劇場公開日 2023年10月20日

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価

全390件中、261~280件目を表示

4.5スコセッシとロバートソンのラスト・タッグ

2023年10月24日
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鑑賞方法:映画館

音楽が素晴らしい。
撮影が素晴らしい。
役者は良いが多少飽きてきた。
美術は天国の門なみ。
編集、スコセッシが死ぬまで続けて欲しい。
ストーリーは意外な展開。
IMAX鑑賞。
上映時間はそんなに苦にはならなかった。
本物のオセージ族が協力してくれたそうで、良い結果だと思います。最高‼️

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おさむ

3.0ザ・スコセッシ

2023年10月23日
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206分という大長編と思わず劇場鑑賞。

最後まで脱落はしなかったけども、さすがに勉強不足で話に感情移入できず、今自分がどこに居るのかを把握するのにいっぱいいっぱいで、作品を楽しむことが難しかったです。

中年期から壮年期にさしかかったディカプリオが演じる卑小で頭もよくないアーネスト、デニーロ演じるごく狭い地域の中でキングを自称する田舎ヤクザの伯父、原住民インディアン達の石油に群がる白人達。

どのキャラにも気持ちが向かず、それはとりもなおさずスコセッシの術中にハマってしまったことを意味してるんでしょうが、鑑賞するこちらの疲弊が半端ない。

途中睡魔に襲われそうになりつつも、リータの家爆破あたりで目が覚め、最後は「沈黙」を髣髴させる自然音のエンドロールにスコセッシズムを感じながら劇場を後にしました。

これから鑑賞する方は、少しアメリカインディアンの歴史等の予備知識を入れて行かれた方がいいかも。ミステリーやサスペンスのお話ではありません。

あと髭剃りシーンは名作アンタッチャブルのオマージュですよね。法廷のシーンも何となくあのカポネと重なり、世代的に胸熱でした。

それから義妹の夫スミスはグリーンマイルのボンクラ看守役の人に似てる気がしたのですが、名前を存じ上げず…

本作は映画作品としては良作とは思うのですが、シャッターアイランド、ディパーテッド、キャッチミー、ウォールストリート的なエンタメを期待して行くと少しが当てが外れるかもしれません。

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おたま

3.5プリオの「イ、インスリン」グー!

2023年10月23日
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200分超えとは知らないで観ちゃった。デニーロはいい感じで怪しい笑顔から出てきて「ザ名優」って感じだった。プリオは終始縦皺を顔に作ってたけど、ありゃ観終わった後に考えさせる演出かもね。
沢田研二の「憎みきれないロクデナシ」だね。

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宮内 浩

2.0高評価ばかりなのに私にははまりませんでした

2023年10月23日
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鑑賞方法:映画館

ディカプリオ&ロバート・デ・ニーロのスコセッシ作品、予告を観てからずっと楽しみにしていました
ムビチケを買ってから上映時間206分と知り、その時間の長さに恐れおののきながら観ましたが、時間の長さは全然感じませんでした
なのに私にははまらなくて、私の感性が変なのかと思います
あのお二人の演技は今作でも素晴らしく、退屈するような内容じゃないのに、何で面白いと思わなかったのか
それにしてもこれが実話ベースとはあまりにひどすぎて、「無能力者」という言葉にびっくりすぎました
それを受け入れているようにさえ思えるオセージ族の人達、そんな時代だったのでしょうけど、そういう差別が普通の世の中とは
余韻がさらに残るような自然の中の音だけのエンドクレジット、良かったと思います

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小町

4.5面白かった

2023年10月23日
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わらごんだ

4.5それでも愛してる

2023年10月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

難しい

見る前から分かっていたけど、恐ろしい作品だ。
映画ファンを名乗っているのにふざけんな!と真の映画ファンの方々に叱られるのを覚悟で暴露するのですが、実はマーティン・スコセッシ監督の映画、今の今まで1度も見た事がなくて。本作が〈映画の中の映画〉と称される、スコセッシ作品の鑑賞デビューとなったわけですが、もう言葉を失い、自分の口からは語れないほどの衝撃作でした。

