「だれない」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
だれない
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ジョン・ウィック(3時間)と迷ったが、こっち(3時間半)を見た。
オールした次の日だったから耐えられるか心配だったけど、眠くもならず見ることができた。
社会派ではあるが、定期的に衝撃的なシーンがあり退屈な場面はあまりない。映画館で集中してみるのが正解かも。
1920年代、オクラホマ オセージ郡にいる先住民オセージ族が60人余り殺害された事件が題材である。
レオは家族思いであるが、叔父のデニーロに言われるがまま殺害命令出すし、普通に人殺すし矛盾してる。裏表があるっていうより欲望に抵抗できなかった感が強い。奥さんに投与してるインスリンに混ぜた鎮静剤が毒だってことに気付いていたのかな、、。
罪悪感からか自分に入れたシーンもあったし、最後の奥さんの質問に答えられなかったし、きっと知っていた。
それでも奥さんへの愛は本物だっただろうから複雑。
自分では手を下さないデニーロがいやらしい。
この時代の命は軽いなぁ。家族や友人が徐々に殺される虚しさや、次は自分かもという怖さに耐えられなくなりそう。
オセージ族という存在も、こんな事件があったのも知らなかった。忘れてはならない歴史をこうやって知ることができる映画大好き。
本来ならディカプリオはFBI役のオファーがあったらしい。
だがFBIが主人公だと、当時の白人とオセージ族の関わりが深く描けないという理由で、オセージの旦那役であるアーネストになったらしい。
FBI役にブレイキング・バッドのトッドが出てて嬉しかった。
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