「口は災いの元」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 23さんの映画レビュー(感想・評価)
口は災いの元
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石油の利権を持つインディアンと財産を狙い謀略を巡らせる一家の話。
戦争から戻ったアーネストは伯父を頼り舞台となる土地へ住むこととなり、そこに住むモリーへアプローチを仕掛ける。
きっかけは石油利権を手にできるという叔父のアドバイス。
晴れて結婚する2人だが、兼ねてからの動機を実現させるためにモリーの一家は次々に殺害されていく。
殺人が進むなかでも表面上アーネストはモリーを愛しているように映る。しかし叔父に唆されるままにモリーの一家を侵食する。
モリー自身も糖尿病が悪化し、インスリンによる治療を受けていたが、周囲を警戒しアーネストにしか注射を打たせなくなる。
FBIの元組織により事実が晒されていく中、モリーはアーネストへ注射の中身について尋ねる。
アーネストは実際に家族を愛していたのだろうが、叔父に唆されるまま金を取った。鎮静剤と称した薬品について何も言わずに注射を続けた事がそれを証明している。モリーの核心を突く質問、信用していた描写があるだけに病院に搬送された後如実に回復する最中の胸中は計り知れない。
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