映画人生、最長の206分。
流石に長すぎるだろと懸念していましたが、やっぱり長かった。時間の経過はしっかり感じるし、終わったあとはどっぷり疲れる。だけど、スクリーンに目が釘付けで、緊張感が最初から最後まで続くため、飽きるどころか前傾姿勢になって没頭していました。そこまで大きな動きがあるわけでもないし、基本的には会話劇で退屈な映画になってもおかしくないのに、こんなに観客を夢中にさせるものに仕上げるなんて。鑑賞後、彼の映画を見てこなかったことを酷く後悔しました。人生の○割損してるよとかよく言うけど、これがそうなんだと。長い時間が経過しているのに、ラスト際が1番アガってしまう。

最高の演出と最高のキャスト。
レオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロの至極のアンサンブル。狂気と欲に満ちた、当時の白人という化け物を怪演。ディカプリオから溢れる怒りと涙、そしてデ・ニーロが放つ人間の意地汚さと醜さ。何百回、何千回と言われたことだろうけど、やはりこの2人は尋常じゃなく演技が上手い。というか、その域を遥かに越している。彼らの所業に憎しみを覚えながらも、いくら入れても満たされない壊れた心に、とてつもなく寂しくなる。1つの表情で2つの感情が読み取れる、二面性を持ったとんでもない俳優です。

ストーリーはそう易々と語れるようなものではありません。最近の映画で例えるなら、アメリカ版「福田村事件」のようなもの。重くて、辛くて、実際に会ったことに目を逸らしたくなるような悲惨な殺人事件。本作の元となったのは〈インディアン連続怪死事件〉。時代が生んだ残虐な事件であり、100年前に起こったという、何かと共通点の多い2つの出来事。1つの民族・人種を蔑んで、自分の地位を保ち栄光を得ようとする。それは、例え土地が違えど、欲望を追求するネジが壊れた人々は多くいたのだ。これらの事件が何故、今となって映画化されたのか。過去の時代背景と共に、我々が生きるこの世の中を考え、照らし合わせてみれば一目瞭然。過去を繰り返すなんてあってはならないのに、人間は何度も同じ過ちを犯してしまう。今だからこそ、振り返って思い返してみる時ではないだろうか。

お初にお目にかかりました、リリー・グラッドストーンも善良な人間が荒み、崩れていく姿を熱演。彼女がアーネストにかける言葉が、見ているものの心までも大きく動かします。キャストで言えば、ブレンダン・フレイザーの配役もすごく良かった。音楽や映像、構成に演出などなど、触れたらキリのないほど、本作は完璧に研ぎ澄まされた〈映画の中の映画〉。もう一度見たいと思っている自分が恐ろしく怖いが、何度観ても新たな発見があると確信している。

動乱の時代を生き、ウィリアムという人間の仮面を被る悪魔のような叔父を持ってしまった悲しき元傭兵・アーネストと、想像することすら出来ない悲惨な人生を送った、インディアンであるモーリーとの物語。彼は心から妻を愛していたのだろうか。たとえ愛があったとしても、それは彼女に届いていたのだろうか。何度考えても答えは見つからない。これほど読み解くのが難しい愛は無い。本作はミステリーでも、サスペンスでもない。最高の愛を描く、壮大なラブストーリーなのである。

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サプライズ

5.0さすがスコセッシ監督!

