春画先生のレビュー・感想・評価
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途中から、笑うしかなくなったよ
「きのう何食べた?」のケンジ役でそれまでは硬派な役柄が多かった内野聖陽さん、本作ではどのような変身を遂げるのかワクワクして出掛けました。
最初の方は春画が広まった当時の開放的な性に関する文化を取り戻すための啓蒙か?それとも美術として捉えた鑑賞の仕方を発見するための布教なのか?なんて色々考えながらも随所でぷぷぷと吹きながら観ることができたのです。
それが、安達祐実さんが登場してからというもの、急に倒錯した性の世界に転じたようで、笑えはするけれど「こりゃ、何を見せられてるんだ?」と脳内疑問符だらけになりました(右手人差し指を自分の黄門様に刺しながら上に乗っかられたら、色んな所痛いだろうなぁとか、大きなお世話感も抱いちゃいながら😂)。
でもたまにはこんな作品で、爆笑じゃないけどくすっと笑える作品も1年に1回くらいは良いではないの!なんて自分に言い聞かせた次第です。
しかし、北香那さんの眼力はとても強くて印象的でした、今後も楽しみですね。
発情を促す映画です。たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚
ようこそ、変態の世界へ。
春画というちょっとディープな世界を覗き見る気持ちから、
めくるめく変態?の世界への誘いへ。
百人百様の趣味性癖
初めて一人部屋で春画を見た彼女の反応が可愛らしかった
一人だから遠慮なくジロジロ見つつも、
見てしまった事に恥じらいながらもベッドへダイブ!
きっと自分も同じような行動取りそうだな。
春画が入口になって、春画先生への愛に目覚め、
覚醒?してしまう彼女の変化が面白かった。
やっぱり女は強い
変態ゆえの純愛、堪能させていただきました。
ラブストーリー
文化勲章返上せよ💢
タイトル(笑)
文化勲章(紫綬褒章)をつい最近もらったばかりの内野聖陽。
喫茶店で春画を堂々とウエイトレスに見せびらかし、喰いついて来た女子大生アルバイトを自宅に誘う春画先生。勲章貰っている内野聖陽、余裕が感じらました。説得力ありました。
◯◯先生って呼ばれるお方はどことなく滑稽で、親しみやすい感じを受けるので、女子大生もつい油断しちゃうのか?
誇張された巨大な局部についつい目がいっちゃいますが、四角い文鎮で隠して、ひとつの浮世絵としてじっくり観察するという楽しみ方を指南する。インチキ臭くて笑っちゃう。
新人女優の北香那を相手になかなか面白い役だったけど、後半はちょっとベタな倒錯ストーリーになってしまって残念。
はじめて無修正春画が映画にというフレコミでしたが、次から次へと大洪水の如く見せられるわけでもなく、いまのご時世からするとそんなに大してエロくもないので、ついついタイトルに騙されたなぁと反省。
北香那の直接のお相手が柄本佑っていうところもイマイチ。
文化勲章もらっちゃうと直接カラめないのか。だったら、文化勲章返上しなさいよ。
北香那が可愛くてエロかった
男女のセックスシーンを描いた春画の研究者である、春画先生こと芳賀一郎は、妻に先立たれて以来、女性に触れる事なく世捨て人のように春画の研究に没頭する日々を過ごしていた。そんな一郎から春画鑑賞を学ぶ事になった春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、一郎に恋するようになっていった。やがて、一郎が執筆している「春画大全」の完成を急がせている編集者・辻村や、亡き妻の双子の姉・一葉が登場し、一郎に愛されてる弓子は嫉妬され・・・てな話。
弓子が一郎に惚れ、そのために体を投げ出す、なんてストーリーがイマイチよくわからなかった。
弓子役の北香那が可愛くて、エロくて、良かった。
柄本佑の自然な演技は流石だし、安達祐実もなんか吹っ切れた女王様的な演技が良かった。
無修正の浮世絵春画を映画館の大スクリーンで観れるとは・・・ちょっと驚きだった。
飲み込みにくい怪作
つまらなかったか? 嫌いか? と訊かれればノーと答える。でも、不満点も山ほどあるし、物語の着地も予定調和すぎてつまらない。このモチーフならもっと描くべき絵があるはず。
脚本は少し雑で観客の想像力に甘え、先を急ぎすぎている。演出や絵作りも丁寧だが、作り物感が強めで綺麗すぎる。
