「インディアンの命は犬の命より軽い」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ゴンザレス基文さんの映画レビュー(感想・評価)
インディアンの命は犬の命より軽い
この映画の伝えたいメッセージはこのセリフにあると思う。
終始一貫したメッセージとして強調されていたのが、インディアンの人権の軽視。
映画内では時代背景が省略されていたが、均等受益権、後見人制度などインディアンの苦悩・迫害の通史を学んでいないと、問題の深みには到達できないと思った。
この問題の根深さは現在にも至る人種主義の横行にも通じていると言える。
ただの暴力性に頼るだけでなく、それぞれの台詞を際立たせる脚本も素晴らしかった。
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Mさんのコメント
2024年3月4日
このレビューの題名のような状況の中で、リリーさんの演技が光りましたね。
人づてに聞いた話では、アメリカの人種差別は凄まじいらしいですね。
実際に差別されてみないとわからないことがたくさんあるのかもしれません。