2023年10月23日
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最近の映画は二時間半は当たり前、派手なアクションやらCGを多用する見せ場の多い作品でも最後の30分位が「長いな~もうええで」になってしまうので三時間半はもう辛いだろうなと思いつつも久々のスコセッシ作品、ディカプリオとデ・ニーロの共演、観るしかないだろうと思い覚悟を決めて鑑賞したところ、全く飽きなく最後まで集中して観れました。
真の名作誕生ですよ。こんな凄い映画当分無いと思う。

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ゾロ

5.0是非、映画館でエンドロールの音響を最後まで楽しんで欲しい。

2023年10月23日
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悲しい

怖い

興奮

映画館で鑑賞しました。3時間以上の作品なのでトイレが心配でしたが、映画の世界にどっぷりと浸った事で、お尻が痛くなることも尿意をもよおすこともありませんでした。コレは自分の中では驚きでした。スコセッシ監督の作品としては、個人的には、前作のアイリッシュマンが予想よりも芳しくなかったので、観るまでは少し不安もありましたが、ディカプリオやリリーグラッドストーンの迫真の演技により目が離せない3時間20分となりました。もう終わり?ってあっという間に時間が経つ感覚でした。久しぶりに観た傑作に満足して映画館を後にする事が出来ました。ニューヨークニューヨークでのライザミネリとロバートデニーロの演技合戦のようで素晴らしかったです。この映画は史実が基になっているので、観る前にWEBで調べたらストーリーが分かってしまうので、私のように何の情報も入れずに鑑賞した方が興味深いひと時を満喫出来ると思います。もっと沢山言いたいですがこのくらいにしておきます。

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かっちょ かっちょん

3.0がめつい輩

2023年10月23日
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鑑賞方法:映画館

白人さんとインディアンさんの闘い。
 昔もイギリス人さんがインディアンさんら、先住民が平和に安穏に暮らしているところへその土地に金目の物が出るから。と、インディアンさんを追い出そうとしたり殺したりして植民地支配した話をTVで観たことがある。ジェロニモ?さんなんかも殺されたはず。金の為なら方法を選ばず。の悪人たち。時代背景に合わしての、クラシックカーが見ものでしたね。男らしくなったディカプリオさんも久しぶりに良かった。ロバート・デ・ニーロさん、善人役もいぃですが悪役も、さすが上手いですね、お元気そぅで老舗健在❗って感じでしたね。

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Cinemaオタク女

5.0人間の欲の罪深さは消しようがない

2023年10月23日
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悲しい

怖い

知的

 仕組まれた政略結婚に動揺しつつも、愛する妻を裏切る凡人を通して描く人間の強欲と少数民族迫害の僅か100年前の黒歴史。このクズ男をディカプリオが主役として演ずるのがミソ。すべては石油に基づく悲劇、石油=金、であり湧き出る金目当てに悪が群がる構図。少数派が金を持てば、多数派が群がりむしり取る、古今東西全く変わることの無い侵略と略奪。この米国の消せない事実がどれ程に米国民が周知しているのか分かりませんが、こうした歴史の恥部を曝け出すことは何よりも肝要で、被虐史観を嫌がっていたら何にも前に進みません。

 それにしても、近頃映画が長い!3時間近くなんてザラ、娯楽のマーベルだって風格を醸し出したくやたら長い作品多し。で、本作は3時間26分と類を見ない長尺に、コンパクトな映画3本分ですよ。しかし、何故かそれを感じさせない充実感が全編を覆う快作を、御年80歳の巨匠が成し遂げた。あのAppleが潤沢な資金を惜しむことなく投入し、オクラホマの原野に当時の街並みまでオープンセットで創り上げる贅沢な映像が画面の隅々まで漲る様は壮観。画面はあくまで瑞々しく精緻、丁寧に造り込んだセットも含めなにもかも第一級。$200,000,000すなわち約300億円の製作費は伊達じゃない。

 しかし、2人の会話を切り返しで描くことによる緊張感ある演技合戦がみられるものの、バストショットに拘ったのは、Apple+での配信のためかしらんと穿ってしまうのが少々残念。そもそもジェシー・プレモンス(いい役者ですね)扮するFBIの視点で描かれた原作と聞く、それを主演のディカプリオが凡人アーネスト役を所望したとかで、かなり構造が変わってしまうわけで。ディカプリオが捜査官であれば、オセージ郡の悲劇を解き明かしカッコイイ主人公となり、スコセッシとしても彼らしい骨太の作品に仕上がったと容易く想像出来る。ディカプリオとデ・ニーロが火花を散らすのですよ、美しいモーリーを救う役ですよ、メリハリつき観客の感情移入も容易く、希代の名作となり得たのに。敢えて主体性のない凡人を主役にたてるリスクを払しょく出来たかと問えば、かなりハードルは高かったと言わざるを得ないでしょう。善き人として描き込む必要から随分とシーンが積み重なり過ぎたのではないか。

