「言ってショミカシ」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
言ってショミカシ
オイルマネーに沸くオクラホマ州にて、先住民のオセージ族の女性モリーと結婚したアーネストだが、周りのオセージ族が次々と変死していくという事件が発生し…といった物語。
利権と欲望の渦巻くドラマ作品。
アーネストの叔父は地元の有力者らしく、色々と牛耳っているようだが…そして石油による巨万の富を得たオセージ族…その相続権がどうたらこうたら…なるほどそういうことですね。
全体を通し、シンプルな展開と言えばそうだが、自分の欲望の為によくこんなことまでできるな~という、人の心を持たない輩の存在には愕然とさせられますね。
その他、結局アーネストの本当の気持ちはどっちだったのだろうか?また、モリ―の方はどのくらいわかっていたのだろうか…。
そんなことを考えながら観られる、難しくも深い作品だった。
物語自体はとても良くて面白かったのですが…ただやっぱりワタクシにはちょっと長すぎたかな…。面白ければ時間を感じない、ということはよくあるけれども、本作は面白くはあったが体感時間はそれこそ3時間半どころではない、もっと延々と感じられた作品だった。
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