メインキャストの演技は素晴らしい(とりわけ安達祐実さんの女優としての凄みを再認識した)が、役者魂を見せるべきクライマックスが映像として表現されていない。
テーマを考えればもう少しエグ味が欲しい。
春画という題材が途中から単なる小道具になってしまってることも惜しいし、全体的にどこか噛み合ってないミスマッチだらけの作品でした。
逆にだからこそ嫌いになれず、心に残り続けるのではないか、という稀有な映画体験でした。
春画と性癖と鰹節
今も昔も、あらゆるメディアが発展する契機となるのはエロだである。ビデオテープ、DVD、電子書籍、動画サブスク…。古くは紙への印刷も。一般市民が見るることができるようになったのは、春画を観たいという欲求が強かったからかもしれない(諸説あるとは思うが)。
春画は娯楽作品でありながら、今や芸術として扱われる類のもの。だから、序盤の春画先生が語る作品の解説がとてもおもしろく聞かせてもらった。しかも近代化のために性文化を厳格なものにしていく流れとともに消えていったと。そう考えると、開放的だった昔の日本の性を象徴していると言える。
だからだろうか、後半になると春画とはあまり関係のない、ちょっと変わった性癖や、性の開放の話になっていく。それはそれでなかなか面白かったが、こんな話なのかという違和感の方が強かった。弓子を演じた北香那はよかったけど。序盤の春画を観て興奮を隠せないところや、中盤の嫉妬に狂う姿、そして後半の豹変し罵倒するシーン、どれも素晴らしかった。
普通ではない展開だったが、愛の形を描いた映画だったことはたしか。それなりに印象深い映画になった。
北香那ちゃん、顔も身体も演技も全て美しい。エロい。そして、初ヌードにしてはかなり過激
他の方もおっしゃるように、次第に大人の人間ドラマに移り変わってゆく。タイトルにもある「春画」は単なる小道具で、導入に過ぎない。
「春画」を本気で学びたい真面目な人には期待外れだが、北香那目当ての人や、エロい人間ドラマ好きにはたまらない。大人の人間ドラマとしてみれば普通に楽しめるのでそういうの好きな人にはオススメ。
とはいえせいぜいR15+だしそこまでお色気シーンは多くない。終盤に激しいSMプレイがあるのと、後半に数回程度で、身体や乳房がうつるのは2回くらい。北ちゃんの身体、もっとみたかった。乳房と乳首がすごく好みで、可愛くて、春画と比べ物にならないくらいエロく美しい。ネットとかには写真出てないので、たった2回、チラッと映るあの乳房だけのためにもう一回観に行きたいくらい。それくらいいい胸だった。もっとたっぷり映して欲しかったし、着替えシーンもカットしないで欲しかったから、そこはちょっと不満足。
でも、ヌード初解禁にしてはよくここまで承諾したなという感じ。声が激しかった。
先生は変人、じゃなくて変態
透明感のある北 香那が良かった
浮世絵の世界をもっと紹介してくれれば良かったのに・・・
意外にもエロの要素が強い映画でビックリしました。確かにR15+指定だったので、一定のエロ要素があるものとは思っていましたが、「商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品」という触れ込みだったので、てっきりこの点でR15+になったものと思っていました。しかし実際には無修正春画だけでなく、実物の人間のセックスシーンまであるとは!この意外性は、昨年観た「ビリーバーズ」と同様のものでしたね~
さて、そもそも本作を観に行った動機は、ひとつには浮世絵好きであること、もうひとつは内野聖陽が主演だったことにありました。そうした事前の期待と観終わった後の結果を比較すると、浮世絵の話が足りなかったかなあ、と感じられました。確かに序盤では、内野扮する春画先生こと芳賀一郎が、春画を中心とした浮世絵全般の解説をするシーンがいくつか出て来るものの、中盤以降は芳賀と春野弓子(北香那)の恋物語に焦点が移ってしまいました。もう少し浮世絵に関する超オタク的な蘊蓄を並べるとか、浮世絵の物語と映画のストーリーをシンクロさせるとか、そういった流れがあれば良かったのですが、実際はそうではなく、ちょっと期待外れでした。
