テクノブラザーズ

劇場公開日:

テクノブラザーズ

解説

「そして泥舟はゆく」などで知られ、渡辺紘文と渡辺雄司の兄弟が中心となり活動している映像制作集団「大田原愚豚舎」が手がけた音楽コメディ。

荒涼と広がる関東平野に、正体不明の3人組ミュージシャン「テクノブラザーズ」が奏でる音楽が響き渡る。ある日、テクノブラザーズは自分たちの音楽を東京のレコード会社に売り込むため、冷徹なマネージャーの氷室とともに、東京を目指して旅へ出る。

これまでも大田原愚豚舎の作品を数多く上映している、イタリアの第25回ウディネ・ファーイースト映画祭でワールドプレミア上映されて注目を集めた。映画「渇愛の果て、」「メンドウな人々」などに出演してきた柳明日菜がマネージャーの氷室役を演じた。

2022年製作/97分/G/日本
劇場公開日:2023年7月8日

スタッフ・キャスト

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(C)2022 大田原愚豚舎

映画レビュー

4.5曲の勢いがある

2023年8月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

前日見る映画を探していて(見たのは探偵マリコ)、このキービジュに心を奪われてしまった(特に左のおじさんとその帽子)。当日はユーフォ封切日で予約もしていたが、こちらは最終日と知り時間ギリギリで2本立てした。この監督作品は初見。

冒頭のツァラトゥストラから笑ったのだが、続く1曲目の、夕闇に沈みゆくテクノブラザーズの演奏の特異さにすっかり引き込まれていた。全編で多くの曲が演じられる。(自分は全く詳しくないが)最初の方はYMOオマージュのOMYとか、北朝鮮のテクノ楽団のような印象で、おじさんの風体もそれを意識しているのかと想像した。そこから音数やビートなど、次第に進化しているようにも感じるが、全体としては80年代の雰囲気が濃いと思う。(劇場販売していた楽曲CDで聴き返して書いている)

映画は、明らかに「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」のテクノ版というイメージで、構成だけでなくエピソードの展開にも共通点がある。また音楽ロードムービーの親分的な「ブルース・ブラザース」へのオマージュも感じられる。
個人的には、演奏シーンは、カメラがほぼ動かずブラザーズと(困惑する)客のカットバックを繰り返すだけでも全く飽きずに聴き続けられた。一方ドラマシーンは演出がやや単調に感じた。間は嫌いではないが、もう少し緩急のテンポ感があるとよかった。
終演後のトークショー(写真の右のブラザーがそのままの姿で現れて音監・作曲者だった)によれば、3部作の構想があるということで、また会えるのが楽しみである。

余談だが、ブラザーズが公民館で行われる音楽祭に出演したシーンで、他の老若男女が多様な楽器や楽曲で参加しているのを見て、この国では習い事や部活動、また趣味として音楽に馴染みがある人が多いのだなと感じた(30分前に高校吹奏楽部の映画を見ていたこともこれあり)。
奇しくもアフガニスタンで楽器が禁止されたとの報道を目にして思うところがあった。

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LS

4.5自分たちのテクノ音楽を、世間に売り込みたいという兄弟とマネージャー...

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

自分たちのテクノ音楽を、世間に売り込みたいという兄弟とマネージャー。
ロードムービーのような体裁ではありつつ、大田原からほとんど動いてないような。

ビジュアルと音響が、徹底的で。
ドイツのテクノの元祖へのリスペクトを強く強く感じました。

映画館の音響設備の良さも、素晴らしかったです。
新 宿K's cinema さんにも拍手です。

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woodstock

5.0LIVE付上映で観賞!! 続編も期待!!

2023年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

K's Cinemaの生LIVE付き上映で観賞
よくぞこんな映画を作ってくれたと天晴れの一言
テクノブラザーズ面白すぎるし音楽素晴らしすぎるしなぜかカッコよすぎ
映画だけでも十分満足なのに上映後のライヴパフォーマンスが最高すぎた
謎のダンスに笑いが止まらず
続編も期待

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maru
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