 そんな難題を自らに課した主演のディカプリオは、ドラマチックに凡人を巧妙に演じ演技の幅を広げたのは確かでしょう。白眉なのは言うまでもなくモーリー役のリリー・グラッドストーンでしょう、泰然と構えつつも仔細な動揺を表現するなんざあお見事。そしてなによりスコセッシと言えばデ・ニーロ、半世紀近く前からのチームである。そのデ・ニーロの善人を纏った最恐悪人が出色も出色、「ゴッド・ファーザー」そのもので嬉しいやら驚くやら。流石の押し出し、しかも全然構えずサラリと流すさり気なさは百戦錬磨のデ・ニーロの至芸。この三人共オスカーのノミネートはほぼ確実ではないでしょうか。

 いよいよの裁判に至り、突然登場のジョン・リスゴーとブレンダン・フレイザーがそれぞれ検察側・弁護側に別れての弁護士として登場の隠し玉。さらにラストには急転直下の朗読ラジオ公開中継に至り、スコセッシご本人まで登場とはサプライズ。一挙にお話が寓話のようにまとめられてしまった。

 インディアンの命なんて軽いもの、てなセリフが登場。この多数派のセリフに「二グロ」とさらに下層の黒人を称する蔑称が、確かに発音されているのに字幕では単に「クロ」とだけ表示。リッチなインディアンに使える召使に白人が担っている現実が許せない、多数派の思い上がりが本作の肝。つくづく人間ってのは進歩が完全に止まってますね、戦争したくてしょうがないのですから。ウクライナでもパレスチナでも、ひたすら武器商人達が小躍りして喜んでますから。

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クニオ

4.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 黒い水が白い人間達を黒い心に染めていく。てか、最初から腹黒いかコイツら!

2023年10月23日
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※2023.10.24. 【ユナイテッド・シネマ橿原】2回目の鑑賞:The second time is even better . 久々と言ってもよいくらい“映画らしい映画”なので、どうしてももう一度観たくなり再鑑賞。1回目よりこの映画の良さと巧みさとがよく分かったように思う。“映画らしい映画”ということでは、やはり今年のベストテンに入るべき映画であろう。

①かなりの長尺だが最後まで飽かせないのはさすがマーティン・スコセッシ。だが、少し往年の重厚さは薄れているようで、期待にくらべ感銘度はやや薄い。
しかし、ブロックバスターばかりの昨今のアメリカ映画でこれこそ映画という作品を取り続けるスコセッシはアメリカ映画最後の良心になるのか、そうは思いたくないけれど。
②金の為なら何でもするのが人間だが、相手が自分より劣っている、同じ土台に立っていないと思うと更に残酷になるというおぞましさ。
③ロバート・デ・ニーロ演じるヘイルが、自分は何も悪いことはしていないと心底信じているのが何よりも恐ろしい。
④レオナルド・ディカプリオ、悪魔の中に放り込まれた天使の役か、と思いきや、コイツも悪魔の手先じゃん、という役柄。
妻に内緒で妻の家族を手にかけていくのに良心は傷まなかったのか、もとから心はなかったか。。
伯父が怖かったのか、金が欲しかったのか、自分でもよく分からなかったのか、あまり頭の良くなさそうな男を如何にもそれらしく演じてさすがだが、これが人間かもしれないと思えても割りきれなさが残る。
最後正義の側についても妻を殺すことに加担したことを言えなかった哀れさ、その時のディカプリオの表情。
⑤最初から全てを見通していたようなモリーの視線、表情。喜怒哀楽を過剰に表さないその表情(遠い祖先が日本人と同じだからか)がこの悲劇をわすれてはならない、と私達に語っているような気がする。
⑥惜しむらくはヘイルの悪行に焦点を絞ったせいか、恐らくもっと広範囲で起こっていた筈のオーセージ族に対する犯罪行為の全体像が浮かび上がってこないうらみが残る。