また、内野の演技は期待通りだったものの、芳賀の人物設定が謎過ぎるのも気になりました。元々は大学で教鞭を取っていたらしいですが、学内で揉めて今は無職という設定。作家の一面もあるようだけど、最近は原稿も書いてないというので、一体どこから収入を得ているのか?勿論資産家風なので、それならそれでいいのですが、だったら旧華族の末裔だとか、御用絵師の家系だとか、もう少し芳賀のバックボーンとか経済的な側面とかを伝えて貰えると、リアリティが増したんじゃないかなと感じました。
また、周囲の人間を性的に解き放つらしい芳賀が発する不思議なオーラの源泉が何処にあるのかも、もう少し説明が必要だったんじゃないかなと思います。それが先祖由来のものなのか、芳賀一郎の生い立ちに関するものなのか、その辺りが描かれていれば、もう少し物語に没入出来たんじゃないかと感じられました。
エロシーンに関しては、折角春画をテーマにしている映画なんだから、前述の通り実際の春画に準えたものにして欲しかったと思います。後半はエロシーンがちょくちょく出て来るので、眼福にはなりましたが、ストーリーとしては春画の話と乖離してしまっており、特に”女王様”が登場するに至っては、何の脈絡も感じられませんでした。
やはり、いわゆる”お仕事系”の映画に特化して、浮世絵、ないし春画の世界をもっと紹介する内容だったら良かったのにと思わざるを得ません。
春画考察ものかと思いきや特殊性癖ものへシフト
思っていた内容と違って
まるで「当て書き」のよう
相変わらず、劇場で何となく観た予告編以上の前情報なく観た本作ですが、割と序盤から想像と違った印象はどんどんと加速度的にドライブしていきます。それでも戸惑いを感じなかったのは「春画」を題材にしたコンセプトがしっかりしているところ。流石に塩田明彦監督自らの原作・脚本ですから、迷いがないですね。映画の世界観自体が「春画」に通じているようで、一定の品を保ちつつも要所要所に色っぽさや可笑しみ、そして謎めいていて、一見「何だこりゃ」と思う内容なのに、妙に説得量がある気がしてくるのです。
恐らくそう思えるのは間違いなくキャスティングですね。内野聖陽さん、柄本佑さん、安達祐実さんは紛れもなく素晴らしい。まるで「当て書き」のようにハマっていて過剰な演技なのに全く違和感を感じません。そして、不勉強で存じ上げなかったこともあり、探り探り観始めた弓子役の北香那さんは「みっけた」感を錯覚させてくれる喜びがあります。いやいや、彼女は子役の頃から活躍されているんですね。失礼しました。今後はチェックインさせていただこうと思います。
総じて、「思いのほか」良い印象を持ちつつも、ではストーリー的に「面白かったか?」と問われると正直もう一歩かな。知らない世界への興味に対して、やや変化球な攻め方にスカされた感が否めません。何なら、結論をそっちにもっていくとどうしても「春画」に対するイメージが「趣味趣向」止まりしてしまい、本来は「文化」として認識させたい意図があったとしたら逆行してるかな、と。などと、知った風なこと言ってますが、素直な感想ですので悪しからず。
勃起できないジジイのファンタジー
弓子も、演じる北香耶さんも哀れ。かわいそう。惚れる理由もわからないし、(家政婦が辞めたから)君無しではいられないとか、欲しいものがあるから性奴隷になれ、と言われ、受け入れる。家父長制な男性にとって都合のいい考え方に洗脳されてるのかな?
北香耶さんも、周りの大人(もちろんおじさん)に、”これ演じたら一皮剥ける”なんて言われたのかな?乳首ださないと女優は熱演と言われないのは、なぜ?(演技の評価ではない)。どんなセックスしようが知らんが、愛情表現として、男社会の商品になる必要はない。
春画を薄く舐めて、乱交の正当化は、あまりに無礼ではないか。これは”文化の盗用”では?春画に関心ある人は、まるでセックスにしか興味がない、と言わんばかりだ。文化的背景を述べるが、浅い。AIが回答したみたい。
”舟を編む”のような、ニッチな文化論、その周りの愛すべき変人達の物語かと思ったら、イケおじが、若い清楚な娘を自分好みに育てる的な、アイディアのかけらもないプロット。しかもセックスに奔放。加齢臭のおっさんには、たまらんよね。
弓子は、中年になったら、どうなっているのでしょう?ダメな男のせいで、風俗に沈んだ人を思うと、笑えません。
どうか北香耶さんの黒歴史になりませんように。役の幅が狭まりませんように。
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