「中身は何だったの?」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン カズユキさんの映画レビュー(感想・評価)
中身は何だったの?
こないだ鑑賞してきました🎬
とても恐ろしい事件ですね。
ディカプリオ演じる帰還兵のアーネストは、叔父でオセージヒルズの王と呼ばれるロバート・デ・ニーロ演じるヘイルを頼ってオクラホマへきます。
そこで暗に、オセージ族の女性と結婚を勧められ、徐々にリリー・グラッドストーン演じるモリーと親密になっていくアーネスト。
2人は結婚しますが、前々からオセージ族の財産に目をつけていたヘイルは、アーネストを上手く巻き込みつつ邪魔者を容赦なく排除していき‥。
リリーの親族はどんどん殺されていき、しまいには彼女の持病の糖尿病の薬と偽って、毒を投与させていたヘイル。
もう何でもありですね😥
更にリリーの直談判により、ワシントンから捜査員が派遣されると、身の危険を感じたヘイルは、関係者を口封じに殺されるよう仕向けたり。
アーネスト自身も、明らかに怪しい署名をさせられます。
この時は、流石にヘイルの方が胡散臭くて、アーネストがなぜ応じるのか私には分かりませんでした😥
あそこまで一緒にやってたら、感覚が麻痺するのですかね。
恐ろしいヘイルに従い続けていたアーネストも、留置場でリトル・アナという娘の死を知らされます。
この時のディカプリオの演技は、全身で哀しみを表現していますね。
表情や挙動が、悲壮感にあふれてました。
そしてとうとうヘイルの悪事を証言することになります。
後日、モリーに薬の中身を聞かれたアーネストは「インスリンだよ」と。
モリーは無言で出ていきました‥。
彼女は薬ではないことに気づいたんでしょうね。
アーネストもうすうす気づいてるようなシーンがあったような。
後日談として、アーネストとモリーは離婚したこと、ヘイルは終身刑になるも後年、模範囚として出所したことなどが語られます。
最後はあの人物も登場。
200分超えの非常に長い映画ですが、見応えありましたね😀
序盤に時折モノクロで、実際のオセージ族とおぼしき映像も映りました。
監督の思いが垣間見れますね。
リリー・グラッドストーンの、元気な時と消耗してる時の演じ分けや、どこか浮世離れしてるような印象を感じる表情、見事でした🙂
デ・ニーロ演じるヘイルは冷酷さが、よく出てましたね。
計算高く、金に汚いというレベルを超えてました。
ディカプリオやデ・ニーロも非常に良かったですが、1番はリリー・グラッドストーン演じるモリーですね😁
一見の価値ありです❗
トミーさん、モリーを演じたリリー・グラッドストーンは本当に理知的でしたね。
オセージ族の人達は、正に人間扱いされてなかったですよね。
モリーがワシントンまで行かなかったらどうなっていたか‥。
考えるのも怖いです。