「・今回のMVPは間違いなくグラッドストーン。眼差し、表情、佇まい、...」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
・今回のMVPは間違いなくグラッドストーン。眼差し、表情、佇まい、...
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・今回のMVPは間違いなくグラッドストーン。眼差し、表情、佇まい、どれをとっても凛として美しいのに、どこか儚げで危うい。だけど溢れるオーラは圧倒的に強く、魂の慟哭に全てを持って行かれる。
演技や表情にぐっと惹き込まれ、間違いなく物語を牽引していた。
スパイクリーも主演女優賞はこの人だと発言しているらしいけど、それあるかも、と簡単に思ってしまうぐらいには鮮烈な印象がある。
・最後、上からの踊りのシーンは鳥肌モノ。
ラストシーンは、歴史は円環しているとも捉えられ、切なく苦しくなった。
・エンディングで静かに響き渡る自然の音は民族に対する畏敬の念でもあり、犠牲になった、いくつもの魂に捧げる静かな祈りにも聞こえる。
・後半、ジリジリ追い詰められていくディカプリオと衰弱していくグラッドストーンの、手に汗握る演技合戦。ずーっと持続する緊張感で、眠くなる隙がない。
・タルサの虐殺への理解はマスト。時代背景など理解してから見るのがオススメ。今作に関しては原作本の需要高いはずだから、劇場で販売して欲しい。エンドクレジット終わった後に原作本販売サイト飛べるQRコード映し出されるとかあっても売れそう。フライヤーにあってもいいと思う。今回のイベントに関しては村山さんから「大草原の小さな家」の背景について言及もあったから、イベント後、それも合わせて原作本販売されていたら自分の財布ヤバかったと思う。
話の中で「遥かなる大地へ」なども出てきたので、作品についてもっと知れる一覧集あると便利かもしれない。
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