「犯罪者にも愛する人はいるし、人を愛するはできる」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
犯罪者にも愛する人はいるし、人を愛するはできる
スコセッシ映画では昔から当たり前にもなっている3時間超えの本作。友人と息を呑んでレイトショーを観に行ったがそこはやはりスコセッシ!1秒も睡魔に襲われることなく鑑賞!
殺人事件モノ?と予告等からは予測できない展開と語るところの多い映画だった故に、月並みな感想だが「とりあえず観ろ!」としか言えない。
時代感もあり眠たくなりそうなものだが巨悪と共にするディカプリオの右往左往には笑いつつ、最後までテンポも良く。妻役のリリー・ブラッドストーンの登場から光る全てを見通した様な凛とした眼差しが、色々ありつつ最後にまた戻りディカプリオに向けられた瞬間は苦しくも痛快で、"1人の物語の終わり"を感じた。
ラスト、エピローグの演出についても「またスコセッシやってんなあ!」とニヤけてしまう。
とはいえやはり長い映画だが、観終わった後の満足感も持続する良い映画だった。
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