劇場公開日 2024年6月7日

「Auro-3D、Dolby Atmos、DTS…13.1ch設備のある映画館でないとw」劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re: Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Auro-3D、Dolby Atmos、DTS…13.1ch設備のある映画館でないとw

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

以前から『響け!ユーフォニアム』や『マクロス』『THE IDOLM@STER』『ラブライブ!』の各シリーズなど、作品のテーマが音楽や演奏そのものである作品は〝音自慢〟の映画館で観たいと述べていました。
だから首都圏在住時は川崎のチネチッタや都心部のTOHO各館、イオン幕張新都心の音関連イベント上映、はたまた立川のシネマシティなど、『音響』をウリにした映画館での作品鑑賞に拘り、色んなトコ遠征したものです。
ただ残念ながら、今暮らしてる県はそんな贅沢なハコは一切ございません。
音響はせいぜい5.1chのノーマル設定、最低限〝お金もらえる音響〟しかないので、本作も同様に楽曲自体の音を楽しむには至りませんでした。
田舎だから仕方ないですが‥‥

内容に関しては既知なので、総集編としてどう纏まってるかなと言う部分の確認になりますが、カクカクシカジカな部分の演出・魅せ方まとめ方も良好だったと思います。
また簡素なキャラ絵だけど全般的にシッカリ動いてるのは評価が高く、キャラ設定面ではヤドカリの様に箱の中に隠れたがるボッチや、ステージトークはキタちゃんニジカちゃんのコンビで纏めるとか、泥酔ベーシスト・キクリが、演奏中にずっと縦に揺れてるとか、絵面的に何気ないトコが印象に残るシーンが多々あります。
ガールズバンドアニメは他にもイロイロありますが、意識高めのシナリオでロックや精神を強く訴えてくる様な作品より、こう云う日常生活のイチ場面的なユルめの作品が個人的には好みです。

ここまで8話分一気に駆け抜けた訳ですが、残り4話を同じ時間枠で再編集するのも妙な気がするので、ヒョッとして続きを多少引っ付けた続編が連結されてるのでは?と謎の期待も少なからずあります。
更に、総集編ビジネスと揶揄されるかもですが、人気だった作品を再編して映画館上映するってのも、一つの手法としては有りかも知れないと思った次第です(例:鬼滅)。
新作アニメの冒頭を劇場版で先行上映する例はありますが、オチを劇場でのみ公開‥‥てのをやると逆に批判を買うので、この辺はニーズを良く分析して他作品でも実現されると良いかなと思います。

4コマ漫画〝まんタイ〟輩出のバンドネタ作品は2作目で、1作目に続いてのヒット作となりました。勿論楽曲もAppleMusicにて購入済みです。

Geso_de_Nyoro