「上質な知るための映画」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン Hironori Skywslkerさんの映画レビュー(感想・評価)
上質な知るための映画
スコセッシが盟友であるデニーロと
ディカプリオを迎えて描いたテーマに驚かされた。
白人はいかにネイティブアメリカンから
土地と資源を奪い、彼らを虐殺したのか。
背筋が凍るような残忍な手口の数々、
愛も慈悲もない悍ましいシリアスな物語は実話。
企画をスコセッシに持ち込んだのはディカプリオ。
これまでアメリカ史を白人中心で
描いてきたスコセッシが
本作の監督をすることに意味を感じた。
ディカプリオ、フィルムメーカーとしての才能も素晴らしい。
デニーロ、ディカプリオが最高の演技を見せる中、
ディカプリオの妻を演じた
ネイティブアメリカンの女優が素晴らしく
作品の中で唯一の“希望”を体現していた。
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