「捨て方が分からない」うかうかと終焉 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
捨て方が分からない
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要するにモラトリアムなんだけど、あそこまで行くと遅れてきた反抗期。
解体業者に絡むのはヤバい。
説明的でないところや要所の雰囲気は好きなんですけどね。
冒頭、電球を盗むだけに飽き足らず、聞きに来た村井をクスクス笑い、買ってきた電球も渡してあげない。
最初に彼らを好きになれなかったのが最も痛い。
交流がなかったわけでもなく、去り際の雰囲気だと良いヤツなのにハブられてる村井くん…
また、何となくの関係性や想いは察せられるものの、キャラの心情に追いつけない。
特に児玉が感情を吐き出すシーンは、完全に置いてきぼりを食らった。
何というか、ワンクールものの最終回だけ観たような。
これから新幹線乗るのにビールかけ(着替えももうなかろう)したり、行動にリアリティを感じないのも残念。
荷造り以前に転居先は決まっているのかとか、現実的なこともチラついてしまった。
退寮の日に美濃部が見るのがメインキャストのみっていうのも、10年の重みを感じない。
(そしてここでもハブられる村井くん)
何気に児玉も8年とか言ってたけど、あそこの寮生どうなってんだ。
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