「久々の名作誕生」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン よっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
久々の名作誕生
まず出だしから、これぞ映画と云ったカメラアングルに魅了され、どんな作品なのか期待に胸が膨らむ。時は先住民族や黒人等の生命が軽んじられ、同じ白人同士でも貧民だと差別されていた頃の話し。スコセッシは先ずドキュメンタリータッチで先住民族が殺害され、しかも大してその事を白人達は究明すらしない事を描き、その頃のニュアンスを視聴者に伝える。何時ものスコセッシ節じゃなく淡々とした描き方が、後々迄心に染み渡る。アカデミー賞のノミネート間違いなし。ディカプリオもデニーロも持ち味が良く発揮されており、オーセージの言語を覚えて迄演じている事に役者魂を観た。しかし白眉はリリー・グラッドストーン。参りました。
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