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もーさん

4.0犯罪者にも愛する人はいるし、人を愛するはできる

2023年10月23日
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怖い

興奮

スコセッシ映画では昔から当たり前にもなっている3時間超えの本作。友人と息を呑んでレイトショーを観に行ったがそこはやはりスコセッシ!1秒も睡魔に襲われることなく鑑賞!
殺人事件モノ?と予告等からは予測できない展開と語るところの多い映画だった故に、月並みな感想だが「とりあえず観ろ!」としか言えない。
時代感もあり眠たくなりそうなものだが巨悪と共にするディカプリオの右往左往には笑いつつ、最後までテンポも良く。妻役のリリー・ブラッドストーンの登場から光る全てを見通した様な凛とした眼差しが、色々ありつつ最後にまた戻りディカプリオに向けられた瞬間は苦しくも痛快で、"1人の物語の終わり"を感じた。
ラスト、エピローグの演出についても「またスコセッシやってんなあ!」とニヤけてしまう。

とはいえやはり長い映画だが、観終わった後の満足感も持続する良い映画だった。

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ezio

3.5デニーロとレオ様、見たい気持ちが長い映画というハードルに勝って鑑賞...

2023年10月23日
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デニーロとレオ様、見たい気持ちが長い映画というハードルに勝って鑑賞
レオ様登場から悪い顔付き。
敢えてこの役をやりたいって言ったそうだが、
刑事役だったならもう少しスカッと終われた気がする。
ネイティブ・アメリカンの話は聞いたことがあるがここまで酷いなんて、正に事実は小説よりも奇なりだ。
弁護士さん、ハムナプトラではないか、あんなに太っちゃって…
そう言えば「ホエール」とか言うおデブさんの映画やってたっけ
とにかく長くって少し眠くなりかけた。
レオ様、本当におバカで、
デニーロ、本当口が上手くって
早く気づけよ。
面白かったけどけどなんか疲れた。

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花

4.0レオ様かっこわるー

2023年10月23日
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かっこわるい芝居が、
あまりに見事なので、
約200分が長く感じなかった。

背中を少し丸めて
(シーンによっては背中に何か入れてた?)、
視線が定まる事も少なく、
相手によって優しくしたり、
脅したり。

デ・ニーロ、アル・パチーノに限らず偉大な俳優は、
かっこわるい表現が多彩。

たっぷりと5秒以上のカットが観れる作品は、
絶滅危惧種かもしれない。

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蛇足軒妖瀬布

4.5ディカプリオは適役だったか?

2023年10月23日
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himabu117

5.0206分

2023年10月23日
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公開されたら絶対観に行く!監督の一人マーティン・スコセッシの新作ですよー❗

前作「アイリッシュマン」はNetflix配信だったので(一部映画館でも公開)待望の劇場版ですよ

ディカプリオとデニーロ、新旧スコセッシ映画の看板二人の共演です❗

時間も三時間オーバー!と、高齢者の下半身事情も何のその、御年80のスコセッシ御大にはいつまでもパワフルな映画を作り続けてほしいものです

ジョン・リスゴーやブレンダン・フレイザーも出演していましたが、中盤以降出てきたジェシー・プレモンス(はい、よくマット・デイモンに似てると言われる人)がピリッと映画を締めていましたね(もうキルスティン・ダンストの旦那の人ねとはイワセナイゼ~)

「ギャング・OF・ニューヨーク」「ウルフ・OF・ウォールストリート」に続くスコセッシ監督の「OF映画」に外れなしと言うことで…(キングOFコメディモネ~)

