「後藤ひとりのはじまり」劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re: トウマ(20代/女)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0後藤ひとりのはじまり

2024年6月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

コミュ障で陰キャな後藤ひとりが内面ではこんな想いを秘めて作詞をしたのかって考えたら、喜多(CV長谷川育美)の魂がこもった歌声と映画館の音響の良さも相まって気づいたら泣いていた。テレビアニメでも泣かなかったのに。

今作の魅力は主人公の“後藤ひとり”ちゃん。
ずーっと1人でギターを弾いていた子が、バンドのために成長していく姿をギターの音から感じられる瞬間がある。テレビアニメでは彼女のことをより丁寧に描写されているけど、総集編だけでもこの音を聞くだけで胸が熱くなると思う。

女子高生バンドのアニメといえば世代的には「けいおん!」だけど、今作はライブハウスを拠点としているので「チケットを売るためのノルマ」や「自分たち以外のファンの中でのアウェーな空間でパフォーマンス」など、かわいいだけじゃない悔しさや苦さも感じるところも魅力。舞台が下北沢なのも含めてよりキャラクターをリアルに感じる。

トウマ(20代/女)