香那の魅力炸裂
この人を初めて意識しました
きたさんが舞台挨拶で、
愛すべき変態たちが幸せを求めて突き進むって言っていたけど、
まさにそんな映画でした
(言葉はうろ覚えです)
見た後の気分も良い
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