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うんこたれぞう

3.5アメリカの暗部を描く衝撃作でした。

2023年10月23日
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上映時間3時間26分を覚悟して見ました。前半の人間描写やカット割りは見事で時間を忘れるほどの出来でしたが、後半は裁判劇と事件後の顛末エピソードの寸劇がテンポ感が変わってしまってダラダラしてた気がしました。
油田地帯の土地の権利を保有する裕福なインディアン部族が徐々に狡猾な白人達に財産を奪い取られてゆく悲劇を描いたスコセッシらしい歴史劇です。
20世紀初頭の時代背景も丁寧に描いていて二人の主役の演技合戦は見ごたえがあります。
アメリカの暗部を描いた渾身の力作です。軽い娯楽作品ではないので覚悟を決めた人にだけお勧めです。

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Yoji

4.0あまりの情けなさにビックリ

2023年10月23日
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レオ演じる主人公アーネストの軽薄さが光る今作。
初めはデニーロ演じるキングにいいように使われて多少可愛そうとも思ったが、次第にアーネストの意志の弱さに辟易し、やることなすこと全部半端で上手くいかない姿に哀れになってしまう。
終盤の立場を二転三転させる姿は滑稽で、自分の意思はないんかと呆れた。自業自得だが、最後全てに見放された時の虚脱感もお見事。

デニーロの怪演も凄い。オセージの支持を集める聖人のような姿の裏で、着々と富を得ようと画策する腹黒さが凄まじい。アーネストとの圧倒的な格の差に震えた。

アーネストがいなければ本当のキングになれたのにね…

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いたかわ

3.0ディカプリオの演技力でクズ男オブザイヤー決定

2023年10月23日
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悲しい

単純

長い。
話の中に大きな山場や盛り上がりも感じられずの約3時間半。
けれど退屈かと言うとそうでもなく、登場人物たちがこの後どういう行動に出るのか、どういう選択をするのかと目を離せなかった。
なにしろロバートデニーロとリリーグラッドストーンを除くほとんどの人物が、びっくりするほど頭が悪い且つ、性格が悪い。ロバートデニーロも頭は良さげに振る舞うけど、性格が悪い。
ディカプリオに至っては、頭が悪くて考えなし、後先考えず他人に操られ行動して嘘をつき、挙句、自分はバカじゃないと思っている救いようのない人物。ついでに三下にはイキり散らかす超超超小物。
欲に忠実とか貪欲とか聞くと、己の信念を持ち、手段を選ばず欲しいものを手に入れる悪党を思い浮かべるが、このキャラクターは本当に小物。信念も無ければ計略を巡らせる頭脳もなく、他人に言われるまま流されて悪事を働く。
こんなにも無能で嫌な奴と3時間半を共にしたストレスがすごい。エンドロールが始まったら叫び出しそうだった…が、スコセッシから“静かに黙って最後まで動かず観てろ”というメッセージを受け取り、心の嵐が過ぎるのを待った。

この映画の素晴らしいところは、とにかくディカプリオの演技力が高いというのが知れるということ。
演技力が高すぎてクズ男すぎて、映画が終わる頃には嫌いになっていた。
早く次の出演作が観たい。

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uru

4.5至福の映画体験

2023年10月23日
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全編206分と身構える長さながら、体感は106分程度。恐るべき面白さ…
20世紀初頭のネイティブアメリカンに対する虐殺・搾取の真実を描く!
映画の尺以上の物語を詰め込むためにめちゃくちゃテンポは良い。そしてテンポ良く丸め込まれていく、驚くほどしょうもない男、ディカプリオ。
そしてまるで新興宗教の教祖のような丸め込み師、デニーロ。最高…ww
言われることに適当に返事しているうちにのっぴきならない状況に追い込まれ、やがて最愛の妻までも…
そしてそれを妻からやんわり詰問されると言うね…
面白すぎるだろう!
残念なのはこれを制作したのがAppleのため劇場公開が極めて短いこと。絶対に劇場で観るべき。

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ぱんちょ